マジックっていうか魔法じゃない?
【ストーリー】
マジシャンとして一流の腕を持つアトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)は、フォー・ホースメンというスーパーイリュージョニストグループを束ねていた。彼らはマジックショーの中で、ラスベガスから一歩も動くことなく、パリにある銀行から金を奪ってみせた。この件を受けて、次の計画を彼らが実行する前に食い止めようとFBI特別捜査官のディラン(マーク・ラファロ)が捜査を始めるものの……。
【キャスト】
ジェシー・アイゼンバーグ:J・ダニエル・アトラス
マーク・ラファロ:ディラン・ローズ
ウディ・ハレルソン:メリット・マッキニー
メラニー・ロラン:アルマ・ドレイ
アイラ・フィッシャー:ヘンリー・リーブス
デイヴ・フランコ:ジャック・ワイルダー
コモン:エバンス
マイケル・ケイン:アーサー・トレスラー
モーガン・フリーマン:サディアス・ブラッドリー
【スタッフ】
監督:ルイ・ルテリエ
製作総指揮:ボアズ・イェーキン/マイケル・シェイファー/スタン・ヴロドコウスキー
脚本:エド・ソロモン/ボアズ・イェーキン/エドワード・リコート/ブライアン・タイラー
2013年 125分
<シネマトゥデイより>
グランド・イリュージョンは普通に楽しい。けど普通。
この映画は派手だ。予告も派手。キャストも派手。やる事も派手。続編も派手。
でも、この映画を絶賛している人ってあまり聞かない。僕も当時見たけどそんなにはまらなかった記憶がある。
改めて見返して見るとやはり映画としては普通だった。楽しくなくはない。でも普通。
よくある事だがギャップがマイナスに働いた映画の一つだと思う。派手な先入観が。
ストーリーはテンポよく進み約2時間退屈する事はないのだが、序盤にあるフランスの銀行からお金を盗み出すシーンがピークだった。
あの時はワクワクした。この後は何してくれるんだろうと。何でこんなマジックをするんだろうと。
でも、期待は超えてくれなかった。マジックのシーンも最初が一番よかった。
カーアクションも余計だった。こいつらマジシャンだぞ。無理に盛り上げようとしないでくれ。
変な組織が出てきた時は興醒め。なんだよアイって。と文句を垂れながらも楽しめる作品です。
グランド・イリュージョンはわかりやすいストーリー。オチは分かれる。
マジシャン対警察。
これは分かりやすい。ただ、インターポールから派遣されたメラニー演じるアルマ・ドレイはいらなかった。
監督がフランス人だったから使いたかっただけとしか思えない。
活躍する訳でもなく、最後は意味もなくマーク・ラファロ演じるディランと恋に落ちる。
この2人の展開は本当に無駄だなと思った。誰もそんな風に2人をを見てなかったから。
そこまでしてこの女優さんに見せ場を作ってあげたかったの?と変に勘ぐってしまう。
この映画のオチは、、「監督、それをやられちゃおしめえよ。それはなしだろ」が感想。
この手の映画を見る時はどうしても黒幕が誰かを考えながら見てしまう。皆さんもそうでしょ?
っで、僕は黒幕候補にマーク・ラファロを外した。要するにまんまと騙された訳だ。
でも聴いてほしい。何で外したのか。
黒幕の見当をつける時は真っ先に怪しい奴は黒幕じゃないだろ。普通。
あと、たまたま捜査のトップに選ばれた奴が黒幕って。出来過ぎやしないか?マークラファロは長年FBIにいた人だよね?
お父さんがマジシャンだったって。最後に言われても。
でも警察の無能っぷりは際立ってたから、それを指揮してた人が黒幕で問題ないのか。
これは負け惜しみなのかな。
グランド・イリュージョンのキャストは豪華。でもそれなら後の2人も、、
キャストは豪華だ。本当によくこの監督にこんな豪華メンバーが集まったと思う。失礼だけど。
ジェシー・アイゼンバーグ/マーク・ラファロ/ウディ・ハレルソン/マイケル・ケイン/モーガン・フリーマン
みんな僕の好きなキャスト。この人達が一堂に会するのは嬉しい。
マーク・ラファロの関連はなかったけど、
ジェシー・アイゼンバーグとウディ・ハレルソンは『ゾンビランド』の2人。
マイケル・ケインとモーガン・フリーマンはアルフレッドとフォックスだ(ダークナイト)。
こういうのはなんか嬉しいんです。ストーリーとは関係ない部分だけど沢山映画を見ていて良かったと思える時です。
っで、この映画で思ったのがアイラ・フィッシャーとデイヴ・フランコ。フォー・ホースメンのメンバーの2人。
先に言っておくと、この2人は全く悪くない。何ならかわいそうだ。
何が言いたいのかというと、ちょっと弱い気がする。ジェシー・アイゼンバーグとウディ・ハレルソンと並べると。さらに相手がマーク・ラファロとマイケル・ケインとモーガン・フリーマンだと。
この2人のファンの人は本当にすみません。
ここまで周りを豪華にするなら、この2人もある程度ネームバリューがないと正直目がいかない。ただの引き立て役に見えてしまう。いくらフォー・ホースメンと言われても同列に見えない。
もうここまできたら『オーシャンズ11』みたいにして欲しかったな。
そしたらもっと寒くなる可能性あるか。
『グランド・イリュージョン』のまとめ
あんまり褒めていないですが、決してつまらない作品ではないです。
頭を使わず細かい所に目を向けず、アクション映画を見る感覚で見てもらえたら一番違和感ないかもしれません。
サスペンス映画として見ると細かい所や軽さが気になるので。
お気楽娯楽映画を見たい気分の時は是非。
マジックっていうか魔法じゃない?は禁句です。
U-NEXT/PrimeVideo/Hulu/Netflixで配信中。
『グランド・イリュージョン』のスタッフとキャストの他の映画
監督:ルイ・ルテリエ:『トランスポーター』
ジェシー・アイゼンバーグ:『ジェシー・アイゼンバーグ おすすめ映画ランキングまとめ』
マーク・ラファロ:『キッズ・オールライト』/ 『それでも、やっぱりパパが好き』/『ブラインドネス』/『コラテラル』/『エターナル・サンシャイン』
マイケル・ケイン:『プレステージ』
モーガン・フリーマン:『オブリビオン』/『ゴーン・ベイビー・ゴーン』
デイブ・フランコ:『ウォーム・ボディーズ』/『21ジャンプストリート』/『22ジャンプストリート』/『NERVE/ナーブ 世界で一番危険なゲーム』
*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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