『WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々』 ☆☆☆☆☆☆ 少年は駄目じゃない! ネタバレ映画レビューブログ

WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々 ☆☆☆☆☆☆




WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々

この邦題は納得出来ない!

【ストーリー】

郊外に小さな事務所を構える弁護士のマイク(ポール・ジアマッティ)は、不況のせいで毎月の必要経費の支払いも滞りがちだった。そんな折り、彼は身寄りのない老人レオ(バート・ヤング)の後見人になることで、毎月いくらかの収入を得ることに成功する。だが、ある日突然、レオの孫だと名乗る少年カイル(アレックス・シェイファー)が現われ、マイクは困惑する。

【キャスト】

ポール・ジアマッティ:マイク

エイミー・ライアン:ジャッキー

ボビー・カナヴェイル:テリー

ジェフリー・タンバー:スティーヴン

バート・ヤング:レオ

メラニー・リンスキー:シンディ

デヴィッド・トンプソン:ステムラー

マーゴ・マーティンデイル:エレノア

アレックス・シェイファー:カイル

ニナ・アリアンダ

シャロン・ウィルキンス

クレア・フォーリー

ティム・ランサム

【スタッフ】

監督:トム・マッカーシー

製作総指揮:ロリ・キース・ダグラス/トム・ヘラー

脚本:トム・マッカーシー

音楽 ライル・ワークマン

2011年 106分

<シネマトゥデイより>

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WIN WIN “ダメ男とダメ少年の最高の日々”って邦題は納得いかない。

WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々

ハゲ散らかしたポール・ジアマッティ主演のハートフル映画。

王道のいい話かと思いきや、地味に気分が悪くなる。

何よりも”ダメ男”と”ダメ母”に。

そして邦題のダメ少年って言葉に。

WINWINは簡単に言うと、ダメな大人を許し、再出発をはかる映画です。

許すのは主人公の高校生。

彼はダメ少年ではない。

大人たちが自分の利益を優先した結果、家出をしただけなのだ。

レスリング仲間を鼓舞し、娘たちとは仲良くし、おじいちゃんの事を唯1人大事に思っている。

それを何がダメ少年じゃ!

タバコ吸ったり、タトゥーは入ってるけど。

無理やりごろよくする為にくだらない邦題つけんな!

WINWINダメ男とダメ少年の最高の日々のストーリー(ネタバレ)

WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々

小さな弁護士事務所を構えるマイク(ポール・ジアマッティ)は、お金に困っていた。

事務所のボイラーやトイレ掃除も業者に頼めない程に。

そんな時に、マイクは客であるレオの後見人になって、収入を得る事を思いつく。

レオには娘がいたが疎遠になっていて、連絡も取れなかった。

後見人になったマイクは、レオが持ち家で暮らしたいという意向を無視し、介護施設に入れていた。

ある日、マイクはレオの家の前で1人の少年が座っているのを発見する。

少年の名前はカイルで、話を聞いてみるとレオの孫だというのだった。

カイルは母親の麻薬中毒っぷりと、彼氏が嫌になって逃げてきたのだ。

マイクの家族は、カイルを見捨てる事が出来ず、母親と連絡が取れるまでは家で預かる事にする。

カイルはレオの元にせっせと通い、心から祖父であるレオの事を大事に思っていた。

また、カイルはレスリングの才能があり、カイルが教えているレスリング部のエースとなる。

カイルが入ってからレスリング部は大きく変わり、マイクもカイルの事を信頼していた。

だが、ある日カイルの母親が会いに来る。

目的はレオの相続金。

カイルも地元に連れて帰ると言う。

動揺したカイルはレスリングの試合でも荒れてしまい、反則負けになてしまうのだった。

カイルはこのまま残りたいと母親に言うが、母親はマイクがレオを施設に入れた事を説明する。

後見人になったのも金目当てだった事だと言う。

カイルはマイクに問い詰めると、マイクは全ての事実を認め反省する。

その真摯な態度を見たカイルはマイクを許すのだった。

カイルは地元に残ることに決まる。

カイルの母親はレオの金だけもらう事で、カイルから手を引くのだった。

マイクは弁護士事務所をたたみ、バーテンダーとして生活費を稼ぐのだった。

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WINWINダメ男とダメ少年の最高の日々は脇役のお陰で軽くなった。

WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々

主人公のマイクを許せるかどうかで、WINWINの印象は大きく変わる。

僕はどうしても許せなかった。

レオを施設に入れてしまうのが。

100%金目当ての行動なのだ。

優しさは皆無だ。

一瞬、マイクも罪悪感を覚える。

でも、生活の為に金を選ぶ。

面倒を見る気はないのに。

ダメ男だ。

そして、カイルの母親。

ドラッグ中毒で、彼氏もクズ。

レオの相続金目当てで、面倒を見る気はないが連れて帰ろうとする。

この母親は最後までクズだ。

カイルは置いていく、レオも置いていく、金は貰う。

まともな神経ではない。

幼い頃レオからひどい扱いを受けていたと言ってたけど、だとしてもだ。

何よりもカイルの事を愛しているとも思えないのが残念だった。

マイクもカイルも自分の事だけ。

これだけ見ると何も良い映画ではない。

でも、WINWINは嫌いになれない。

それは周りの存在だ。

マイクの友人で、レスリングの副コーチに突然なったテリー。

元々レスリングのコーチだったが、テリーの出現でポジションが危うくなったスティーヴン。

母性と正義感の塊で、優しさを併せ持つマイクの妻ジャッキー。

カイルのレスリング仲間のステムラー。

WINWINの本筋のストーリーとは彼ら彼女らはあまり関係ない。

でも、言ってしまえば脇役の人たちが、絶妙に軽さを出してくれた。

WINWINダメ男とダメ少年の最高の日々の絶妙なキャスト。

WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々

ポール・ジアマッティとボビー・カナヴェイル。

この2人のおじさん目当てに見た映画です。

最高でした。

ハゲてて太ってて最低の事をしたマイク。

そんな彼をポール・ジアマッティが演じると憎めない。

弱い男が似合う。

でも、子供に謝る事が出来るかっこいい大人でもある。

僕は許せなかったけど。

ボビー・カナヴェイル演じるテリーは、ストーリー上必要ありません。

嫁が大工と浮気して家を取られたストーリーも必要ありません。

金持ちの設定も生かされません。

でも、最高。

この2人が出てるだけで、映画に軽さが出ます。

コメディに逃げる必要がなく、軽さが出せる俳優さんは貴重だと思う。

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『WINWINダメ男とダメ少年の最高の日々』のまとめ。

WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々

タイトルとキャストだけ見て、ただのハートフル映画だと思ったら大間違い。

意外と苦い話です。

結構イライラします。

でも、高校生に大人が真剣に謝り、チャンスをくれと頭を下げる。

これは何故かグッとしてしまった。

頭を下げさせて溜飲が下がるって事じゃない。

心からの謝罪だったから、こんな気持ちになったのだろう。

WINWINから学べたのは、素直に謝る事の大事さだった。

U-NEXTで配信中。

『WINWINダメ男とダメ少年の最高の日々』のスタッフとキャストの他の映画。

監督:トム・マッカーシー:『スポットライト 世紀のスクープ』

ポール・ジアマッティ:『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』/『シューテム・アップ

ボビー・カナヴェイル:『アントマン&ワスプ』/『アザーガイズ 俺たちスーパーポリスメン』/『PARKER/パーカー


*本ページの情報は2019年3月時点のものです。
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