ぽっちゃりなジョナ・ヒルとブリー・ラーソンが良し!
【ストーリー】
ジョニー・デップの初主演作で出世作となった同名テレビシリーズを映画化。監督はフィル・ロードとクリストファー・ミラー、脚本はマイケル・バコール。主演は「マネーボール」のジョナ・ヒルと「G.I.ジョー」のチャニング・テイタム。全米で1億ドルを超える興行収入をたたき出し大ヒットとなった。犯罪特別操作課に配属されたジェンコとシュミットは、青年犯罪を撲滅するため高校での潜入捜査を開始するが、あまりの楽しさに高校生活をエンジョイしてしまう。だが彼らはそこで、高校にはびこる凶悪犯罪を目の当たりにし…。
【キャスト】
ジョナ・ヒル:シュミット
チャニング・テイタム:ジェンコ
ブリー・ラーソン:モリー
デイヴ・フランコ:エリック
ロブ・リグル:ウォルターズ氏
アイス・キューブ:ディクソン警部
ダックス・フレイム
クリス・パーネル
エリー・ケンパー
ジェイク・ジョンソン
ニック・オファーマン
ホリー・ロビンソン・ピート
ジャスティン・ハイアーズ
ジョニー・デップ
ピーター・デルイーズ
【スタッフ】
監督:フィル・ロード/クリストファー・ミラー
製作総指揮:ジョナ・ヒル/チャニング・テイタム/エズラ・スワードロウ/タニア・ランドー
原作:パトリック・ハスバーグ/スティーヴン・J・キャネル
脚本:マイケル・バコール
音楽:マーク・マザースボウ
2012年 109分
<allcinema ONLINEより>
21ジャンプストリートが日本未公開とは勿体無い!
21ジャンプストリートが日本未公開だったなんて、、
やはり日本でコメディは難しいのか。
日本だとジョナ・ヒルとチャニング・テイタムじゃ客が呼べないのか、、
ブリー・ラーソンもまだ売れる前だったし、、
これならジョニー・デップの名前も最初から入れとくべきだったかもしれない、、
それぐらい勿体無いんです!
原作は1987年、ジョニー・デップが初主演したテレビシリーズだ。
僕はこのドラマを全く知らなかったが、この映画はそんな事知らなくても十分楽しめる。
男同士の友情、青春のやり直し、ちょっとした恋愛と青春映画としても良作だ。
もちろん下ネタもあるけど、、、
さらにコメディだからといってストーリーにも全く手を抜いてない。
この映画をアメリカンコメディは苦手だからと敬遠している人は勿体無い!
21ジャンプストリートは青春バディムービー。ちょっと恋愛も。
高校時代は全くいけてなかったシュミット(ジョナ・ヒル)とイケイケだったジェンコ(チャニング・テイタム)は警察学校で偶然再開する。
シュミットは頭が良いけど運動は駄目。
ジェンコは運動神経抜群だけど勉強が駄目。
そんな2人はそれぞれの弱点を補う為バディを組む事に。
警察学校を卒業してからは公園勤務で全くテンションの上がらない2人。
だが、ある日公園でドラッグを吸っているギャング達を発見する。
2人は逮捕をしようとするが失敗。
シュミットは相手に逃げられ、ジェンコは捕まる事は出来たが権利を読み上げられなかったからだ。(あなたには黙秘権がある、、、みたいなやつ)
そんな失敗をしでかした2人は、若いという事もあり高校の潜入捜査官に選ばれる。
高校生の間でドラッグが蔓延していたのだ。
その本部が置かれている場所が21ジャンプストリート。
2人はそれぞれの得意分野、シュミットは勉強、ジェンコは運動とクラスを分けて潜入するはずが、手違いで逆に。
さらに、時代は移り変わり当時は全くいけてなかったシュミットがイケてる側に、逆にジェンコの方がイケてない側に属するように。
シュミットは学生時代がイケてなかった分、潜入捜査を心から楽しみ学校生活に没頭してしまう。
ジェンコはイケてない科学部の生徒と打ちとけ合い、彼らに盗聴器を作ってもらいドラッグを校内で捌いているエリック(デイブ・フランコ)に仕掛ける。
2人はそれぞれの学校生活ですれ違うように。
ある日、エリックが校外でドラッグを捌く情報を盗聴器から得る。
仲違いしていた2人だがエリックを追いかける。
追いかけた先にいたのが、公園でドラッグを吸っていたギャング達だった。
取引が終わった後、ギャング達を追いかけていた2人だが、ミスを犯してしまい逆にギャング達に追われるように。
何とか逃げ切った2人だが、完全に仲違いをし捜査からも外されてしまう。
だが、プロムの日にドラッグの供給者が来るという情報を得た2人は勝手に潜入する。
そこでまたギャング達と対面。ちなみに供給者は学校の先生だった。
ギャング達を片付けた2人は供給者の教師も追い詰め逮捕に成功。
今度は無事に権利を読み上げる。
初逮捕に成功した2人は上司からも褒められ、次は大学潜入を宣告されるのだった。
ストーリーはめっちゃ単純です。
じゃあ何が良かったかって言うと主演2人のストーリー。
そもそも20代半ばの2人が高校に潜入してる時点でめちゃくちゃですが、、そこがまたよくて。
2人は高校時代全く別の人生を歩んでいました。
シュミットはチビのエミネムと呼ばれるような典型的なイケてない男。
ヒップホップの格好で無理してるんだけど周りからは馬鹿にされ、プロムに誘った女の子にも迷惑がられる。
そんな男が潜入捜査だとイケてる側に回るのだ。
時代は変わる。ジェンコ曰くGreeのせいだ。
頑張ってる事がカッコよくて、すかしてるのがダサい。
エコや菜食主義がかっこいい、燃費の悪い見た目だけの車がダサい。
この価値観の変化によってシュミットはイケてる側に回る。
そこで学園生活を謳歌してしまうのだ。潜入捜査は置いといて。
それにイライラを募らせるのがジェンコ。
学生時代シュミットを馬鹿にしていた自分が今ではイケてない側に回らなければならない。
相方は学園生活を楽しんでいる。
自分は捜査に全力なのに相方はそうじゃない。
それである日爆発。仲違い。
この2人の物語がグッときました。
最初は仲悪かった2人、警察学校でパートナーに、また距離が空いてしまった2人、でも最後は元どおりに。
王道すぎるけどいいんです。
最後2人が権利を読み上げる所。グッときますね。ジェンコちゃんと覚えたんだ。
21ジャンプストリートにぴったりの2人。
ジョナ・ヒルとチャニング・テイタムの2人はこの映画にぴったりだろう。
イケてない役をやらせたら右にでる者がいないジョナ・ヒル。
イケてる側に回った時もいいんです。
調子に乗ってるのが全身から出ているのがリアルで、、慣れてないなー。イケてるの。
後はドラッグが回ってきた時。最高です。
陸上のシーンは何回も見てください。
これは文字だと伝わらないんで。
チャニング・テイタムはいいですね。古いタイプのイケてる具合が。
ムキムキでスカしてるのがカッコいいって本気で思ってる痛い奴。
でも、イケてない連中とつるんでる時が本当に楽しそうで。
こいつらのリーダーみたいになり、女をあてがう男気も見せる。
最後まで古いタイプのイケメンを熱演してました。
この2人以外思いつかないぐらいハマり役でした。
あと忘れちゃいけないのがブリー・ラーソン。
めちゃめちゃムッチリなんです。でもね、それが良くてね。見てください。
『21ジャンプストリート』のまとめ
誰が見ても楽しめる映画だと思います。
最初にも書きましたがアメリカンコメディあるあるの下品すぎる下ネタも少ないですし。
アクションも実は派手で全然安っぽくない。
カーチェイスもなかなか良かった!
そして何より終盤にある銃撃戦!
まさかのジョニー・デップ登場!これは本気でビックリした!
ドラマシリーズに登場してたからという理由でこんな映画にも出演するなんて。
彼の男気に惚れました。
ちなみに続編『22ジャンプストリート』では大学に潜入します。
PrimeVideoで配信中。
『21ジャンプストリート』のスタッフとキャストの他の映画
続編:『22ジャンプストリート』
監督:フィル・ロード/クリストファー・ミラー:『くもりときどきミートボール』
ジョナ・ヒル:『マネーボール』/『スーパーバッド 童貞ウォーズ』
チャニング・テイタム:『エージェント・マロリー』/『ワン・ナイト』/『マジック・マイク』/『サイド・エフェクト』
ブリーラーソン:『ドン・ジョン』
デイブ・フランコ:『グランド・イリュージョン』/『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』/『NERVE/ナーブ 世界で一番危険なゲーム』/『ウォーム・ボディーズ』
*本ページの情報は2018年11月時点のものです。
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