『ワン・ナイト』☆☆☆☆☆☆ 10年後の同窓会。ネタバレ映画レビューブログ

☆☆☆☆☆☆




ワン・ナイト

オスカー・アイザックがカッコ良すぎる。

【ストーリー】

高校卒業から10年―。近く彼女にプロポーズしようとしているジェイク、高校時代の彼女と結婚し子供をもうけたカリー、ロックシンガーとして活動するリーヴスら、かつての仲間たちが同窓会で再会することに。
最初は、穏やかに久しぶりの再会を楽しんでいた面々だったが、酒も進み、時間が経つにつれ、自分たちが10年前から何も成長していないことを感じ始め…。

【キャスト】

チャニング・テイタム:ジェイク

クリス・プラット:カリー

オスカー・アイザック:リーヴス

ジャスティン・ロング:マーティ

マックス・ミンゲラ:AJ

ロザリオ・ドーソン:メアリー

アンソニー・マッキー:アンドレ

ジェナ・ディーワン=テイタム:ジェス

アリ・グレイナー:サム

ケイト・マーラ:エリース

リン・コリンズ:アナ

【スタッフ】

監督・脚本:ジェイミー・リンデン

製作:マーティ・ボーウェン、ウィク・ゴッドフリー、チャニング・テイタム、リード・カロリン

撮影:スティーヴン・ファイアーバーグ

2011年 100分

<amazonより>

ワン・ナイトは10年後の同窓会。

ワン・ナイト

高校を卒業してから10年後の同窓会の話。

それぞれ環境が代わり、パートナーがいる人もいれば、子供がいる人もいる。

でも実は離婚の危機を迎えていたり、パートナーに不満があったりもする。

高校時代の反省をしたい人もいれば、当時を思い出したくない人もいる。

 

ワン・ナイトは穏やかです。

同窓会ではっちゃけようっていう映画ではない。

昔の恋人と再会しても、熱く燃え上がる展開もない。

男同士が小さな事で諍いを起こすような展開もない。

女同士の醜い展開もない。

たくさんの登場人物が当時の思い出を語ったり、これからの事を話すだけ。

だから映画としての盛り上がりに欠けてるのは否めない。

でも、ただ日常のおしゃべりが見たい人にとってはハマるはずです。

おとなのけんか』や『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』が好きな人は気にいるはず。

これらは会話劇の名作だと思ってます。

ただ、比べると『ワン・ナイト』はだいぶ小粒に感じますが。

 

ワン・ナイトは何故か情報がほとんどありません。

チャニング・テイタムのWikiにも載ってないし、、、なかった事にされてる。

監督のジェイミー・リンデンは『親愛なるきみへ』の脚本などを書いています。

そして、彼女はレイチェル・マクアダムス、、羨ましい。

ワンナイトのストーリー(ネタバレ)

ワン・ナイト

登場人物毎に紹介します。

ストーリーはあってないようなものなので。

チャニング・テイタム:ジェイク

この映画の主人公。

彼女のジェス(ジェナ・ディーワン=テイタム)とは3年半の付き合いで、指輪を買っているが、プロポーズが出来ずにいる。

高校時代に付き合っていたメアリー(ロザリオ・ドーソン)と同窓会で出会う。

メアリーとは真剣に付き合っていて、彼女の父親が心臓病で倒れた時も朝まで付き添っていた。

この病気のせいで、2人はプロムに出れなかった。

ジェイクは大学に行き自身を成長させたいと考えていた為、メアリーの事ばかりに関わってはいられなくなる。

それで2人は自然と別れる。

10年ぶりに出会ったメアリーには婚約者がいて、身ごもっていた。

婚約者とも上手くいってるみたいだった。

だけど、同窓会の最後、みんなが店から出た後に2人は踊る。

プロムの時に踊れなかったから。

ジェイクはメアリーからプロポーズの後押しをしてもらい、メアリーと別れる。

ジェイクは先に帰った彼女の元に向かうのだった。

クリス・プラット:カリー

高校の同級生のサム(アリ・グレイナー)と結婚し、2児の父。

サムからは外でお酒を飲むことを止められていたが、この同窓会だけ許可をもらう。

カリーはこの同窓会でやらなければいけない事があった。

それは謝罪。

当時、恐らくいじめていたであろうオタクの連中に謝りに行く事だった。

会が始まり、早速謝罪をしに行くカリー。

だが、相手は見るからに迷惑そうであった。

それでも強引に相手の輪の中に入ろうとするカリーは、今でも変わっていなかった。

それを見ていたサムはカリーを止める。

次第に酒に飲まれていくカリーは、酔いも回り上着を脱いで歌い出す。

それを見たサムは呆れるばかりだった。

会の終盤、カリーは寝てしまい、彼を起こしに行くサム。

するとカリーの額にはマジックで”今でも嫌なヤツ”と書かれていた。

サムは優しくカリーを起こし、連れて帰るのだった。

オスカー・アイザック:リーヴス

シンガーソングライターのリーヴスは、忙しいスケジュールの合間を縫って同窓会に参加する。

同級生達も彼の参加に驚き、会場に姿を現した時は人だかりが出来た。

リーヴスには高校時代にいい感じになった女性がいた。

彼女の名前はエリース(ケイト・マーラ)。

他の同級生は彼女の事を覚えてない人もいるぐらい存在感のない女性だった。

彼女もまた早く社会に出たいと思いながら高校生活を送っていた。

リーヴスはエリースを見つけるやいなや、彼女に話しかける。

エリースはリーヴスが歌手になっていた事は知っていたが、曲は聞いた事がなかった。

2人は当時の写真が並べられた場所に行き、思い出話などでひとしきり盛り上がる。

酔ったカリーに促され、リーヴスはみんなの前で一曲歌う事に。

そこで歌ったのが” Never had”彼の中で人気のある曲だった。

この曲を初めて聞いたエリースは驚く。

この曲はエリースの事を書いた曲だったのだ。

歌い終わったリーヴスとエリースは微妙な関係に。

エリースには彼氏がいたが、リーヴスは構わずアプローチをする。

最後、リーヴスとエリースは連絡先を交換し、キスをするのだった。

ジャスティン・ロング(マーティ)とマックス・ミンゲラ(AJ)

マーティとAJは腐れ縁で、常に2人でつるんでいた。

マーティは地元を離れNYに住んでいる。

AJは家庭を持ち、ボートを買っていた。

2人は高校時代のマドンナ的存在のアナ(リン・コリンズ)と寝たいと考えていた。

AJは家庭があるから、マーティのサポートをするはずだったが、お互いに足を引っ張り合って上手くいかない。

2件目のパーティ会場にアナが行かないと言うので、2人は後をつける事に。

パーティクイーンのアナが行かないなんておかしいのだ。

お酒が入っていた事もあり、アナを驚かそうと家の前の大木にトイレットペーパーで作ったデコレーションを作り出す。

その最中にアナに見つかり怒られる。

家に入れられた2人は赤ん坊の鳴き声を聞く。

アナは2児の母になっていた。

しかも父親はそれぞれ違う。

アナは高校時代のキラキラした生活から一変していた。

そしてそれを嘆いていた。

そんなアナを見た2人は自分達も充実していない現状を話し慰める。

NYに住んでいるが劇狭のアパートだとか、離婚しようとしているとかだ。

マーティはアナに”今まで以上に輝いてる”と甘い言葉を囁き、アナを涙させるのだった。

10年振りの距離感の心地よさ。

ワン・ナイト

ワン・ナイトは小さなエピソードが細かくある映画です。

あまり多くを語らず匂わせる程度に抑えてるのは非常に良かった。

もう少し過去の事を掘り下げて、しっかり説明してよって気持ちもわかる。

けど、このあまり多くを語らないのが10年の歳月を感じさせるのだ。

 

どこまで聞いていいのかな?

あの事を覚えているかな?

過去を蒸し返しても大丈夫かな?

こんな感じで、10年振りに会うと絶妙な距離感が出来るものだ。

だから、映画としては盛り上がりに欠け、深く語られない分、感情移入できるような人物もいない。

それでも、絶妙にぎこちない距離から徐々に縮まっていき、そこからさらに踏み込むか踏み込まないか。

この心の距離感が心地よかった。

 

上記で紹介した人物以外にも、たくさんの小さなエピソードのある人たちが登場します。

10年経ってもパリピのままのアンソニー・マッキー。

日本人の女性と結婚し、もうアメリカに帰ってこないと宣言する男。

黒人に憧れてた事を彼女に知られ、気まずくなるカップル。

ちょっと多すぎたかなと思わせるけど。

『ワン・ナイト』のまとめ

ワン・ナイト

今までの人生が愛おしいから、この先の人生も愛せるはず。

だったらなぜ過去を振り返る?

楽しい未来が待ってるのにだ。

 

途中、こんな言葉がある。

ワン・ナイトを象徴する言葉だと思う。

 

ワン・ナイトに出てくる人物は過去を懐かしみながらも、過去にすがる人はいない。

あの頃に戻りたいと思った事はあるにしろ、今を生きている。

同窓会が終わった後、みんな出発するのだ。

それが変な感傷モードにさせず、良い意味で軽さを出している。

 

でも、一番の見所はオスカー・アイザック。

彼が歌うシーンは是非見てほしい。

この映画の彼は最初から最後までカッコイイです。

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』よりも前に弾き語りをしてました。

U-NEXT/Netflixで配信中。

『ワン・ナイト』のスタッフとキャストの他の映画。

チャニング・テイタム:『21ジャンプストリート』/『22ジャンプストリート』/『エージェント・マロリー』/『ドン・ジョン』/『アン・ハサウェイ/裸の天使』/『サイド・エフェクト』/『マジック・マイク

オスカー・アイザック:『ドライブ』/『ギリシャに消えた嘘

クリス・プラット:『マネーボール

アンソニー・マッキー:『L.A.ギャングストーリー』/『ハーフネルソン


*本ページの情報は2019年2月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。