薄くて不快で豪華な映画。
【ストーリー】
「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイが大胆なセックスシーンに挑んだ青春サスペンス。ロサンゼルスの裕福な家庭で育った女子高生アリソンは、退屈な暮らしに嫌気が差しドラッグやケンカに明け暮れる毎日。ある日、仲間と一緒に治安の悪いヒスパニック街へ繰り出したアリソンは、そこでドラッグの売人ヘクトルと出会う。彼らギャングの刺激的な生き方にひかれていったアリソンは、仲間に入れてくれるよう頼み込むが……。
【キャスト】
アン・ハサウェイ:アリソン・ラング
ビジュー・フィリップス:エミリー
マイケル・ビーン:スチュアート・ラング
マット・オリアリー:エリック
フレディ・ロドリゲス:ヘクター
ローラ・サン・ジャコモ:ジョアンナ・ラング
マイク・ヴォーゲル:トビー
【スタッフ】
監督:バーバラ・コップル
製作総指揮:アンドレアス・グロッシュ/サミー・リー/ジョナス・マッコード/アンドレアス・シュミット
脚本:スティーヴン・ギャガン
音楽:クリフ・マルティネス
2005年 85分
<映画.comより>
アン・ハサウェイ/裸の天使。タイトルからして危険な匂いが、、、
この邦題のタイトルからして駄作の匂いがプンプンしている。
以前紹介した『ウェス・クレイヴン’s カースド』の時にも書きましたが、
“映画のタイトルに監督やキャストの名前がついている物は地雷説”
この映画はもちろん日本未公開。
恐らくプラダを着た悪魔でブレークしたアン・ハサウェイの名前を使い、小遣い稼ぎが出来ないかと考えたのだろう。
その結果『アン・ハサウェイ/裸の天使』
ちなみに原題は『Havoc』意味は、(自然力・暴動などの)(めちゃめちゃな)破壊、大荒れ、大混乱。
おい!邦題考えた奴!エロ目的の客しか相手にする気がないじゃないか!
この邦題はマジで意味わからないです。
裸の天使でも何でもありません。
ただ、アン・ハサウェイが裸になるってだけです。
でも、この判断は正解だと思う。
この映画の中身はスッカスカでうっすい!
人種差別やドラッグ、ティーン特有の悪への憧れ。
これらがペラッペラの内容ながら描かれてます。
感想を一言で言うと、反吐が出る!
何の覚悟のない連中の発言や行動は見ていて不快だ。
ハロウィンでトラックをひっくり返した連中を見せられてる気分になります。
エロ以外の魅力が全くない!
だからこそ、この邦題は最低だけど最高だと思う。
アン・ハサウェイ/裸の天使のストーリー。
ロサンゼルスの裕福な家庭で育ったアリソン(アン・ハサウェイ)
両親との仲は微妙で、会話が少なく家で会う事もほとんどない。
そんなアリソンの拠り所となっているのがPLCという白人ギャング集団だった。
彼女はそこのリーダー格であるトビーと付き合っていた。
ある日、スリルを求めてスラム街でヒスパニック系のギャングが牛耳るイーストL.Aに向かうアリソンとトビー達。
そこでドラッグを買おうとするトビー。
だが、売人のヘクトルと取引で揉める。
その結果銃を突きつけられたトビーは失禁。
アリソンはヘクトルに許しを請い、トビー達と地元に引き返す。
次の日、学校で会ったトビーは平然とギャング達をやっつけた的な武勇伝を語っていた。
その場に居合わせたアリソンはトビーの心配をしながらも、呆れていた。
そんな時、親友のエミリーから女だけでパーティーをしようと提案される。
酒を飲んだせいもあるが、アリソン達はまたもスリルを求めてイーストL.Aに向かう。
そこにはヘクトルがいた。
彼からパーティーに誘われるアリソン達。
そこでアリソンとヘクトルは仲を深めていく。
その事を知ったトビーはアリソンを問い詰めるが、アリソンは相手にしなかった。
後日、アリソンとエミリーはまたもイーストL.Aに向かう。
ヘクトル達が集まっているパーティーで楽しむ中、アリソンはギャングに入れてほしいと提案する。
ヘクトルはサイコロを振って出た目の数だけの男とセックスをするなら入れてやると条件を出す。
アリソンとエミリーは条件を飲んでサイコロを振る。
アリソンは”1″エミリーは”3″の目が出る。
そこで事が始まろうとした時、アリソンは怖くなって拒否をする。
エミリーも最初はノリノリだったが、怖くなりその場を後にする。
エミリーはその時の恐怖から両親にレイプされたと相談。
警察に通報した結果、ヘクトルは逮捕される。
この件がトビーの耳に入る。
前回恥をかかされた事もある為、武装してイーストL.Aに向かうトビー達。
だが、乗り込んだ先にギャング達はいなくてその家族である女性や子供達がいた。
何も出来ずに帰るトビー達。
一方、逮捕されたヘクトルの件で不利な証言をさせない為にアリソン達を脅しに行くギャング達。
だが、途中警察に見つかり地元に帰るように促される。
その帰り道でたまたま出会ってしまった、トビー達とギャング。
トビーはギャングに向けて発砲するのだった。
ペラッペラのカッスカス。そして不快。
この映画を簡単に言います。
金持ちのお嬢さんがスリルを求めてギャングに接近。わがままを貫き自分は無傷。
この映画は本当にうっすいんです。
まず、白人ギャング集団PLC。
こいつらの魅力の無さが半端ない。
ちなみにメンバーにはジョセフ・ゴードン=レヴィットとチャニング・テイタムがいます。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットはリーダーの右腕キャラ。
ただ、死ぬほどダサい。
チャニング・テイタムは5回ぐらいしか喋りません。
問題はリーダーのトビー。
こいつはマジで半端ないぐらいダサい。
敵のギャングに脅されて失禁する時点で、、こいつヤバイとは思っていた。
そこから嘘を吹聴して回り、最後は銃で解決を図る。
理由はなめられたから。
本当にしょうもない奴だ。
白人から文化は生まれないとヒップホップを聴き、話し方も黒人口調。
ダサい。
こいつは死んでもいいと思った。
ギャングにボコボコにされろと。
でも、やらないのがイーストL.Aのギャング達。
こいつらはいい奴すぎる!怖さが足りない!
暴力はやらない。
アリソン達に直前に逃げられてもお咎めなし。
次の日にのこのこと現れたアリソンに対しても追い返すだけ。
もうね、1発ぐらいぶん殴ってやれよって気持ちでしたね。
アリソンはクズです。
金持ちで満たされてるけど、両親からの愛情が薄く寂しい人って設定。
「退屈で退屈で死んじゃいそうよ」
って、まあよくいる若者ですよ。
だからってスリルを求めて何度もギャングに会いに行き、直前で怖くなって逃げる。
お前のせいで逮捕者でてんだかんな!
エミリーとの仲もよく分からんよ。
何でこんな薄っぺらい連中しか出てこないんだ。
それなのに人種問題や貧富の差を描こうとするから中途半端になる。
みなさんお待ちかねの裸の天使。
多分アン・ハサウェイが脱いだのは3回ぐらい。
この映画は駄作だと思うけど、これらのシーンにはやはりドキドキした。
女性の皆様ごめんなさい。
プラダを着た悪魔やキャットウーマンですからね。
若い時から色気が出まくりです。
しかもこの映画では割とノリが軽く際どい発言も多い。
ただ、どれも寸止めばかりだ、、
映画としてはそれでいいと思う。
それが見たい訳じゃない!
でもね、、まあ、、消化不良、、
ですよね、男性の皆さん。
『アン・ハサウェイ/裸の天使』のまとめ
すっごいつまらない訳じゃないです。
最後まで観れたのは短いからって部分もありますが。
ただ、あまりにも薄く不快な言動が多いのが観ていてイライラした。
登場人物の誰にも共感できない。
全員1発づつぶん殴りたくなるような映画でした。
今や売れっ子のジョセフ・ゴードン=レヴィットとチャニング・テイタムの下積みが見れたと言う点では良かったです。
エロを取ったら魅力なしの映画です。
U-NEXTで配信中。
『アン・ハサウェイ/裸の天使』のキャストの他の映画
アン・ハサウェイ:『ラブ&ドラッグ』/『ゲットスマート』/『セレニティー:平穏の海』
ジョセフ・ゴードン=レヴィット:『LOOPER/ルーパー』/『50/50 フィフティフィフティ』/『ドン・ジョン』/『プレミアム・ラッシュ』/『陪審員』
チャニング・テイタム:『21ジャンプストリート』/『22ジャンプストリート』/『エージェント・マロリー』/『ドン・ジョン』
*本ページの情報は2018年12月時点のものです。
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