肩の力を抜いて観よう。
【ストーリー】
アメリカ極秘スパイ機関“コントロール”が国際犯罪組織に襲撃され、スパイたちの身元が明るみになってしまう事態が発生。そこでコントロールのチーフ(アラン・アーキン)は、分析官のスマート(スティーヴ・カレル)をエージェントに昇格させ、整形したばかりの美女、エージェント99(アン・ハサウェイ)とコンビを組ませる。
【キャスト】
スティーヴ・カレル:マックスウェル・スマート
アン・ハサウェイ:エージェント99
アラン・アーキン:チーフ
ドウェイン・ジョンソン:エージェント23
テレンス・スタンプ:シーグフリード
ケン・ダヴィティアン:シュターカー
マシ・オカ:ブルース
ネイト・トレンス:ロイド
テリー・クルーズ:エージェント91
ジェームズ・カーン:大統領
デヴィッド・ケックナー:ララビー
ダリープ・シン:ダリープ
ビル・マーレイ:エージェント13
デヴィッド・S・リー:クリスティック
ジェフリー・ピアソン:副大統領
ケリー・カーバッツ:ジュデイ
パトリック・ウォーバートン:ハイミー
【スタッフ】
監督:ピーター・シーガル
製作総指揮:ブルース・バーマン/スティーヴ・カレル/デイナ・ゴールドバーグ/ジミー・ミラー/ブレント・オコナー/ピーター・シーガル
脚本:トム・J・アッスル/マット・エンバー
音楽:トレヴァー・ラビン
2008年 111分
<シネマトゥデイより>
ゲットスマートは観る人の期待を裏切らない。
銃を構えるアン・ハサウェイの髪に隠れる、主演のスティーヴ・カレル。
このパッケージだけで中身が推測できる凄さ。
この映画は”ザ・アクションコメディ”です。
以前紹介した、スティーヴ・カレル主演の『デート&ナイト』に近い。
肩の力を抜いて、頭を空っぽにして、ぼーっと観るのに最適です。
ただ、この手の映画ははっきり言って好き嫌いが別れる。
アメリカンコメディが苦手な人は全く面白くないだろう。
くだらない笑いが詰め込まれただけで死ぬほどつまらない作品もある。
でも、この映画はアクションも意外といい。
期待してなかったってのもあるが、十分楽しめる。
コメディは苦手だからと観ていない人も、この映画なら楽しめると思う。
特に男性は!
この映画のアン・ハサウェイを眺めてるだけで幸せになれますよ。
彼女が全身整形をした人物って設定が最高です。
ゲットスマートのストーリー(ネタバレ)
アメリカ極秘スパイ機関“コントロール”に分析官として勤務するマックスウェル(スティーヴ・カレル)
彼は花形であるエージェントになる為にダイエットを頑張り、7回目の試験を受けたばかりだった。
試験は無事合格、だが分析官として優秀すぎる為に現場仕事であるエージェントには昇格させてもらえなかった。
意気消沈するマックスウェル。
だが、ある日、コントロールの本部が敵対組織の “カオス”に襲撃され壊滅する。
さらにコントロールのエージェントの個人情報も盗まれ、各地で殺されていた。
そこで、まだエージェントとして顔が割れていないマックスウェルをエージェントにする事に。
そして、全身整形したばかりの優秀なエージェント99(アン・ハサウェイ)とコンビを組ませる。
マックスウェルとエージェント99は最初こそぎこちなかったが、徐々に良いコンビになっていく。
カオスの目的は核爆弾で、世界を混乱に陥れる事。
そこで核爆弾の製造工場に潜り込み、工場を爆破する事に成功する2人。
だが、現場検証を行ったエージェント23(ドウェイン・ジョンソン)からその製造工場には核などなかったと報告を受ける。
この事で、マックスウェルはカオスのスパイ容疑をかけられ拘束される。
独房に収監されるが、とある所から大統領を爆殺する計画の情報を得る。
なんとか独房から脱出したマックスウェルは、エージェント99と上司の元に向かい信用してくれと話す。
なんとか協力を得たマックスウェルは爆殺が予定されてる会場に向かう。
そこで、エージェント23こそが裏切り者だと気付いたマックスウェル。
エージェント23はエージェント99を人質にとり車で逃走する。
後を追ったマックスウェルは何とか救出に成功。
その足で会場に向かい、爆発物も解除する。
ミッションを無事クリアしたマックスウェルはエージェント99と公私ともにパートナーとなるのだった。
続編の企画があるみたいですが、ストーリーを楽しむ映画ではないですよ。
この映画にストーリーを期待して観るのは間違いだ。
コメディアクションですよ?
スティーヴ・カレルですよ?
なので、超王道ストーリーです。
冴えない役のスティーヴ・カレルの活躍度が高いのが、普通のアクションコメディとがちょっと違いますが。
冴えない主人公&美人の相棒→徐々に仲良くなる→ピンチになる→正義は勝つ。
いやー分かりやすい。
でも、この映画はこれでいいんです。
小難しい話は誰も望んでないんです。
スティーヴ・カレルの小ボケを見てニヤッとする。
アン・ハサウェイの際どいドレス姿を凝視する。
ドウェイン・ジョンソンの弱さに引く。
ビル・マーレイのちょい役に驚く。
マシ・オカとネイト・トレンスの絵に描いたようなオタク。
アホな大統領と、馬鹿にされるCIA。
相変わらず敵はロシア。
小学生の箇条書きみたいですが、この映画の楽しみ方はこんなんでいいんです。
原作は1960年代にアメリカで製作された人気テレビドラマ『それ行けスマート』が元になってるので、原作のファンはより楽しめるんじゃないでしょうか。
続編を同じメンバーで製作する意向があるみたいなので、楽しみです。
その時も劇中ではなく、配信でみると思いますが、それでちょうど良い。
『ゲットスマート』のまとめ。
この映画を観る時に気合を入れる人はいないでしょう。
多分、今日は疲れたな。
頭使いたくないな。
アクションはしんどいな。
こんな気持ちで気楽に見れる映画を探した時に、行き当たる映画です。
そして望んでた映画だと思います。
見た後に何も残さない。
スティーヴ・カレルとアン・ハサウェイとドウェイン・ジョンソンが出演していますが、肩の力を抜いてください。
ポテチを食べて、コーラを飲んで寝転がって見てください。
スピンオフで『ブルース&ロイドのボクらもゲットスマート』なるものがあります。
きっと、めちゃくちゃ下らないですが、配信されたらスグに見ます!
U-NEXT/PrimeVideoで配信中。
『ゲットスマート』のスタッフとキャストの他の映画。
スティーブ・カレル:『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『ラブ・アゲイン』/『30年後の同窓会』/『ハンズ・オブ・ラブ 手のひらの勇気』/『40歳の童貞男』/『デート&ナイト』/『エンド・オブ・ザ・ワールド』
アン・ハサウェイ:『ラブ&ドラッグ』/『アン・ハサウェイ/裸の天使』/『セレニティー:平穏の海』
ドウェイン・ジョンソン:『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』
*本ページの情報は2019年1月時点のものです。
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