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エロとグロだけで喜ぶと思うなよ!
【ストーリー】
殺し屋稼業からの引退を目前にして、穏やかな生活を送っていた敏腕暗殺者を狙う冷酷非情な若手刺客集団。強欲なボスの仕業だと知り、男は決死の反撃に出る。
【キャスト】
マッツ・ミケルセン:ダンカン・ヴィズラ
バネッサ・ハジェンズ:カミール
キャサリン・ウィニック:ヴィヴィアン
マット・ルーカス
【スタッフ】
監督:ヨナス・アカーランド
製作:ロバート・クルツァー/ジェレミー・ボルト/ハートリー・ゴーレンスタイン
製作総指揮:マーティン・モスコウィック/マッツ・ミケルセン/マイク・リチャードソン/キース・ゴールドバーグ
脚本:ジェイソン・ロスウェル
2019年 118分
<Netflixより>
ポーラー 狙われた暗殺者はB級アクションって事でいいのかな?
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勢いに乗るNetflixオリジナル作品です。
実は今まで散々痛い目に合ってきた過去があり、Netflixオリジナルなんて一生観るもんか!と誓ってました。
ブラッド・ピット主演『ウォー・マシーン: 戦争は話術だ!』
ウィル・スミス主演『ブライト』
などなど、、豪華でお金をかけるくせに、マジで面白くない作品を作ってる印象があります。
そんな避けてきたNetflixオリジナル映画を久しぶりに見ました。
何故ならポーラーの主演がマッツ・ミケルセン!
ただ、それだけで見たんですけど、、これはB級アクション映画でいいんですよね?
しっかりと作り込まれたA級アクション映画だと思ってたからさ、、、
期待値が高かったせいかな、、、あんまりだったよ。
エロとグロだけで楽しめる人には良いかもしれませんが。
原作「POLAR」は有名なアメコミです。
ポーラー 狙われた暗殺者のストーリー(ネタバレ)
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殺し屋稼業の引退を間近にして、隠居生活をしようとしていたダンカン(マッツ・ミケルセン)
所属していた会社から、14日後の50歳の誕生日を迎えると、年金が支給される事になっていた。
その額は827万5237ドルと4セント。
そんなダンカンにボスの手下から殺しの依頼が入る。
隠居していた同僚が殺された為、その報復の依頼だった。
気が進まないダンカンだが、隠居してもやる事がなかった為仕事をこなす。
そのターゲットを殺す際、相手が自分を殺そうとしてた事を知る。
ダンカンを雇っていた会社のボスは、ダンカンへの年金支給を渋り、殺そうとしたのだ。
その後、ダンカンが隠居していた田舎町の小屋にも刺客が来る。
全員を返り討ちにしたダンカンだったが、仲良くしていたカミール(バネッサ・ハジェンズ)を誘拐される。
カミールは隣の小屋に住んでいる女性で、ダンカンは何かと気にかけていたのだ。
カミールを取り戻す為にダンカンは過去の伝手を使い情報を仕入れようとする。
だが、敵に先手を取られ、その情報を得ようとした男から攻撃を受けるのだった。
敵に捕まったダンカンは誕生日を迎える日まで拷問を受ける。
だが、誕生日の日、繋がれた鎖を解き反撃。
新たな武器を手に入れて敵を一掃する。
そしてボスの首も斧ではねるのだった。
カミールを助け、小屋に戻ったダンカン。
眠っていたダンカンが目を開けると、目の前には銃を構えたカミールがいた。
カミールは幼い頃、ダンカンに家族を殺された過去があったのだ。
最初はダンカンだと気づかなかったが、思い出してしまった。
カミールはずっと過去に囚われていて、怯えて暮らしていた。
そんな生活を終わらせる為に殺す事を夢見ていた。
名を明かさずに援助をしてくれた人を辿った結果、ダンカンに繋がったのだった。
ダンカンはカミールの家族を殺したが、実は誤った情報で殺してしまったのだった。
その罪悪感からずっと援助をし、自身はトラウマとなり夢でうなされていた。
撃てと促すダンカン。
だが、カミールは撃てなかった。
カミールはダンカンに誤った情報を与えた人物について聞く。
ダンカンは詳細は知らなかったが、金の出所から調べられるかもしれないと言うのだった。
グロいだけで痛さの伝わらないポーラーのアクション。
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ポーラーのストーリーはよくあるアクション映画です。
伝説の殺し屋が引退→年金払いたくないから殺そう→返り討ち→過去の因縁のある女と次の殺しに。
ストーリーが普通な分、大事なのはアクション。
なんだけど、、不満だ。
まず、グロい描写が多い。
額にドリルをねじ込み、メスで体を切り刻み、斧で首を飛ばす。
至近距離から額に銃を撃ち込むのは当たり前だ。
なのに、痛さは伝わってこない。
この映画は非常に軽い感じで作っている。
コメディタッチと言っても大袈裟ではない。
殺しは陽気で下品だ。
銃の音も軽い。
だからこそ、痛々しい描写があっても痛さが伝わってこない。
次に、拷問後から狭い通路で無双するシーン。
ボロボロの体でフラフラのダンカン。
そこに重装備で、防具も着込んだ敵が10人以上。
なのに、狭い通路で挟まれたダンカンが普通に勝つ。
敵は銃を持っているにも関わらず不用意に近づきやられる。
しまいには、ふらついて倒れそうになったダンカンに後ろから抱きつき返り討ちに。
いやいや、銃使えよ!
後ろから抱きついてどうすんだよ。
肩にかけてる銃はなんの為だよ。
アクション映画の主人公は負けない。
そんなの分かっている。
でも、あまりにも敵がアホすぎるのは緊張感に欠ける。
最後はその後に訪れた女性の部屋で扱う武器。
グローブを嵌めて遠隔操作できる機関銃を使って、敵を一掃するんだけど、、
あんなに隙だらけなんだから敵も撃てよ!
そして、この機関銃なんだよ!
めちゃカッコイイじゃないか!
ただ、終盤にこんなオモチャみたいなのだされると、ダンカンの強さが分からなくなる。
ポーラーは敵に魅力が全くない。
下品な殺し屋集団はただ下品なだけだ。
強さが分からない敵には魅力がない。
そしてボスの魅力のなさ。
殺す動機もしょうもないし、最後の呆気なさも溜飲が下がらない。
拷問の仕返しを期待してたのに。
ポーラー 狙われた暗殺者のマッツ・ミケルセン。
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マッツ・ミケルセンが制作にも参加しているポーラー。
中身はない。
でも、マッツ・ミケルセンの魅力が詰まった映画だ。
見た目は完全にメタルギアソリッドのスネークを意識。
マッツ・ミケルセンはメタルギアの監督の小島さんと仲良しですからね。
女性ファンは鼻血が出るでしょう。
グレイヘアーに引き締まった体。
裸を惜しげも無く披露し、セックスでは何回も対位を変えて激しく。
裸のまま吹雪いてる外に出て暗殺者を射殺。
拷問で片目を失ってからの眼帯。
過去のトラウマのせいで誤って犬を殺してしまうお茶目さ。
1ドルのDVDを楽しむ可愛さ。
彼のファンは必見です。
ポーラー 狙われた暗殺者の続編の含み。
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ポーラーは続編を作る事を完全に意識してます。
視聴者数と評判次第だとは思いますが。
カミールの父親を殺すように指示した人物が次の敵でしょう。
後はダンカンの過去が語られなさすぎている。
そして、ダンカンとボスの窓口を担当していた女がきっと生きている。
これらの要素から絶対に作られるでしょう。
ただ、特に見たいとは思いません。
『ポーラー 狙われた暗殺者』のまとめ
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ポーラーは『キングスマン』『ジョン・ウィック』『ドライブ』
これらを混ぜて3で割ったら、中途半端になった映画です。
コメディタッチにしたいのか、シリアスにしたいのか。
A級映画にしたいのか、B級だと割り切るのか。
全てが中途半端だった。
カミールが無駄にかわいそうだったのも気分が悪い。
敵に捕まった後に、ドラッグ中毒にさせられるって、、、
何で尾を引く拷問なんだよ!
それまで散々分かりやすい事しかしてこなかったのに!
やっぱりNetflixオリジナル映画は、、、
『ROMA』とドラマは別ですけどね!
『ポーラー 狙われた暗殺者』のキャストの他の映画。
マッツ・ミケルセン;『バレット・オブ・ラブ』