『キラー・エリート』☆☆☆☆☆ これが実話だと? ネタバレ映画レビューブログ

キラー・エリート ☆☆☆☆☆




キラー・エリート

最後まで3人が揃わない!

【ストーリー】

殺し屋稼業から身を引いたダニー(ジェイソン・ステイサム)は、かつての相棒ハンター(ロバート・デ・ニーロ)がオマーン首長の息子を殺した男たちへの報復に失敗し、捕えられたことを知る。ハンター解放と引き換えにその仕事を引き継いだダニーだったが、今回の標的に共通しているのは、国家レベルの秘密組織「フェザー・メン」に守られたSAS(英国特殊部隊)の精鋭たちであり……。

【キャスト】

ジェイソン・ステイサム:ダニーブライス

クライヴ・オーウェン:スパイクローガン

ロバート・デ・ニーロ:ハンター

ドミニク・パーセル:デイヴィス

エイデン・ヤング:マイアー

イヴォンヌ・ストラホフスキー:アンフレーザー

ベン・メンデルソーン:マーティン

【スタッフ】

監督:ゲイリー・マッケンドリー

製作総指揮:クリストファー・マップ/マシュー・ストリート/デヴィッド・ウィーリー/ピーター・D・グレイヴス

原作:ラヌルフ・ファインズ

脚本:マット・シェリング

音楽:ジョニー・クリメック/ラインホルト・ハイル

2011年 116分

<シネマトゥデイより>

キラー・エリートのちょっとした詐欺感。

キラー・エリート

キラー・エリートのポスターを見てテンションが上がる人とは仲良くなれる気がする。

ジェイソン・ステイサム/ロバート・デ・ニーロ/クライブ・オーウェン

渋すぎるだろ!

キラキラした男の子は誰も出てきません。

これは期待できる!骨太感があるぞ!

 

でも、その期待は裏切られた。

 

まず、ロバート・デ・ニーロの出番が少ない。

さらに活躍もあまりしない。

そして、、アクションに説得力がない!

これは致命的だと思う。

明らかに動きが遅いのだ。

歳をとりすぎた、、これで凄腕の殺し屋と言われてもだ、、

 

後は3人が揃うのは最後だけ!

これは演出上しょうがないかもしんないけど。

もっと3人の絡みが見たかった!

 

最後、急に出てくるイギリス政府!

ストーリーを混乱させるだけでいらない!

って思ったんだけど、この映画の冒頭にある一文が出る。

 

“この物語は実話が基づくものである”

 

いやいやいや、嘘でしょ?どこまで?

はっきり言ってストーリーは大味だ。

御都合主義の連続。

アクション映画だから許してるけど、これを実話って言われても、、

信じらんないから!

キラー・エリートは元SAS(英国特殊部隊)で、彼が暗殺されかけた経験を基にした冒険小説が原作となっている。

えっ冒険小説?

それを実話を基にしたって言うのって、、詐欺だよ。

キラー・エリートに急に出てくる英国政府。

キラー・エリート

暗殺者のダニーとハンターはコンビで仕事をしていた。

ターゲットはリムジンに乗る男。

そいつを殺したのは良かったが、一緒に子供が乗っている事に戸惑うダニー。

子供を殺す事に躊躇している所を撃たれたダニー。

彼は仕事に嫌気が差し、引退する事に。

1年後、山奥で彼女と幸せに暮らしているダニーの元に手紙が届く。

そこにはハンターが捕らえられている事と、写真が入っていた。

ダニーはハンターを救う為に捕らわれているオマーンに向かう。

そこには息子を3人殺された長老がいて、息子を殺した男を殺せばハンターを解放すると言う。

条件は、事故に見せかける事、自白のビデオを撮影する事。

ダニーは昔の仲間を2人集めターゲットを殺す事に。

長老の息子を殺したのはSAS(英国特殊部隊)の男3人だった。

ターゲットを追っていると、監視をする連中がいる事に気づく。

彼らはイギリス国家レベルの秘密組織「フェザー・メン」で、彼らはSASを守っていた。

邪魔をされながらも確実にターゲットを殺してくダニー。

だが、3人目のターゲットを殺す時に仲間の1人が死んでしまう。

そして、もう1人も殺されるのだった。

主導したのはフェザー・メンのスパイク(クライブオーウェン)

ダニーはスパイクの家に侵入し、もう追うなと彼を脅す。

目的を達成しハンターを解放して田舎に帰ったダニーだったが、まだターゲットがいると連絡が来る。

家を特定され、彼女を狙われたダニーは再度話を聞きに行く事に。

彼女はハンターに守ってもらい、新たなターゲットを殺しに行くダニー。

だが、そこでも邪魔をするのがスパイク。

スパイクに捕まったダニーだったが、そこに政府組織の男が現れスパイクを拘束する。

「殺し屋を世話して、4人目の息子を国に帰せば、長老との再契約の際に、我々に好意的配慮がなされる。値引きだ。愛国者だよ。…君らも死んで尽くせ」

こんな理由で殺されそうになるスパイクダニーだが、反撃し政府組織の男を殺す。

ダニーも逃げる。

その後、長老の元に現れたスパイクは長老を殺害。

金もらって帰ろうとするスパイクを見ていたのがダニーとハンター。

スパイクの後を追い、終戦宣言をする。


だいぶ適当にまとめました。

途中までは分かりやすいんです。

情報屋がちょっとよく分かんなかったけど。

ダニー対スパイクで。

それが、イギリス政府から全権を任されているMFWIC。

こいつのせいで混乱する。

僕はキラー・エリートのストーリーを100%理解していないと思う。

秘密組織フェザーメンだけでも何をしているか正直わからないのに、さらに秘密組織の登場だ。

しかも大して何もしないのに。

これはキラー・エリートが実話を基にしているせいで起きている。

舞台は1980年、石油価格が高騰して経済危機が起こり、戦争が激化していました。暗殺、革命、秘密工作の時代。

こんな説明が冒頭に入る。

それでオマーンの石油絡みなんだろう。

ただ、冒頭からの派手な殺し。

無敵のジェイソン・ステイサム。

簡単に病院に潜入して薬を手に入れたり、SASに潜入したり、走ってる車を遠隔操作したり、電車のホームで撃ったり、、

リアリティに欠けているのだ。

自白させる約束も平気で捏造しようとするし。

これならただのアクション映画にした方が楽しめる。

それなのに変な秘密組織を登場させて、、、

それがリアルだったかもしれないけど、この映画をそんな風に見てる人いないから!

もっと簡単にしてくれれば楽しめたのに。

キラー・エリートはジェイソン・ステイサム単独映画みたいなもん。

キラー・エリート

ロバート・デ・ニーロとクライブ・オーウェンが出ていますが、ほぼ活躍はしません。

 

ロバート・デ・ニーロはダニーの彼女を守る為に一度だけ頑張ります。

でも、肝心の相手を殺さない。

脅すだけ。

ダニーを裏切ったのに。

絶対に報復されると思ったのは僕だけじゃないはず。

 

クライブ・オーウェンはかわいそうだ。

フェザー・メンには相手にされず、手下も頼りない。

ダニーにもタイマンで負けるし、、小物感が凄い!

好きな俳優さんだっただけに残念。

長老を刺したところはカッコ良かったけど。

 

全部持って行ったのはジェイソン・ステイサムでしょ。

キラー・エリートのストーリーは全然だけど、アクションは良い!

クライブ・オーウェンとのタイマンも良し!

椅子に縛られながら勝とうとする心いきも良し!

ビルの屋上を逃げまくるのも楽しかった。

これって彼の単独映画だっけと思わせるほど見せ場が多い。

他の2人はこれで良かったのかなと勝手に心配してしまった。

『キラー・エリート』のまとめ。

キラー・エリート

アクションは良いです。

ストーリーはイマイチです。

変に凝ったせいで。

実話を推したせいで。

キャストは豪華ですがジェイソン・ステイサムだけ活躍します。

これで2時間はちょっと長い!

U-NEXT//Hulu/PrimeVideo で配信中。

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*本ページの情報は2018年12月時点のものです。

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