最後まで3人が揃わない!
【ストーリー】
殺し屋稼業から身を引いたダニー(ジェイソン・ステイサム)は、かつての相棒ハンター(ロバート・デ・ニーロ)がオマーン首長の息子を殺した男たちへの報復に失敗し、捕えられたことを知る。ハンター解放と引き換えにその仕事を引き継いだダニーだったが、今回の標的に共通しているのは、国家レベルの秘密組織「フェザー・メン」に守られたSAS(英国特殊部隊)の精鋭たちであり……。
【キャスト】
ジェイソン・ステイサム:ダニーブライス
クライヴ・オーウェン:スパイクローガン
ロバート・デ・ニーロ:ハンター
ドミニク・パーセル:デイヴィス
エイデン・ヤング:マイアー
イヴォンヌ・ストラホフスキー:アンフレーザー
ベン・メンデルソーン:マーティン
【スタッフ】
監督:ゲイリー・マッケンドリー
製作総指揮:クリストファー・マップ/マシュー・ストリート/デヴィッド・ウィーリー/ピーター・D・グレイヴス
原作:ラヌルフ・ファインズ
脚本:マット・シェリング
音楽:ジョニー・クリメック/ラインホルト・ハイル
2011年 116分
<シネマトゥデイより>
キラー・エリートのちょっとした詐欺感。
キラー・エリートのポスターを見てテンションが上がる人とは仲良くなれる気がする。
ジェイソン・ステイサム/ロバート・デ・ニーロ/クライブ・オーウェン
渋すぎるだろ!
キラキラした男の子は誰も出てきません。
これは期待できる!骨太感があるぞ!
でも、その期待は裏切られた。
まず、ロバート・デ・ニーロの出番が少ない。
さらに活躍もあまりしない。
そして、、アクションに説得力がない!
これは致命的だと思う。
明らかに動きが遅いのだ。
歳をとりすぎた、、これで凄腕の殺し屋と言われてもだ、、
後は3人が揃うのは最後だけ!
これは演出上しょうがないかもしんないけど。
もっと3人の絡みが見たかった!
最後、急に出てくるイギリス政府!
ストーリーを混乱させるだけでいらない!
って思ったんだけど、この映画の冒頭にある一文が出る。
“この物語は実話が基づくものである”
いやいやいや、嘘でしょ?どこまで?
はっきり言ってストーリーは大味だ。
御都合主義の連続。
アクション映画だから許してるけど、これを実話って言われても、、
信じらんないから!
キラー・エリートは元SAS(英国特殊部隊)で、彼が暗殺されかけた経験を基にした冒険小説が原作となっている。
えっ冒険小説?
それを実話を基にしたって言うのって、、詐欺だよ。
キラー・エリートに急に出てくる英国政府。
暗殺者のダニーとハンターはコンビで仕事をしていた。
ターゲットはリムジンに乗る男。
そいつを殺したのは良かったが、一緒に子供が乗っている事に戸惑うダニー。
子供を殺す事に躊躇している所を撃たれたダニー。
彼は仕事に嫌気が差し、引退する事に。
1年後、山奥で彼女と幸せに暮らしているダニーの元に手紙が届く。
そこにはハンターが捕らえられている事と、写真が入っていた。
ダニーはハンターを救う為に捕らわれているオマーンに向かう。
そこには息子を3人殺された長老がいて、息子を殺した男を殺せばハンターを解放すると言う。
条件は、事故に見せかける事、自白のビデオを撮影する事。
ダニーは昔の仲間を2人集めターゲットを殺す事に。
長老の息子を殺したのはSAS(英国特殊部隊)の男3人だった。
ターゲットを追っていると、監視をする連中がいる事に気づく。
彼らはイギリス国家レベルの秘密組織「フェザー・メン」で、彼らはSASを守っていた。
邪魔をされながらも確実にターゲットを殺してくダニー。
だが、3人目のターゲットを殺す時に仲間の1人が死んでしまう。
そして、もう1人も殺されるのだった。
主導したのはフェザー・メンのスパイク(クライブオーウェン)
ダニーはスパイクの家に侵入し、もう追うなと彼を脅す。
目的を達成しハンターを解放して田舎に帰ったダニーだったが、まだターゲットがいると連絡が来る。
家を特定され、彼女を狙われたダニーは再度話を聞きに行く事に。
彼女はハンターに守ってもらい、新たなターゲットを殺しに行くダニー。
だが、そこでも邪魔をするのがスパイク。
スパイクに捕まったダニーだったが、そこに政府組織の男が現れスパイクを拘束する。
「殺し屋を世話して、4人目の息子を国に帰せば、長老との再契約の際に、我々に好意的配慮がなされる。値引きだ。愛国者だよ。…君らも死んで尽くせ」
こんな理由で殺されそうになるスパイクダニーだが、反撃し政府組織の男を殺す。
ダニーも逃げる。
その後、長老の元に現れたスパイクは長老を殺害。
金もらって帰ろうとするスパイクを見ていたのがダニーとハンター。
スパイクの後を追い、終戦宣言をする。
だいぶ適当にまとめました。
途中までは分かりやすいんです。
情報屋がちょっとよく分かんなかったけど。
ダニー対スパイクで。
それが、イギリス政府から全権を任されているMFWIC。
こいつのせいで混乱する。
僕はキラー・エリートのストーリーを100%理解していないと思う。
秘密組織フェザーメンだけでも何をしているか正直わからないのに、さらに秘密組織の登場だ。
しかも大して何もしないのに。
これはキラー・エリートが実話を基にしているせいで起きている。
舞台は1980年、石油価格が高騰して経済危機が起こり、戦争が激化していました。暗殺、革命、秘密工作の時代。
こんな説明が冒頭に入る。
それでオマーンの石油絡みなんだろう。
ただ、冒頭からの派手な殺し。
無敵のジェイソン・ステイサム。
簡単に病院に潜入して薬を手に入れたり、SASに潜入したり、走ってる車を遠隔操作したり、電車のホームで撃ったり、、、
リアリティに欠けているのだ。
自白させる約束も平気で捏造しようとするし。
これならただのアクション映画にした方が楽しめる。
それなのに変な秘密組織を登場させて、、、
それがリアルだったかもしれないけど、この映画をそんな風に見てる人いないから!
もっと簡単にしてくれれば楽しめたのに。
キラー・エリートはジェイソン・ステイサム単独映画みたいなもん。
ロバート・デ・ニーロとクライブ・オーウェンが出ていますが、ほぼ活躍はしません。
ロバート・デ・ニーロはダニーの彼女を守る為に一度だけ頑張ります。
でも、肝心の相手を殺さない。
脅すだけ。
ダニーを裏切ったのに。
絶対に報復されると思ったのは僕だけじゃないはず。
クライブ・オーウェンはかわいそうだ。
フェザー・メンには相手にされず、手下も頼りない。
ダニーにもタイマンで負けるし、、小物感が凄い!
好きな俳優さんだっただけに残念。
長老を刺したところはカッコ良かったけど。
全部持って行ったのはジェイソン・ステイサムでしょ。
キラー・エリートのストーリーは全然だけど、アクションは良い!
クライブ・オーウェンとのタイマンも良し!
椅子に縛られながら勝とうとする心いきも良し!
ビルの屋上を逃げまくるのも楽しかった。
これって彼の単独映画だっけと思わせるほど見せ場が多い。
他の2人はこれで良かったのかなと勝手に心配してしまった。
『キラー・エリート』のまとめ。
アクションは良いです。
ストーリーはイマイチです。
変に凝ったせいで。
実話を推したせいで。
キャストは豪華ですがジェイソン・ステイサムだけ活躍します。
これで2時間はちょっと長い!
U-NEXT//Hulu/PrimeVideo で配信中。
『キラー・エリート』のキャストの他の映画
ジェイソン・ステイサム:『ジェイソン・ステイサム おすすめ映画ランキングまとめ』
ロバート・デ・ニーロ:『スコア』
クライヴ・オーウェン:『インサイドマン』/『シューテム・アップ』
*本ページの情報は2018年12月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。