ひどい映画だ。
【ストーリー】
拳銃の密売取引をしようと、2組のギャングが場末の倉庫にやって来る。張り詰めた空気の中で取引を進める彼らだったが、思いも寄らないトラブルが起こってしまう。それを機に交渉はこじれ、銃撃戦が発生し……。
【キャスト】
シャールト・コプリー:ヴァーノン
アーミー・ハマー:オード
ブリー・ラーソン:ジャスティン
キリアン・マーフィ:クリス
ジャック・レイナー:ハリー
バボー・シーセイ:マーティン
エンゾ・シレンティ:バーニー
サム・ライリー:スティーヴォ
マイケル・スマイリー:フランク
ノア・テイラー:ゴードン
【スタッフ】
監督:ベン・ウィートリー
製作総指揮:マーティン・スコセッシ/エマ・ティリンジャー・コスコフ/レノ・アントニアデス/デヴィッド・コス/サム・ラヴェンダー/ベン・ロバーツ/リジー・フランク/ダニー・パーキンス/ダン・マクレイ
脚本:エイミー・ジャンプ/ベン・ウィートリー
音楽:ベン・ソーリズブリー/ジェフ・バーロウ
2017年 90分
<シネマトゥデイより>
フリー・ファイヤーにおけるマーティン・スコセッシの名前。
フリー・ファイヤーを配信しているU-NEXTの説明文にはこう書いてある。
“巨匠マーティン・スコセッシ×豪華キャストが魅せるサバイバルエンターテイメント!”
詐欺だ!
まず豪華キャストという点で少し疑問だが、、まあそこは見る人によるので置いておく。
確かに製作総指揮にマーティン・スコセッシの名前はあるが、どこまで関わっているかは分からない。
そして製作総指揮の名前の多さ。
もしこれでフリー・ファイヤーが面白ければ何も問題はなかった。
だが、全く面白くないから問題なのである。
もう1度言う。
この映画は全く面白くない。
マーティン・スコセッシの名前がかわいそうだ、、
がっつり関わっていたなら彼の事を大いに責めたいけど。
監督はイギリス人のベン・ウィートリー。
彼が撮った作品でトム・ヒドルストン主演の『ハイライズ』は見た事がある。
これもまた僕には全く合わなかった。
いつも設定は面白そうなんだけどな、、
マーティン・スコセッシの名前を使わないとお客さんを呼べないと判断したんだろうな。
フリー・ファイヤーでしか見れない斬新でグダグダな銃撃戦!
拳銃の闇取引を行おうとした2つのグループ。
ひょんな事から緊張感が張り詰め、遂には打ち合いを始める。
1人また1人と死んでいく中、最後に残ったのはジャスティン(ブリー・ラーソン)
ジャスティンは金を奪って逃げようとするが、外には警察が待ち構えているのだった。
ストーリーはこれだけです。
90分のうち70分は撃ち合ってます。
そして90分のアクション映画でこんなに長く感じた事はない。
設定は面白かった。
密室とまでは言わないけど大きな倉庫で10人が撃ち合う。
でも、そもそもの目的は相手を殺す事じゃないから会話でも解決しようとする。
味方だと思ってた人が敵に回ったり、協力をしたりと入り乱れる。
ただ、あまりにもグダグダだった。
緊張感を感じさせない。
こんな銃撃戦は見た事ない。
まず、みんな何発か撃たれます。
でも基本的に当たる場所は足、腕、肩、胸。
だから、みんななかなか死なないのだ。
呻いてばっかり。
そして足はもれなく撃たれるので全員動きが遅い。
這いつくばっての行動ばかり。ゾンビ映画か!
途中、ドラッグを吸って眠りそうになったり手が震えたりする。
砂埃が舞う倉庫なのでみんな顔や服が汚れていく。
それで何が起きるのかと言うと誰か把握出来なくなるのだ。
数人は俳優の顔を知ってるから分かる。
でも何人かは分からなくなる。
あっという間に銃撃戦になるので、こいつ誰だっけ?
みたいになります。
終盤になると派手な殺しが出てきます。
人を燃やしたり、車で頭を轢いたりと。
でも、そんなんされても手遅れだ。
その頃には完全に飽きている。
最後のオチも何かあるのではないかと期待してたのに。
外に警察がいるって、、、ひねりなさすぎだろ!!
フリー・ファイヤーのブリー・ラーソン。
ブリー・ラーソン目当てで観たフリー・ファイヤー。
劇中のセリフでもあったんだけど、ちょっと太っている。
それがいいんだけど。
やはり可愛い。
途中、女性は彼女1人でだから撃たれない!みたいな感じで解決を図ろうとするんです。
そしたら撃たれるっていう、、、
これはめっちゃ可哀想でした。
それ以外は特に印象残らなかったな、、
アーミー・ハマーは良かったです!
余裕のある紳士みたいな感じだったんですが、徐々にそれが壊れていく。
金にがめついのも似合ってた。
この映画のMVPはアーミー・ハマーです。
『フリー・ファイヤー』のまとめ
もう少しどうにか出来なかったのかなって感じです。
誰にオススメしたらいいか分からない。
アクションとしてはテンポが非常に悪く緊張感もない。
コメディの要素は薄く、クスッとはするけど弱いし。
銃で撃たれてもなかなか死なないってリアルを追求したせいで、映画としての面白さを失っている作品です。
U-NEXTで配信中。
『フリー・ファイヤー』のスタッフとキャストの他の映画。
監督:ベン・ウィートリー:『ハイライズ』
ブリー・ラーソン:『21ジャンプストリート』/『ドン・ジョン』
*本ページの情報は2018年12月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。