アナ・ケンドリックは何を演じてもアナ・ケンドリック
【ストーリー】
なぜか付き合うのはダメ男ばかりのマーサ(アナ・ケンドリック)。ある日、彼女は自分の理想を全て備えているフランシス(サム・ロックウェル)と運命の出会いを果たす。たちまち激しく惹(ひ)かれ合う二人だったが、フランシスの正体は殺人こそ許せない犯罪という強い信念を持つがゆえに依頼人を殺してしまう暗殺者だった。次々と襲い掛かってくる同業者を迎え撃つ彼と過ごすうちに、次第に暗殺者としての才能に目覚めるマーサだったが……。
【キャスト】
サム・ロックウェル:フランシス
アナ・ケンドリック:マーサ
ティム・ロス:ホッパー
ジェームズ・ランソン:ボン
アンソン・マウント:リッチー
マイケル・エクランド:ジョニー・ムーン
RZA:ショットガン・スティーブ
【スタッフ】
監督:パコ・カベサス
製作総指揮:スティーヴン・エメリー/マックス・ランディス/アヴラム・ブッチ・カプラン/マーク・ロバーツ/ロス・ジェイコブソン/シェルドン・ラビノヴィッツ
脚本:マックス・ランディス
音楽:アーロン・ジグマン
2016年 95分
<シネマトゥデイより>
バッド・バディはよくあるB級バディムービーです。
キャストのファンじゃなければ見なくても良い映画です。
こんな邦題をつけられてる時点で察しなければいけないですね。
ただ、アナ・ケンドリックファンとしては見ていて微笑ましい映画です。
数々のダサい衣装、独特の感性で話す会話、ちょっとだけセクシーな衣装と見ていて飽きません。
彼女は本当に痛い女の子が似合うんですよ。
いかにもアメリカの女の子って感じもいいですし。
何を演じてもアナ・ケンドリックはアナ・ケンドリックって感じがね。ファンには堪らない。
この映画も一応ストーリーはあるんですが、その辺は期待しないでください。
アカデミー賞俳優のサム・ロックウェルやティム・ロスも出ていますがB級映画なので。
キャストのファン以外の方は見ていてしんどいでしょう。
95分が物凄く長く感じてしまいます。
バッド・バディはお決まりのストーリー
ダメ男ばかりと付き合ってしまうマーサ(アナ・ケンドリック)は偶然スーパーでフランシスと出会う(サム・ロックウェル)。
フランシスがマーサに一目惚れ、デートをする事に。
デートの途中フランシスはちょとだけ抜け出したりする。
マーサが理由を聞くと人を殺していたと答えるフランシス。
冗談だと思って取り合わなかったマーサだが、ある日フランシスが人殺しをするシーンを目撃する。
怖くなったマーサは距離を置こうとするが、フランシスは惚れている為折れない。
だが、ある日マーサの所にフランシスがいる事がフランシスを狙うギャング達にバレる。
2人でいる所を襲撃され、フランシスはボコボコにされマーサは連れ去られる。
連れ去られた先にフランシスは行きマーサを救出。
2人は仲良く暗殺カップルになり過ごしましたとさ。
まあこんな感じのストーリーです。
ちょっと変わってる所といえば、サム・ロックウェルがアナ・ケンドリックに独特の動きを教える所か。
2人が初めて出会った時に、スーパーの戸棚から大量のコンドームの箱が落下するんですよ。
その箱をサム・ロックウェルは1つも落とさずに空中で拾うんです。
あれどうやったの?と聞いたアナ・ケンドリックに独特の考えを教えます。
するとすぐに習得するアナ・ケンドリック。
しまいにはナイフを投げ合っていました。この2人。
アナ・ケンドリックは徐々に才能を開花させていき、しまいには捕まえられた際、男を2人殺します。
っで、最後は最高のバディになりましたって感じなんです。
もうね、すっごい荒いですよ。ティム・ロスの扱いも。アクションも。
だから何回も言うようにキャストのファンじゃなければしんどいんです。
特筆すべきストーリーや展開なんてありませんから。
バッド・バディのアナ・ケンドリックは可愛い。
もうね。そのまんまです。
ダメ男と別れる所から始まるんですけど、別れる前の服を選ぶ所や自撮りをする所。
別れた後クローゼットに閉じこもり女友達に迷惑かける所。
憂さ晴らしにクラブに繰り出す所。
序盤にアナ・ケンドリックの可愛いを詰め込んできます。
だけど、サム・ロックウェルと出会ってからはその要素が薄れていきます。
そこからこちらもトーンダウン。睡魔との戦い。
なぜなら映画自体は大して面白くないから。
サム・ロックウェルは全然悪くないんですよ。
凄腕の殺し屋なんですけど、それを全く感じさせないコミカルさ。
あの飄々とした表情が役柄と合っていました。
ただ、この映画はアクションが割とひどいんです。
銃撃戦もひどいんですが、殴り合いのスピード感の無さ。痛さが全く伝わらないやつ。
アクションはサム・ロックウェルが演じてないと思うんで、彼のせいって訳でもないんですが、ちょっと見てらんなかった。
ティム・ロスは何で出演したのかよく分からない。
一回も見せ場なかったんじゃないかな。出番も多くないし。
『バッド・バディ 私と彼の暗殺デート』のまとめ
猫耳をつけたアナ・ケンドリックの可愛さ以外に見所がない映画です。
サム・ロックウェルのファンでもちょっとキツイと思う。
アメリカってこういう映画好きだよねーって感じです。
PrimeVideo/Netflixで配信中。
『バッド・バディ 私と彼の暗殺デート』のキャストの他の映画
アナ・ケンドリック:『50/50 フィフティ・フィフティ』/『マイレージ、マイライフ』/『ハッピーボイス・キラー』/『エンド・オブ・ウォッチ』
サム・ロックウェル:『スリー・ビルボード』
*本ページの情報は2018年11月時点のものです。
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