どうりで続編ができないわけだ!
【ストーリー】
ボリビアのジャングルに派遣されたエリート特殊部隊「LOSERS」のメンバーたちは、仲間に裏切られ命を狙われることに。その背後には、マックスと呼ばれる黒幕の存在があった。汚名を晴らし、マックスに借りを返すべく作戦を練るメンバーの元へ、謎の女が現れる…。
【キャスト】
ゾーイ・サルダナ:アイシャ
ジェフリー・ディーン・モーガン:クレイ
クリス・エヴァンス:ジェンセン
イドリス・エルバ:ローク
コロンバス・ショート:プーチ
オスカル・ハエナダ:クーガー
ジェイソン・パトリック:マックス
ホルト・マッキャラニー:ウェイド
ピーター・マクディッシ:ヴィクラム
ピーター・フランシス・ジェームズ:ファディル
【スタッフ】
監督:シルヴァン・ホワイト
製作総指揮:スティーヴ・リチャーズ/アンドリュー・ローナ/サラ・オーブリー/スチュアート・ベッサー
脚本:ピーター・バーグ/ジェームズ・ヴァンダービルト
音楽:ジョン・オットマン
2010年 103分
<Oriconより>
ルーザーズはある意味豪華なDC映画
最近はアベンジャーズに押されまくっているDCコミックス作品の映画化。
日本では劇場公開がなく、ビデオスルーとなった作品。同じDCコミックのダークナイトシリーズが大成功した後なのに、、
ストーリーは簡単で裏切られた奴に復讐をするを話し。
何も難しい所はなく、映像もちょっと雑なCGが気になりはするがなかなか派手なアクションもあり普通に楽しい映画だった。
この映画の気になる所はキャストだろう。
これはビデオスルーされた当時に見ていたら多分何も思わない。というかわざわざ見ようとしなかった。
今だから見たい映画なのだ。
何故なら今はマーヴェルで大活躍している3人が共演しているのである。
どうりであんな終わり方したのに続編が出来ないわけだ。
ルーザーズのストーリーはこれでいいのか、、?
原作があるのでストーリーをいじるのは難しいかもしれないが、正直不満だ。
まず、ゾーイ・サルダナ演じるアイシャの設定がよく分からない。
死んだことになっているルーザーズのメンバーをアメリカに密かに帰国させたり、銃の扱いが出来たり、クレイとタイマンでも負けない強さだったり、、何で?
実は父親をクレイに殺されてて1度裏切るのだが、ルーザーズのメンバーがピンチになった時にロケットランチャーを持って登場、、何で?
確かに黒幕であるマックスの事を憎んではいるのだけど、、色々と設定が弱い。というか彼女の背景が分からなかった。
マックスはこの映画の黒幕で様々な悪事を働いているのだが、冒頭の子供を乗せたヘリコプターへの爆撃はテンションが下がった。
この映画は基本的に軽い。コミックが原作だからそれは全然問題ないし笑いの要素は大事だ。
だからこそ冒頭に子供を殺したのかが分からなくなる。
僕はこの冒頭のシーンを見て、あれ?この映画実はシリアス系のアメコミ映画なのかな?と思った。
だけどストーリーが進んでいくうちに軽いアメコミ映画になっている。
だからこそ冒頭のシーンがずっと引っかかってしまった。
一番の問題はこの映画のオチ。これが一番納得できない。というか駄目でしょ。
黒幕マックスのラスト。倒しません。普通に逃げられます。
そこは倒してスッキリ終わらせてくれ。わりと悪い事してる悪党だよ?こっちもスッキリしたいんですけど、、
最後はバスの中で町のチンピラに時計取られて終わりって、、何にもスッキリしないわ!
その後にコメディタッチのエンディングを迎えるのだが、そんなんよりマックスを倒してくれと思わずにはいられなかった。
ルーザーズで分かる。ゾーイ・サルダナは素顔がいい
DCからマーヴェルに移り大活躍中の3人が出ています。
ゾーイ・サルダナの事をガモーラもしくはアバターでしか知らない人はこの映画で大人の女性の色気を確認してください。
ストーリーの序盤にあるクレイとのアクションはなかなかの長尺で迫力があります。
簡単にクレイと肉体関係になっていたのがよく分からなかったけど、、
イドリス・エルバはヘイムダルです。まさか裏切るなんて!とはちょっと思いましたが、なんかしょうもない死に方ですし、そんな思い入れがないキャラなので、ふ〜〜んて感じでしたね。キャラが全然立ってないから印象ないわ!
クリス・エヴァンスはキャップになる前なので当然なのだが、キャップ感ゼロ。通信担当なので他のメンバーに比べると可愛い印象。
人形工場で働いたり、ダサいTシャツ着たりといじられキャラだったのですが、最後の方は普通に飛び回ってアクションをしてます。何でやねん。めちゃめちゃ動けるんかい!
『ルーザーズ』のまとめ
決してつまらない映画ではないけど、わざわざ見るほどでもないというのが正直な感想。
笑いに走りたいのかシリアスにしたいのか派手なアクションにしたいのか全てが中途半端になっている。
あの3人はマーヴェルに行けて本当に良かった。
『ルーザーズ』に出ているキャストの他の映画
クリス・エヴァンス:『PUSH 光と闇の能力者』/『フェイクシティ ある男のルール』
ゾーイ・サルダナ:『それでも、やっぱりパパが好き』
イドリス・エルバ:『ロックンローラ』
ホルト・マッキャラニー:『ファイト・クラブ』/『L.Aギャングストーリー』
*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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