絶対温度計使うやん!
【ストーリー】
ヒッチコックの名作「ダイヤルMを廻せ」を「逃亡者」のアンドリュー・デイヴィスがリメイクしたスリラー。実業家スティーブンは破産直前まで追い込まれていた。彼は妻エミリーの財産を狙って彼女の殺害を計画する。彼は彼女の浮気を知り彼女の愛人デビッドに50万ドルで殺人を依頼する。スティーブンは自分の留守中にデビッドを自宅に忍び込ませ、妻を殺害させようとしていた。計画は実行に移されたものの、エミリーは家に押し入った男を逆に殺してしまう。しかしその男はデビッドではなかった。騙されたスティーブンは憤慨しデビッド捜しを始める……。
【キャスト】
マイケル・ダグラス:スティーヴン・テイラー
グウィネス・パルトロー:エミリー・ブラッドフォード・テイラー
ヴィゴ・モーテンセン:デイヴィッド・ショー
デヴィッド・スーシェ:モハメド・カラマン
コンスタンス・タワーズ:サンドラ・ブラッドフォード
サリタ・チョウドリー:ラケル・マーティニーズ
マイケル・P・モラン:ボビー・フェイン
【スタッフ】
監督:アンドリュー・デイヴィス
脚本:パトリック・スミス・ケリー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
1998年 107分
<allcinema ONLINEより>
ダイヤルMは何の裏切りもない映画。
ダイヤルMはアルフレッド・ヒッチコック監督による『ダイヤルMを廻せ』のリメイクです。
映画が好きの人なら絶対に名前は聞いて事あるであろう大監督。
でも僕は彼の作品を見た事がないんだけども。
では何でダイヤルMを見たかと言うとヴィゴ・モーテンセンが出演しているからです。
本当にそれだけ。
っで、見た感想は普通です。
本当にただただ普通。
ヒッチコック監督の名前を借りているのが申し訳ない。
ヴィゴ・モーテンセンの名前をもってしてもこの映画を良かったとは言えなかった。
107分のサスペンス映画で、こんなにも裏切られなかった映画はない。
日本の2時間ドラマを見ているような感覚になってしまった。
好きなキャストが出ていなかったら多分途中でやめていただろう。
ダイヤルMで分かる。綺麗なお金持ちは大変。
ストーリーは単純というか平凡です。
お金持ちの夫婦がいる。旦那は破産寸前。嫁は資産家で浮気中。旦那金の為に浮気相手を脅して嫁を殺す事を計画。浮気相手了承するが旦那の裏をかく。旦那と浮気相手の対決。旦那勝利。嫁に殺そうとしたのがバレて旦那殺される。
こんなしょうもない展開で約2時間。
もう本当に予定通り進んでいくので退屈ですが、キャストが豪華なので何とか最後まで見れた。
マイケル・ダグラスは渋いおじちゃんだ。
この人は絶対悪い事してるだろって顔がいいです。
アントマンのピム博士はおじいちゃんなのでもっと若いマイケル・ダグラスも是非見て欲しい。
ヴィゴ・モーテンセンは若い時よりも、歳を重ねる毎にかっこよくなっていっている俳優です。
なので正直ダイヤルMの彼にはちょっとがっかりだった。
役も似合ってないし髪型も変だしと、、残念。
こんな安っぽいキャラを演じてほしくなかった。
今ならきっと断っていただろう。
唯一の救いはグウィネス・パルトロー。
当時25歳。
『アイアンマン』のペッパー・ポッツ役の人です。
美人で可愛くてお金持ちの役だが、気品が溢れているので嫌味がなく良く似合う。
ただ、ダイヤルMだと演技が上手いかどうかはわからない。
美人のお金持ちは色んなタイプの男から狙われるから大変だなって思ったぐらいです。
ダイヤルMの凶器は温度計。
ダイヤルMの一番がっかりした部分。
マイケル・ダグラスが用意周到に妻を殺す計画を立てたのに、襲った犯人が運悪く返り討ちにあってしまうのですが、その時に犯人が返り討ちにあった凶器がローストビーフに挿していた温度計。
まあそれはいい。
キッチンに違和感なく溶け込んでいたし、大きさと鋭利さを併せ持っている。
武器として一応ちゃんと使える。
でも、それまでの演出がひどい。
分かり易すぎる。
わざわざ家政婦が温度計をバッチリ挿しているローストビーフをオーブンに入れる所をわかりやすく写し、ローストビーフを完成させた後、温度計をしまう所もバッチリと、、
こんなの見せられたらこの後使いますよって言ってるようなものだ。
それを意外な凶器でしょ?みたいな感じで見せられたのが寒くて寒くて、、とても見てられなかった。
『ダイヤルM』のまとめ
若いグウィネス・パルトローを見た事がない人は見るべきです。
MCUファンはポッツとピム博士の共演が見れるので、少しは楽しめるかもしれません。
でも、それぐらいしか魅力がない映画でした。
U-NEXTで配信中。
『ダイヤルM』のスタッフとキャストの他の映画
監督:アンドリュー・デイヴィス:『逃亡者』
マイケル・ダグラス:『アントマン&ワスプ』/『エージェントマロリー』
グウィネス・パルトロー:『リプリー』
ヴィゴ・モーテンセン:『はじまりへの旅』/『ヒストリー・オブ・バイオレンス』/『オン・ザ・ロード 』/『危険なメソッド』/『ギリシャに消えた嘘』/『28DAYS』
*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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