人生はアドベンチャーたとえ踏み外しても、結局楽しんだ人が勝者です。Mr.children
【ストーリー】
父親の死を引きずり鬱屈(うっくつ)とした日々を過ごす青年作家サル・パラダイス(サム・ライリー)。ある日、彼は内省的な自分とは正反対である奔放な男ディーン(ギャレット・ヘドランド)とその幼妻メリールウ(クリステン・スチュワート)と知り合う。社会規範にとらわれずにセックスやドラッグをむさぼるディーンの生き方、メリールウの美貌に惹(ひ)き付けられたサルは、彼らと一緒にニューヨークを飛び出して各地を放浪することに。かつてないほどの充足感と自由を得る彼だったが、そんな日々にも終わりが近づこうとしていた。
【キャスト】
サム・ライリー:サル・パラダイス(ジャック・ケルアック)
ギャレット・ヘドランド:ディーン・モリアーティ(ニール・キャサディ)
クリステン・スチュワート:メリールウ(ルアンヌ・ヘンダーソン)
エイミー・アダムス:ジェーン(ジョーン・フォルマー)
トム・スターリッジ:カーロ・マルクス(アレン・ギンズバーグ)
キルステン・ダンスト:カミール(キャロリン・キャサディ)
ヴィゴ・モーテンセン:オールド・ブル・リー(ウィリアム・バロウズ)
【スタッフ】
監督:ウォルター・サレス
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ
音楽:ジョン・ウィリアムズ/ジェリー・レイダー/テッサ・ロス/アルパッド・ブッソン/グスターボ・サンタオラヤ
原作:ジャック・ケルアック
脚本:ホセ・リベーラ
2012年 137分
<シネマトゥデイより>
オン・ザ・ロードは普通に生きてる日本人はきっと楽しめないと思う。
この映画は公開当時から避けていた。
ヴィゴ・モーテンセンが出ているなら見なければいけないと思いつつ。
それでも気分が乗らなかった。なぜなら原作がジャック・ケルアックの伝説的な有名小説だからだ。
ビートジェネレーションという言葉は聞いた事がある人がどれくらいいるだろう?
ファッション雑誌で年に1回ぐらい特集が組まれている気がする。僕は言葉だけは知っていた。
詳しいことはこちらを読んでください。→wiki
この手の原作を映画化されても楽しめるわけがないと思っていた。
時代背景を知らない。原作を読んでいない。人物も名前しか知らない。神格化されてる。ただのオシャレ映画。
これが公開当時の僕の印象。
見終わった今、この印象は間違っていなかった。楽しめなかった。
オン・ザ・ロードの時代に全然共感できない。
1947年〜1950年の約3年間をだらだら描く。本当にだらだらと。
やってる事はどこに行っても一緒。酒・女・煙草・ドラッグ
ニューヨーク、デンバー、サンフランシスコどこにいてもやる事は一緒である。
同じ事の繰り返しで退屈でしょうがなかった。
会話はオシャレだ。というより詩的。でも全然かっこよくない。
この映画に出てくる男が全然かっこよくないのだ。これは僕の主観だけど。特にディーンが。
その場しのぎで刹那的な楽しさばかりを追い求め、面倒な事とは向き合わない。都合が悪くなると逃げる。
それをアウトローだ。カッコイイ。みたいな感じで思う人もいるのかもしれない。
でも僕はダサいと思ってしまう。そんな奴を2時間見せられて楽しい訳が無い。
男同士の友情がいいなとは途中までは思った。こんな楽しみ方もあるかもしれないと。
でも、ディーンはそれすらなかった。ストーリーの終盤平気で友達を裏切る。そのせいで一気に嫌いになった。
この映画を楽しめなかったのは僕が日本人で、教養がなく、当時の時代背景を知らないからだと思う。
当時のアメリカを知っている人は懐かしいな。いい時代だったなと思いを馳せるのだろう。
オン・ザ・ロードはヴィゴ・モーテンセンをはじめ地味にたくさんの豪華キャスト
ヴィゴ・モーテンセンが出演しているから見たようなものなので、他に誰が出演しているか全く知らずに見ていた。
だからこんなに豪華な映画だったのかと驚いた。派手さはないけど地味に豪華なキャスト。
主演のサム・ライリーとギャレット・ヘドランドはこの映画で初めまして。
正直この2人よりも見てほしいのはクリステン・スチュワート。
こんなに可愛い子が体張ってます。色気が凄いです。というかエロい。若いのに。
この映画のストーリーは全く面白くなかった。
クリステン・スチュワートが出ているから2時間越えても見れたようなものである。
この映画、要所に出てくるキャストの方が豪華です。こういうのは見ていて楽しい。
ジャズバンドの演奏者がテレンス・ハワードだったり、物語の終盤にスティーヴ・ブシェミが出てきたりと。
アリシーブラガも少しですが相変わらずの妖婉さです。
お目当のヴィゴ・モーテンセンはぞっとするほどカッコイイ。もっと見たかった。でも10分も出てないです。
エイミー・アダムスやキルステン・ダンストも出てきて、豪華だな〜と眺めてた、、
でも、やはりこの映画はだるいな〜が勝ちますね。早く終われと。
『オン・ザ・ロード』のまとめ
原作が好き。この時代が好き。詳しい。人以外は楽しめないんじゃないかな。
特に女性はクリステン・スチュワート目当てで見る人は少ないでしょうし。
この映画に出てくる女性は自由で無計画でその場しのぎの生き方をする男達に振り回されます。
こんな男に魅力を感じるのが全く理解できなかったので、この女性達にも同情できなかったですが。
詩的な会話が多くおしゃれな映画が好きな人はいいかもしれないですね。
1時間で終わってくれたらもっと良い評価でした。
U-NEXTで配信中。
『オン・ザ・ロード』のスタッフとキャストの他の映画
監督:ウォルター・サレス:『モーターサイクル・ダイアリーズ』
クリステン・スチュワート:『アドベンチャーランドへようこそ』/『パニック・ルーム』/『エージェント・ウルトラ』/『アリスのままで』
ヴィゴ・モーテンセン:『はじまりへの旅』/『ヒストリー・オブ・バイオレンス』/『ダイヤルM』/『危険なメソッド』/『ギリシャに消えた嘘』/『28DAYS』
キルステン・ダンスト:『幸せの行方…』/『ギリシャに消えた嘘』/『エターナル・サンシャイン』
エイミー・アダムス:『ザ・ファイター』/『ノクターナル・アニマルズ』
アリシーブラガ:『ブラインドネス』
*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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