
重くないボーン
【ストーリー】
片田舎のコンビニでバイトをしているダメ青年マイク(ジェシー・アイゼンバーグ)は、一緒に住んでいる恋人フィービー(クリステン・スチュワート)とハワイ旅行に出て結婚を申し込もうと決意する。だが、出発前にパニック発作を起こして旅行は中止に。ある日、彼は店に乱入してきた暴漢たちを無意識のまま瞬殺してしまう。それを機に、マイクがCIAの極秘マインドトレーニング計画で育成されたエージェントであったことが判明。やがて計画の封印を進めるCIAから次々と刺客を放たれ、フィービーを誘拐されてしまうが……。
【キャスト】
ジェシー・アイゼンバーグ:マイク・ハウエル
クリステン・スチュワート:フィービー・ラーソン
トファー・グレイス:エイドリアン・イェーツ
コニー・ブリットン:ヴィクトリア・ラセター
ウォルトン・ゴギンズ:ラファ
ジョン・レグイザモ:ローズ
【スタッフ】
監督:ニマ・ヌリザデ
製作総指揮:バディ・パトリック/ロバート・オグデン・バーナム/ジョナサン・ガードナー/レイ・アンジェリク/スチュアート・ブラウン/トム・ロック/ギデオン・タドモア/エヤル・リモン
脚本:マックス・ランディス
音楽:マーセロ・ザーヴォス
2015年 96分 R15+
<シネマトゥデイより>
エージェント・ウルトラのベースはMKウルトラ計画。実話かい!

この映画はちょっと面白いです。めちゃめちゃ面白い訳ではないです。ちょっとです。
監督はニマ・ヌリザデ。全く知らない。この映画の前に『プロジェクトX』というコメディ映画を撮っています。
トッド・フィリップスが参加しているので、多分めちゃくちゃくだらない映画でしょう。いい意味で!
ストーリーは「MKウルトラ計画」というとんでもない計画が実際にありまして、その要素が入っています。
この計画をWikiで読んだ時は唖然としました。そりゃ関連文書を破棄するわ。リンクで確認を。
話を映画に戻しまして、この映画はアクション映画です。
コメディはほぼない。軽いアクションって事でコメディ扱いされてるのかな?96分と短くまとまってるのも良し。
キャストの2人も『アドベンチャーランドへようこそ』以来の共演。
この『エージェント・ウルトラ』は2015年の映画なので、2人とも完全に売れてます。
それなのに、この言ってしまえばB級映画に出演してくれるのが嬉しい。
ジェシー・アイゼンバーグは大作似合わないし。いつまでも早口童貞キャラでいてくれ。
クリステン・スチュワートは2016年を最後に出演がない、、ちょっと心配。
エージェント・ウルトラは短く軽いジェイソン・ボーン。これでも盛ってます。

ストーリーは田舎に住んでる冴えない男マイク(ジェシー・アイゼンバーグ)が、催眠を解かれ覚醒。
記憶を失くしていたが、実は過去にCIAに訓練されたエージェントだったのだ。 (まんまボーン)
そこから敵に攫われた彼女(クリステン・スチュワート)を助ける為に奮闘するストーリー。
物凄い良く言うと、ボーンの設定にイコライザーの戦い方を掛け合わせた感じです。
ホームセンターで戦う所とかね。あっちの方が10倍緊張感ありますが。
アクションシーンが割と迫力あります。それと少しグロい。R15なだけあります。
ジェシー・アイゼンバーグのアクションは珍しいですね。どこまで本人が演じているか分かりませんが良かったです。
フライパンを使っての銃撃戦とかね。これは見てください。
もちろんジェイソン・ボーンと比べないでくださいね!イコライザーとも!
あっちはバリバリのA級ですから!
ただ、まあB級映画なので色々と雑ではありますが。
まず敵が弱すぎる所ね。相手のエージェントも同じ訓練を受けてるはずなのに。ほぼ全員瞬殺。歯ごたえがまるでない。
彼女のクリステンスチュワートがCIAだったって設定もなー。
最初のシーンでマイクが街を出れないって設定があって、そのせいでハワイ旅行に行けなくて悲しむんだけど、、知ってたんじゃん!街出れないの!それなのにあれはないよ。
あとはマイクが趣味で描いてるアメコミ。全くストーリーに絡んでこなかった。意味ありげだったのに。
などなど、色々とあるんですが目を瞑れなくもない!
B級映画の中ならAに近いです!
エージェント・ウルトラで久しぶりの共演!ジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワート

この共演が嬉しいです。『アドベンチャーランドへようこそ』ファンとしては。
映画のテイストが全く違いますが、あの2人が6年の時を超えて共演です。
この6年の間に2人はすっかりスターになりました。
ジェシー・アイゼンバーグは受賞こそ逃していますが、アカデミー賞にノミネートされ、DCエクステンデッド・ユニバースにも参加している。あまり似合ってないけど。
ただ、どうしても大作になると魅力が半減するなーってのが個人的な感想。『ソーシャルネットワーク』は別ですが。
だからなのか売れた後でも、このようなB級映画にも出演してくれるのがファンとしては嬉しい。
クリステンス・チュワートは『トワイライト』で完全に売れ切った後にも、『アクトレス〜女たちの舞台〜』でセザール賞をアメリカ出身の女優さんで初めて受賞するなど、人気と実力を兼ね備えた人です。
そんな彼女が『アクトレス』の翌年にこの映画に出るっていうね。嬉しいです。
幾つになっても不良少女感が抜けない人。この映画でも健在です。
最近は出演作がなく悲しいですが、この人も大作以外で見たい女優さんです。
『エージェント・ウルトラ』のまとめ

まあまあ面白い映画です。酷評するほどでもなく絶賛もされない。
キャストのファンなら見て損はないでしょう。95分と短いですし。
あくまでも見る時はB級映画を見るんだぞ!という気持ちを忘れずに。
じゃないと拍子抜けするんで。
『エージェント・ウルトラ』のスタッフとキャストの他の映画
監督:ニマ・ヌリザデ:『プロジェクトX』
ジェシー・アイゼンバーグ:『ジェシー・アイゼンバーグ おすすめ映画ランキングまとめ』
クリステン・スチュワート:『パニック・ルーム』/『オン・ザ・ロード』/『アドベンチャーランドへようこそ』/『アリスのままで』
ジョン・レグイザモ:『潜入者』
*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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