ブラッド・ピットは鬼かっこいい。
【ストーリー】
マドンナの夫としても注目を集める英国若手監督ガイ・リッチーの第2作目。1個の大粒ダイアモンドを巡って悪くてタフな連中が騒動を巻き起こすポップでスピーディな群像劇。ラビに扮装した強盗団がベルギーの宝石業者を襲い86カラットのダイヤを手に入れる。一味はフランキーにそれをニューヨークのボスのもとへ届けるよう指示する。しかし、フランキーは途中立ち寄ったロンドンでダイヤを狙う男たちの罠にはまり監禁されてしまう……。
【キャスト】
ベニチオ・デル・トロ:フランキー
デニス・ファリナ:アビー
ヴィニー・ジョーンズ:ブレット
ブラッド・ピット:ミッキー
ジェイソン・ステイサム:ターキッシュ
スティーヴン・グレアム:トミー
【スタッフ】
監督:ガイ・リッチー
製作:マシュー・ボーン
製作総指揮:スティーヴン・マークス/ピーター・モートン/アンガッド・ポール/トルーディ・スタイラー/スティーヴ・ティッシュ
脚本:ガイ・リッチー
音楽:ジョン・マーフィ
2000年 104分
<allcinema ONLINEより>
スナッチはロックストックをハリウッドに持って行っただけ。
先に言っておくと、スナッチは面白い。
ガイ・リッチーの2作品目であるスナッチ。
デビュー作で前作でもある『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のハリウッド版。
なので今作はキャストも豪華。
登場人物も増えて、よりお祭り感が出ている。
中身は全くなく、何か啓蒙してくる映画ではない。
相変わらずオシャレで爽快感ある映画作るなーって感じだ。
ただ、あまりにも前作と同じ過ぎて新鮮味が欠けていたのは否めない。
犬が出てきたとしてもだ。
そして前作の完成度が高かった分、比較するとどうしても、、、って感じがする。
キャストが増えた分、前作以上に混乱度が増している。
そしてばちばちハマっていく感覚を前作で体験している分感動も少ない。
あとは主演のジェイソン・ステイサムがただの回し役になってしまっているのが残念だ。
ブラッド・ピットの格好良さには惚れますが。
スナッチの登場人物の多さ。混乱の元。
wikipediaからまるっと引用。
一番分かりやすい。
- ターキッシュ
- 演 – ジェイソン・ステイサム
- 裏ボクシングのプロモーター。飛行機事故が名前の由来。口癖は「ドイツ兵」。主人公であり物語の狂言回しでもある。
- トミー
- 演 – スティーヴン・グレアム
- スロット店を営むターキッシュの相棒。ターキッシュからは憎まれ口を叩かれつつも弟同然に可愛がられている。19世紀のバレエダンサーが名前の由来。
- ミッキー・オニール
- 演 – ブラッド・ピット
- 体じゅうに刺青があるパイキーの若者で、仲間内ではリーダー的存在。素手ボクシングのチャンピオンであり、大柄なボクサーも一発で沈めるパンチ力を持つ。
- フランキー・”フォー・フィンガー”
- 演 – ベニチオ・デル・トロ
- ニューヨークマフィア。アントワープで大粒のダイヤを強奪する。重度のギャンブル中毒で、過去の失敗により指を1本失っており、「フォー・フィンガー」の異名で呼ばれている。
- ソル
- 演 – レニー・ジェームズ
- 質屋を経営する黒人。ケチなチンピラだが、ボリスの依頼によって事件に巻き込まれることになる。
- ヴィニー
- 演 – ロビー・ギー
- ソルと行動を共にする黒人。軽い性格。ソルと同じく事件に巻き込まれる。
- タイロン
- 演 – エイド
- ソルに雇われた「逃がし屋」の大柄な黒人。「逃がし屋」のはずなのに車の運転が苦手。
- ゴージャス・ジョージ
- 演 – アダム・フォーガティ
- ターキッシュに雇われている専属ボクサー。
- アビー
- 演 – デニス・ファリーナ
- ニューヨークマフィアのボス。フランキーにダイヤ強盗の指示をした張本人。フランキーが行方不明になった事からダイヤを心配し、ロンドンへ飛ぶ。
- “ブレット・トゥース”・トニー
- 演 – ヴィニー・ジョーンズ
- 一度に6発の銃弾を受けながら、歯で銃弾を受けて生き延びたことがある凄腕の賞金稼ぎ。フランキー探索のため、アビーに雇われる。
- ボリス・”ザ・ブレイド”
- 演 – ラデ・シェルベッジア
- 通称「弾丸をくぐる男」。銃火器の商売をするロシア人。根性曲がりでタフな性格。フランキーの強盗仲間の中に同じロシア人の兄弟がいる。
- ダグ・”ザ・ヘッド”
- 演 – マイク・リード
- 宝石商を営むアビーの従兄弟。盗品のダイヤも扱っている。裏社会で彼を知らないと潜りとされる。商売に有利なため、ユダヤ人のふりをしている。
- ブリックトップ
- 演 – アラン・フォード
- 裏ボクシングの元締めであり、ギャングのボス。裏切り者や気に食わない者は容赦無く殺し、豚の餌にする。
- ダレン
- 演 – ジェイソン・フレミング
- パイキーの若者。
- マレット
- 演 – ユエン・ブレムナー
- 情報屋。トニーに痛めつけられ、ノミ屋の襲撃犯がソルたちであることを教える。
- <wikipediaより>
ぞっとするほど人物が多い。
そしてちゃんと把握しないと面白さが半減するのがスナッチ。
ストーリーの序盤にざっと説明があります。
だけどこの量は多すぎだ。絶対に把握できない。
キャラはみんな立っているからまだマシだけど。
スナッチは好きで3回見ているが、2回目からすんなり見れる。そして3回目は飽きる。
でも1回目の時は最初で嫌になった思い出がある。
テンポよく話が進んでいくのがまさか悪い方向に出るなんて。
キャラの把握がストーリーに追いつかないのだ。
僕の脳みその小ささのせいかもしれないけど。
なので、しっかり楽しみたい人は2回見ましょう。
ブラッド・ピットの格好良さに酔いしれましょう。
彼が最初から最後まで全部持って行ってます。
謎の訛りがマジで何言ってるか分かりません。
それでも雰囲気で許せるのが凄い所。
ボクシングのシーンは最高にカッコイイです。
母の為に涙を流すシーンにはグッときます。
彼のストーリーの終わり方も完璧。
主演じゃないのに、、
一人一人書くと大変なので他は割愛します。
多分、見る人によって好きなキャラが違うと思います。
それぐらい一人一人がキャラ立ちしてます。
ただ、今回の主演ジェイソン・ステイサム。
彼がスナッチの回し役を担ってるんだけど、回すのに徹し過ぎて魅力が薄れていた。
他のキャラの引き立て役に成り下がっていたのがファンとしては悲しい。
そういう人物が必要なのは分かるけどさ。
『スナッチ』のまとめ。
ストーリーの説明は省きました。
文字で書いても伝わらないので。
ロックストックの記事を書いた時に思いましたね。
書いてて全然面白くなかった。
詳細を知りたい方は是非他のネタバレブログで。
スナッチはガイ・リッチーの踏み絵的な映画だと思います。
キャストは豪華になり画も華やかに。
前作のザラザラした質感も綺麗に仕上げています。
良くも悪くもハリウッド作品だなって感じに。
インディーズ映画丸出しの前作の荒さと若さが好きだった人には物足りない映画。
綺麗にすればいいってもんじゃないと学んだ映画でもありました。
ロックストックの完全なる失敗版が見たい人は『ロックンローラ』を。
U-NEXTで配信中。
『スナッチ』のスタッフとキャストの他の映画。
監督:ガイ・リッチー:『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』/『ロックンローラ』
ブラッド・ピット:『ファイト・クラブ』/『マネーボール』/『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
ジェイソン・ステイサム:『ジェイソン・ステイサム おすすめ映画ランキングまとめ』
*本ページの情報は2018年12月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。