良い所はキャストのみ!
【ストーリー】
クウェートの砂漠地帯で襲撃されたマルコ少佐(デンゼル・ワシントン)の部隊は、レイモンド・ショー軍曹(リーヴ・シュレイバー)の活躍で無事生還する。アメリカでは英雄として迎えられたレイモンドは副大統領候補として脚光を浴びるが、マルコには違和感があった……。
【キャスト】
デンゼル・ワシントン:ベン・マルコ少佐
メリル・ストリープ:エレノア・ショー
リーヴ・シュレイバー:レイモンド・ショー
ジェフリー・ライト:メルヴィン
キンバリー・エリス:ロージー
ジョン・ヴォイト:ジョーダン
ブルーノ・ガンツ:デルプ
【スタッフ】
監督:ジョナサン・デミ
製作総指揮:スコット・アヴァーサノ
原作:リチャード・コンドン
脚本:ダニエル・パイン/ディーン・ジョーガリス
音楽:レイチェル・ポートマン/ワイクリフ・ジョン
2004年 130分
<シネマトゥデイより>
クライシス・オブ・アメリカはデンゼル・ワシントンとメリル・ストリープ共演のしょうもない映画。
この映画を簡単に言うと、戦地から帰還した兵士がチップを埋め込まれていて操作される話し。
こんな荒唐無稽なストーリーを一切笑いなし、リアリティあるでしょ?みたいな展開をされるのがキツかった。
しかもこの映画130分もあるのだ。苦痛。苦行。
黒幕は政府と癒着している企業とメリル・ストリープなのだが、お金の為って所もあまり納得いかなかったです。
クライシス・オブ・アメリカのストーリーがスッカスカ。
この映画のストーリーには全くリアリティがない。穴だらけ。スッカスカ。
デンゼル・ワシントン演じるマルコは埋め込まれたチップを取らなかったっけ? さらに頭に電気も流してたけど、、操られたままなの?
電気を流してくれた旧友のドイツ人医師はどうなったの?研究所みたいな所は荒らされてたけど、、言及なし?猿の頭に変な装置をつけてたけど何の研究?言及なし?
FBIは何をしてるの?マルコをずっと見張ってるみたいな事言ってたけど何で?スーパーの店員に変装してるは無理ない?
リーブシュレイバー演じるショーもチップを埋め込まれていて洗脳されているのだが、マルコに「心まだ本物のお前が残っている」みたいな事を言われて最後は少し洗脳が解けるのだけど、、何で?そんなんで解けるの?言った本人は洗脳されちゃってますけど、、
操ってた黒幕はショーの母であるエレノアなのだが、やりすぎじゃない?息子の脳にチップ埋め込みます?
何か書いていてイライラしてきた。
途中から見るのがしんどくて粗探しみたいになってしまったので、ちょっと言い掛かりみたいな部分もありますが、この映画はしょうもないです。
クライシス・オブ・アメリカはアカデミー賞受賞者が3人もいるのに、、
監督のジョナサン・デミは『羊たちの沈黙』でアカデミー賞監督賞を受賞。この映画は絶対に観るべき映画です。
作品賞/監督賞/主演男優賞/主演女優賞/脚色賞と5部門も受賞しています。特に凄いのが主演男優賞を得たアンソニー・ホプキンスの出演時間は約11分。たった11分しか出ていないのに主演男優賞である。こんな映画他にありません。
そんな監督が撮ったクライシスオブアメリカ。めちゃめちゃ期待裏切るやん!
主演のデンゼル・ワシントンは『トレーニングデイ』で主演男優賞を受賞。他にも助演男優賞もとってるし、ゴールデングローブ賞もとっていたり、間違いなく名優です。
っが、この映画だと正直普通。特に良かったって場面もなくて、、ストーリーの粗さは名優でも隠しきれなかった。
黒幕のメリル・ストリープは主演女優賞を2度受賞。ノミネートは18回と最多。出ればノミネートされるような人です。
こんな映画でも彼女は輝いてました。怖い。黒幕ってすぐわかるぐらい。
それが良いか悪いか置いといて、長ゼリフでは引き込まれるし、息子の溺愛っぷりが怖い。チップ埋め込んでましたが、、
この3人以外にも、”ジェフリー・ライト”(スーパー・チューズデイ 〜正義を売った日〜)や”ヴェラ・ファーミガ”(マイレージ、マイライフ)も出演しています。2人とも死んじゃうんですが、ヴェラ・ファーミガの最後はなかなかの衝撃でした。
あと、MCUのファルコンこと”アンソニーマッキー”も端役で出ています。見逃さないように。
こんなにもたくさんの良いキャストが揃っているのに、こんな映画になってしまうなんて。
『クライシス・オブ・アメリカ』のまとめ
あまりオススメは出来ません。
このメンバーで何でこんな仕上がりになったのか不思議です。
メリル・ストリープがこの映画でもアカデミー賞にノミネートされています。流石だ。
『クライシス・オブ・アメリカ』のスタッフとキャストの他の映画
監督:ジョナサン・デミ:『羊たちの沈黙』
デンゼル・ワシントン:『マイ・ボディガード』/『ザ・ウォーカー』/『デンジャラス・ラン』/『2ガンズ』/『インサイドマン』
メリル・ストリープ:『マーガレットサッチャー 鉄の女の涙』
リーヴ・シュレイバー:『俺たち喧嘩スケーター』
ジェフリー・ライト:『スーパー・チューズデイ 〜正義を売った日〜』/『シャフト』
ヴェラ・ファーミガ:『マイレージ、マイライフ』/『デンジャラス・ラン』
*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。