『クリミナル 2人の記憶を持つ男』☆☆☆☆☆ とんでもないCIA ネタバレ映画レビューブログ

クリミナル 2人の記憶を持つ男 ☆☆☆☆☆




クリミナル 2人の記憶を持つ男

数々の設定を受け入れられれば!

【ストーリー】

アメリカ軍の核ミサイルを遠隔で操作することが可能なハッカー、ダッチマンの居場所をただ一人知るCIAエージェントのビリー(ライアン・レイノルズ)が、任務中にこの世を去る。手掛かりにすべく、ビリーの記憶が死刑囚のジェリコ・スチュアート(ケヴィン・コスナー)の脳に移植されることになる。凶悪犯である自身とエージェントのビリーの二つの人格がせめぎ合う中、ジェリコは記憶が消える48時間以内にテロを防ぐため孤独な闘いに没入していく。

【キャスト】

ケヴィン・コスナー:ジェリコ・スチュワート

ゲイリー・オールドマン:クウェイカー・ウェルズ

トミー・リー・ジョーンズ:フランクス医師

アリス・イヴ:マルタ・リンチ

ガル・ガドット:ジル・ポープ

マイケル・ピット:ヤン・ストローク/ダッチマン

ジョルディ・モリャ:ハビエル・ハイムダール

アンチュ・トラウェ

スコット・アドキンス

アマウリー・ノラスコ:エステバン・ルイザ

ライアン・レイノルズ:ビル・ポープ

【スタッフ】

監督:アリエル・ヴロメン

製作総指揮:ボアズ・デヴィッドソン/ジョン・トンプソン/クリスティーン・オタール/アヴィ・ラーナー/トレヴァー・ショート/ラティ・グロブマン/ダグラス・アーバンスキー/ジェイソン・ブルーム/ケヴィン・キング=テンプルトン

脚本:ダグラス・クック/デヴィッド・ワイズバーグ

音楽:ブライアン・タイラー/キース・パワー

2016年 113分

<シネマトゥデイより>

クリミナル 2人の記憶を持つ男は、数々の設定さえ受け入れられれば!

クリミナル 2人の記憶を持つ男

こんな映画が公開していた事すら知らなかった。

キャストの欄を見ていただきたい。

めちゃめちゃ豪華なのだ。

ケヴィン・コスナー/ゲイリー・オールドマン/トミー・リー・ジョーンズ/ガル・ガドット/ライアン・レイノルズ

旬な俳優と実力派がバランスよく配されてる。

それなのにこの映画は話題にならなかったはず。

見て思ったのは、そんなに楽しくないってのが1つ。

もう1つはこの豪華キャストで作るにはあまりにB級すぎる内容だからだと思う。

最初は期待を持たせてくれるんですよ!

ライアン・レイノルズの演技が良くて、この人こんなにカッコいい役も出来るんだーと感心していました。

問題はそこから起きます。

彼が拷問をされて死んだ後。

彼の記憶を別の人間に移すのだ!

記憶を移される人間は囚人!

核爆発を遠隔操作できるソフト!

めちゃくちゃハッキングしてくる敵対勢力!

全然うまくいかないCIA!

ロシアはどうした!

めっちゃ突っ込む所ばっかりなんです。

記憶を囚人に移そうとした辺りで嫌な予感は漂っていた。

もっと人を選べよと、、、

こんなおバカ設定を豪華キャストが演じるから少し滑稽に見えてしまいまして。

何をそんなに慌ててるんだよと。

すっごいつまらない訳じゃないんだけどね、、、

クリミナル 2つの記憶を持つ男のストーリーは、、、

クリミナル 2人の記憶を持つ男

アメリカ軍の核爆弾をハッキングできるダッチマン(マイケル・ピット)の居場所を唯一知っている男ビル(ライアン・レイノルズ)は、同じくダッチマンを追っている反政府組織に捕まり拷問をされた挙句死亡してしまう。

なんとかダッチマンの居場所を知りたいCIAはビルの記憶を移植できないかと考える。

そこで白羽の矢が立ったのがフランクス医師(トミー・リー・ジョーンズ)

彼はまだ未完成ではあるが、記憶の移植をマウスで成功させていた。

フランクス医師は移植される男も提案する。

それが囚人のジェリコ(ケヴィン・コスナー)だ。

彼は社会適応能力がなく、罪の意識もない。幼い頃の怪我で感情も失っていた。そのせいで何度も刑務所に。

記憶を移す手術が終わったが、ジェリコはビルの記憶を上手く思い出せずにいた。

それを見たCIAは手術が失敗したと判断し、ジェリコを殺す事に。

だが、ジェリコは車での移送中に反撃。逃亡する。

ビルの記憶が断片的に蘇る中、かつて自分が住んでいた家に侵入する。

そこでトラブった為、CIAに記憶が戻った事がバレて追われるように。

ジェリコはビリーの記憶を頼りに、ダッチマンに渡すはずだった大金の隠し場所を探す。

CIAはジェリコを探す。

反政府組織もジェリコを探す。

ダッチマンは逃げたいのに唯一繋がってたビルが死んだ為、どうしていいか分からない状態。

ロシア政府に助けを求めようと試しにミサイル撃って、凄いだろ!保護しろ!と促す状態。

なんやかんやがあり、大金を手に持ちダッチマンの居場所に行くジェリコ。

だが、そこには反政府組織もいて、ダッチマン殺される。

ジェリコはめっちゃ撃たれたけど反撃。

ミサイル遠隔装置の入ったUSBを確保する。

そこに変政府組織のボスから電話がある。

ビルの家族を誘拐した。USBと交換な。

CIAの制止を無視して、家族とUSBを交換するジェリコ。

嬉々として試しにミサイルを撃った反政府組織のボス。

だが、そのUSBは書き換えられてて、最初の1発目は撃った人の所に行くようにプログラムされていたのだ。

その後、徐々にビリーの記憶を失って行くジェリコ。

だが、思い出の地に行き記憶が蘇えるのだった。


まあまあ端折りました。

とりあえずCIAの無能さが際立つ映画です。

CIAの上官的役割を演じているのがゲイリー・オールドマン。

クリミナルでは良かった事が何も起こらず、終始喚き散らすタイプの上官でした。

ほぼ全ての計画が上手くいかず、ジェリコも言う事聞かず、最後のミサイルで殺されそうになる無能っぷり。

たまたまラッキーで事件を解決しただけっていうね。

少しは敵との頭脳戦やらを見たかったぞ。

後はフランクス医師!出番は少なかったけど、誰もが思っただろう。

他に候補者いただろ!!!

なんであんなサイコパスな人間にしたの?

個人的な恨み?

感情がないから記憶を入れやすいってか?

その辺の説明があってもいいんじゃないの?

そして、何も知らされずに手術をされるジェリコ!

かわいそうだ。余りにも酷い。

勝手に記憶を移植させられるなんて。

そして、この映画はハッピーエンドみたいな雰囲気を出してくる!

ビルの記憶が定着して家族一緒に暮らせるね。みたいな!

いやいや、ジェリコの意思は?彼の本来の生活はいいの?

しかもCIAは彼をまた雇うだと?

なかなか滅茶苦茶ですよー!完全に駒扱いだ!

ジェリコの意思を完全に無視したエンディングは全然納得いかなかった。

まあガル・ガドットと一緒に暮らせるならハッピーか、、、

クリミナル 2人の記憶を持つ男におけるガル・ガドットの存在感。

クリミナル 2人の記憶を持つ男

設定がとんでもないB級だけどキャストが豪華なクリミナル。

一番良かったのはちょっとしか出てこなかったライアン・レイノルズだったけど、ガル・ガドットの存在感も素晴らしい。

これは完全に男目線で見ているからだと思う。

めっちゃ綺麗。

語彙力が乏しくて残念だ。

ルームウェアの彼女。

母としての彼女。

縛られている彼女。

モーニングコーヒーを出してくれる彼女。

出番があまり多くないのに、挙げ出したらキリがない。

ワンダーウーマンがかっこいいのは勿論なんだけど、日常のガルガドットの素晴らしさがクリミナルにはある!

『クリミナル 2人の記憶を持つ男』のまとめ

クリミナル 2人の記憶を持つ男

クリミナルは楽しいとも、つまらないとも言えない映画です。

CIAがとんでもない事するなーって映画です。

好きなキャストが出ていたら見てもいいかもしれないです。

ケヴィン・コスナーの洗練されてない暴力は似合う。

ゲイリー・オールドマンはあまり魅力のある役ではないですが、渋さは健在です。

トミー・リー・ジョンーンズは完全におじいちゃん。

若干グロいシーンが出てくるのでご注意を。

PrimeVideo/Netflixで配信中。

『クリミナル 2人の記憶を持つ男』のスタッフとキャストの他の映画

監督:アリエル・ヴロメン:『THE ICE MAN 氷の処刑人

ケヴィン・コスナー:『ダンス・ウィズ・ウルブズ

ゲイリー・オールドマン:『ザ・ウォーカー

トミー・リー・ジョーンズ:『メカニック ワールドミッション

ライアン・レイノルズ:『アドベンチャーランドへようこそ』/『デンジャラス・ラン』/『ハッピーボイス・キラー』/『ペーパーマン

マイケル・ピット:『完全犯罪クラブ


*本ページの情報は2018年11月時点のものです。
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