これなら作るな。
【ストーリー】
暗殺の仕事から離れ、平穏な日々を送るビショップ(ジェイソン・ステイサム)のもとに、かつてビショップを裏切り姿を消したままでいた兄弟子クレインから暗殺の依頼が入る。相手にしないつもりだったが、人質を取られて引き受けざるを得ない事態になる。フィクサーとして世界を裏で操る3人の武器商人がターゲットとして提示され、事故死に見せかける暗殺計画を進めるビショップ。しかし、クレインが計画遂行後に自分を殺そうとたくらんでいるのを知る。
【キャスト】
ジェイソン・ステイサム:アーサー・ビショップ
ジェシカ・アルバ:ジーナ
トミー・リー・ジョーンズ:マックス・アダムス
ミシェル・ヨー:メイ
【スタッフ】
監督:デニス・ガンゼル(THE WAVE監督)
2016年 98分
この映画はメカニックの続編なのか、、
ジェイソン・ステイサム主演『メカニック』の続編。
前回よりもキャストはパワーアップ!
トミー・リー・ジョーンズとジェシカ・アルバが出演しています。
だけど、、これはメカニックの続編なのか?というぐらい前回の良い所がなくなっている。
周到な準備はどこにいったのだ。
簡単に捕まりすぎだろ。
恋人の為に仕事を請け負うだと?
これは違うだろ。
メカニックのビショップはそんな奴じゃないだろ。
続編を作っている間にクールさと知的さが欠けてしまっていた。
メカニックの続編はキャストが豪華になっただけだ、、
確かにキャストは豪華になった。
まず、トミー・リー・ジョーンズである。
BOSSのCMの人。
アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。
立派なキャリアがある俳優さん。
出る必要なかっただろ。
終盤に最後の標的として出てくるのだが、、いかにも悪人の風貌。残念である。
変な服装にサングラス。
あなたはそうでもしないと悪役って分からせる事出来ないの?そんな事ないでしょ?
なんの工夫もない。
さらに見せ場もない。
無駄だった。
次にジェシカ・アルバ。
ゴールデンラズベリー賞の常連である。
ゴールデンラズベリー賞?
アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰するものでラジー賞(Razzies)とも呼ばれている。
<wikiより>
色気はあるし、影を見せるような演技をする人じゃないので、アクション映画のヒロインとしてはぴったりだと思う。
なんか簡単に攫われそうだし、攫われても簡単に助かるんだろうなと思わせる安心感。
ただ、ジェシカ・アルバじゃなくてもと。
彼女をメインキャストに加える事で、彼女とのストーリーを作らなければいけなくなった。
ジェイソン・ステイサムと恋仲になるのだが、そんな設定はこの映画には不必要である。
冷静で冷酷な殺し屋のはずである。
それなのに、彼女の為に相手役にはいいように使われ、無謀にも突入し捕まり、最後はカンボジアに会いに行くなんて、、
こんなの僕の知っているメカニックじゃない。
『メカニック ワールドミッション』のまとめ
前作のファンだったので非常にがっかりした。
メカニックの続編ではなかったらここまでがっかりしなかっただろう。
アクション映画としては船を爆破したり、ビルの屋上プールに穴を開けて殺したりとなかなか派手で見応えがある。この殺し方は新しかった。
さらに船の突入シーンはまるでメタルギアソリッドの実写みたいな形でワクワクした。
ただし、これはメカニックの続編だ。
前回の設定は踏襲しなければいけないのである。
それを無視するのであれば作るなよと言いたい。
別の映画にしてくれと。
映画の続編は滑る事が多いのだが、この映画も例に漏れず滑りたおしている。
PrimeVideoで配信中。
『メカニック ワールドミッション』のスタッフとキャストの他の映画
前作:『メカニック』
監督:デニス・ガンゼル:『THE WAVE』
ジェイソン・ステイサム:『ジェイソン・ステイサム おすすめ映画ランキングまとめ』
トミー・リー・ジョーンズ:『クリミナル 2人の記憶を持つ男』
ジェシカ・アルバ:『シン・シティ』
*本ページの情報は2018年11月時点のものです。
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