『セルラー』☆☆☆☆☆ テレ東のお昼向き ネタバレ映画レビューブログ

セルラー ☆☆☆☆☆




セルラー

これがお昼にやってたら見てしまう!

【ストーリー】

高校の科学教師ジェシカ(キム・ベイシンガー)は、愛する夫と11歳の息子リッキー(アダム・テイラー・ゴードン)とともに幸せな暮らしを送っていたが、ある日突然、ジェシカは見知らぬ男たちによって監禁されてしまう。

【キャスト】

キム・ベイシンガー:ジェシカ・マーティン

クリス・エヴァンス:ライアン

ウィリアム・H・メイシー:ボブ・ムーニー巡査部長

ジェイソン・ステイサム:イーサン

ノア・エメリッヒ:ジャック・タナー

エリック・クリスチャン・オルセン

ジェシカ・ビール

リチャード・バージ

マット・マッコーム

ブレンダン・ケリー

リック・ホフマン

シェリー・シェパード

ヴァレリー・クルス

キャロライン・アーロン

エリック・エステバリ

【スタッフ】

監督:デヴィッド・R・エリス

製作総指揮:ダグラス・カーティス/キース・ゴールドバーグ

脚本:クリス・モーガン

音楽:ジョン・オットマン

2004年 95分

<シネマトゥデイより>

セルラーはテレ東のお昼に見るには最高の映画かもしれない。

セルラー

95分、中弛みせず最後まで楽しませてくれます。

何よりよかったのがタイトルになっているセルラー=携帯電話が常にキーになっている所だ。

何でトンネルに入れなかったのか。

何で混線してしまうのか。

何で階段で圏外になるのか。

最後の銃撃戦からエンドロールにまで携帯電話をフル活用します。

ただ、セルラーはあくまでもB級です。

キム・ベイシンガーが出ていても、ジェイソン・ステイサムが出ていても、クリス・エヴァンスが出ていてもB級です。

なので、テンポは良いんだけど荒い!

やたら評価が高くてビックリする(yahoo!映画で4.0)けど、正直そんなに乗れなかった。

つまらなくはないけど、そんなに絶賛する映画かな、、

テレ東のお昼でやってたら最高の映画だとは思いますが!

セルラーは分かりやすいストーリーだけど、中途半端!

セルラー

高校の理系教師のジェシカ(キム・ベイシンガー)は息子をスクールバスまで見送った後、見知らぬ男達に家を襲撃され連れ去られる。

誘拐犯達(ジェイソン・ステイサム達)はジェシカをアジトの屋根裏部屋に監禁。

その部屋にあった固定電話もハンマーで壊される。

だが、その壊された電話の配線を何とか繋ぎ合わせて何処に繋がるか分からないが外部との連絡を試みる。

その電話にたまたま繋がったのがライアン(クリス・エヴァンス)の携帯電話。

ライアンは軽薄なお調子者で最近彼女に振られたばかりの男だ。

ライアンは最初イタズラ電話だと思って切ろうとするが、緊迫した声を聞き渋々警察に行く。

対応してくれたのがムーニー巡査部長(ウィリアム・H・メイシー )

ライアンはムーニーに携帯を渡し、ジェシカと直接話してもらう。

少し話した所で署内でちょっとした騒動が起き、ムーニーはその対応に追われる。

ライアンは別の部署を紹介してもらい、次はそこに行くように言われる。

その場所へ向かう途中、電話越しの会話が聞こえる。

ジェシカが脅されながら旦那の居場所を聞かれていたのだ。

誘拐犯の目的はジェシカの旦那だったのだ。

それでも答えないジェシカは息子を狙われる。

その会話を聞いていたライアンは警察に助けを求めようとするが、目的の場所まで行く途中に電波が悪くなる。

このまま切れたらマズイと判断したライアンは自ら息子の通う学校に先回りをし助ける事に。

学校へは先に到着したライアンだったが、間一髪間に合わず息子は攫われる。

その後誘拐犯を追っていたが、渋滞にはまり逃げられてしまう。

息子を攫ってきた誘拐犯は旦那の居場所を吐かせる事に成功。旦那は空港のバーにいる。

またもその会話を聞いていたライアンも空港のバーに向かう。

手荷物検査場でライアンは誘拐犯の荷物に拳銃を忍び込ませる事に成功。

これで敵は空港職員に逮捕されると思ったが、実は彼らは警官だったので逮捕されず。

誘拐犯達は公務中麻薬組織の連中から麻薬を奪い殺害する所を、たまたまジェシカの旦那にビデオカメラで撮られていたのだ。

その証拠を消すためにジェシカの旦那を追いかけていた。

結局、ジェシカの旦那も捕まってしまい貸し金庫に隠してるビデオカメラを持ってくるよう言われる。

これまた電話越しに聞いていたライアンは銀行に向かう。

銀行でビデオカメラを奪おうとした誘拐犯をライアンは襲いビデオカメラを奪い逃走する。

逃げたライアンはビデオカメラと家族の交換を誘拐犯に伝える。

受け渡し場所には、この事件を不審に思っていたムーニーも参戦。

ライアンと共に誘拐犯達を撃破し無事に家族は解放される。


だいぶ長くなってしまいましたが、話は簡単です。

誘拐される→ライアン巻き込まれる→行く先々で誘拐犯に先を越される→最後は無事解決。

ただこれだけのストーリー。

正直これだけを見たら何が面白いのか分からないと思う。

よくある話だし、何の新しさもない。携帯電話を除いては。

セルラーはタイトル通り、携帯電話がやたらにキーになります。

ライアンが警察に助けを求められなかったのも圏外になりそうだったから。

追いかける途中、トンネルをくぐれなかったのも圏外になるから。

最後のビデオカメラが破壊されて証拠消滅かと思わせといて、携帯電話で再撮影していましたってオチも。

ことごとく携帯電話がキーになるんです。

この演出はくどかったけど良かった!

ただ、セルラーは中弛みはしないんだけど、正直緊張感はない。

誘拐犯達のリーダーはジェイソン・ステイサムなんだけど、顔が怖いだけで全然駄目なんです。

嫁を誘拐してきた。でも旦那の場所を吐かない。じゃあ子供も誘拐しよー。

彼女には手を挙げる事もなく、拷問もしない。

それなのに諦めてわざわざ子供を誘拐しに行く。

ライアンには簡単に荷物を奪われる。

最後の銃撃戦も着信があって目を離した隙に撃たれる。

何だよその緊張感の無さは。

それなのにジェシカは私たち家族は殺されるって怯えるし、、、

この緊張感のギャップ!

こっちはのほほんと見てますよ。

携帯ショップを襲ったエピソードもいらないって。より緊張感なくなるわ。

サスペンスなのに余りにも緊張感のない演出が僕は苦手だった。

セルラーで大活躍の若手クリス・エヴァンス

セルラー

キム・ベイシンガーが主演となっているけど、一番頑張ってたのはクリス・エヴァンス!

まだ全然売れる前ですけど。ちなみにセルラーで4本目の出演。

好青年がピッタリです。ただ巻き込まれただけなのに精一杯頑張る所が似合う!

ただ、本当は軽い男の設定なんだけどね、、無責任で自己チューって言われてたし。

その設定は無視されてました。

頑張ってたけど、キャラ設定が曖昧だったのが勿体無い!


キム・ベイシンガーはちょっと大げさ過ぎて、、正直温度差がありました。

全然シリアスな映画じゃないのに、この人だけ大げさなんですよ。リアクションが。

自分も誘拐され、子供を誘拐され、旦那も誘拐され、メイドは目の前で殺されてって大変な状況なんだけど、映画自体が全くシリアスではなく緊張感のかけらもないから浮いてました。

名のあるキャストが欲しかったからのキャスティングだったのかな。

セルラーには合っていなかった。


ジェイソン・ステイサムは特にないです。

誘拐犯のリーダー何だけど、特に何か特徴があるわけでもなく。

最後はあっさり撃ち殺されるし良い所なし。

それよりもウィリアム・H・メイシー演じるボブ・ムーニー巡査部長!

彼はカッコイイ!B級映画の刑事にピッタリ!

イイ感じに抜け感を出してくれてました。

そのせいでサスペンス要素が薄まってしまっていましたが、、、

『セルラー』のまとめ

セルラー

つまらなくはない。でも周りにオススメする程の映画でもない。

正直言って何で絶賛する人がいるのか分からない映画だ。

サスペンスなのに緊張感もなく、コメディに見せたい場面も笑えるほどではなく、、、

中途半端な印象の映画です。

ただ、最後のセリフは良かった。

「お礼したいの 何か出来る事ある?」

「1つある 2度と俺に電話しないで」

ここまで携帯電話を生かしたストーリーは他では見れない。

U-NEXT/Hulu/PrimeVideoで配信中。

『セルラー』のスタッフとキャストの他の映画

監督:デヴィッド・R・エリス:『デッド・コースター』

クリス・エヴァンス:『PUSH 光と闇の能力者』/『フェイクシティ ある男のルール』/『ルーザーズ

ジェイソン・ステイサム:『ジェイソン・ステイサム おすすめ映画ランキングまとめ


*本ページの情報は2018年12月時点のものです。
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