『ヘンゼル&グレーテル』☆☆☆☆☆ 気にしたら負け。ネタバレ映画レビューブログ

ヘンゼル&グレーテル ☆☆☆☆☆




ヘンゼル&グレーテル

気にしたら負け。

【ストーリー】

親に捨てられ、森で迷子になってしまったヘンゼルとグレーテル。森の奥深くにあったお菓子の家にたどり着き、そこに住む魔女に捕えられた2人だったが、魔女をだましてかまどに突き落とし、無事に戻ることができた。その15年後、大人になった兄妹は魔女ハンターとして賞金稼ぎの日々を送っていた。ある日、子供の誘拐事件が多発する村から、事件の解決を依頼され、黒魔女ミュリエルを追うことになるが、魔女は兄妹の出生の秘密を握っていた…。

【キャスト】

ジェレミー・レナー:ヘンゼル

ジェマ・アータートン:グレーテル

ファムケ・ヤンセン:ミュリエル

トーマス・マン:ベン

【スタッフ】

監督/脚本:トミー・ウィルコラ

製作:ウィル・フェレル/アダム・マッケイetc

音楽プロデューサー:ハンス・ジマー

2013年 88分

<allcinema ONLINEより>

ヘンゼル&グレーテルは気にしたら負け。

ヘンゼル&グレーテル

『ヘンゼルとグレーテル』というタイトル。そしてこのパッケージ。まさにB級映画の匂いがプンプンしている。このパッケージ安っぽいなー。そこが良いんだけど。

ストーリーは簡単で、魔女ハンターの主人公2人がある村で事件を解決するだけの話し。

グリム童話ヘンゼルとグレーテルの話を知っている人はどれぐらいいるのだろう?

僕はお菓子の家が出てくる事以外は知らなかったというか覚えていなかった。魔女が出てくる事も覚えていなかった。

ただ原作は知らなくて大丈夫です。僕は普通に楽しめました。

この映画は当たり前のように魔女が出てくる。村の皆も知っている。

その魔女のビジュアルがなかなか怖い。これには少し驚いた。

THE B級映画だと思っていたのでもっとチープな感じかと思っていたが子供が泣くクオリティです。

あらゆる魔女が一堂に会するシーンはなかなか迫力があった。そしてその魔女が無残な殺され方をする。

頭はショットガンで吹き飛ばされ、マシンガンで蜂の巣にされ、スコップで首を千切られ、火あぶりにされとかなり悲惨だ。

というか悲惨すぎる。正直気分が悪くなった。

ただ、ストーリーがありきたりなので、こういう演出で盛り上げないと本当に何も面白みのない映画になってしまうから仕方のない事なのかもしれない。

そしてこの映画は本当に突っ込みどころは多い。

一応紹介のストーリーには出生の秘密を握っていた、、、みたいな事を書いているが、こんなのすぐ分かります。

主人公の2人の強さもよく分からない。魔女にボコボコにされるけど平気で立ち上がったり、それでも不死身という訳ではなく怪我はしっかりします。空飛ぶ箒にまたがった魔女には普通に走って追いつきます。

マシンガンとか平気で出てきます。時代設定とか野暮な事を言ってはだめです。

魔女の魔法が使える基準もよく分かりません。魔法を使わず素手でいく事も多いです。

仲間が2人増えます。

まずは白の魔女。死にかけたら必ず現れ助けてくれます。何で死にかけている場所を知っているのか不思議でしょうがなかった。あっさり刺されて殺されるし。自分は治せないんかい。

もう1人の仲間ベン。ただの魔女ハンターファン。ただのファンのくせに最後は活躍して一緒に旅に出るようになるし。

細かい所が色々と気になる映画でした。

ただこの映画はそういうのを気にしたら負けです。

ヘンゼルとグレーテルの名前を借りているだけのB級アクション映画です。

ヘンゼル&グレーテルは地味に豪華キャストとスタッフ

ヘンゼル&グレーテル

ジェレミー・レナーとファムケ・ヤンセン。

アベンジャーズのホークアイとX-MENのジーングレイです。ファムケ・ヤンセンは置いといて、ジェレミー・レナーはこの映画には勿体無いぐらいの俳優さん。

ただ、このヘンゼル役は悔しいが似合っている。

怠そうな雰囲気。容赦ない暴力。抑えられない色気。さすが第2のボーンである。

アカデミー賞にノミネートされた事のある俳優さんがこういうB級映画に出てくれるのは単純に嬉しい。

なんかこの人映画が好きなんだなと勝手に感じてしまう。

そしてグレーテル役のジェマ・アータートン。ハッピーボイス・キラーにも出ていました。

色気が凄いです。原作がグリム童話という事を完全に忘れさせます。この人の色気がB級感に拍車をかけています。もちろん良い意味で。

最後に音楽プロデューサーのハンス・ジマー。

オープニングのクレジットで名前を見つけた時は目を疑った。本当に。

あの『インターステラー』のハンス・ジマーである。それがこんな映画に。失礼か。

正直どれぐらい関わっているか分からないし、音楽すげーっていう映画ではないのでどれぐらいこの映画に良い効果があったか分かりませんが、この名前だけでテンションは上がります。

ちなみに製作のウィル・フェレルとアダム・マッケイとかも無駄に豪華。

『ヘンゼル&グレーテル』のまとめ

ヘンゼル&グレーテル

僕は楽しめはしたけどあまり好きな映画ではなかった。

でも頭を空っぽにしたくてグロくても大丈夫で派手なアクション映画を見たい人は楽しめると思います。

88分と短くテンポも良いので 中弛みもなくあっという間にクライマックスまでいきます。

ただ、それだけの映画。中身はスカスカです。これならもっと他のアクション映画を見るかなというのが正直な感想です。

続編の脚本が出来上がっているみたいだけど、キャストのスケジュールの都合で作っていないみたいです。

本当にそれが理由なのかなと僕は疑っていますが。

PrimeVideoで配信中。 

『ヘンゼル&グレーテル』のキャストの他の映画

ジェレミー・レナー:『ハートロッカー

ジェマ・アータートン:『ハッピーボイス・キラー』/『ロックンローラ


*本ページの情報は2018年11月時点のものです。
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