
ナイスバディでした。
【ストーリー】
革命記念日前夜のパリ市街で爆弾テロが発生し、捜査を担当することになったCIAのはみ出し者、ブライアー(イドリス・エルバ)は容疑者に浮上したスリの若者マイケル(リチャード・マッデン)を逮捕する。彼が無実であることを確信したブライアーはスリの腕前を買い、無実を証明するため捜査協力を持ち掛け、マイケルも承諾する。タッグを組んだ彼らは新たなテロを阻止すべく、真犯人を追うが……。
【キャスト】
イドリス・エルバ:ショーン・ブライアー
リチャード・マッデン:マイケル・メイソン
シャルロット・ル・ボン:ゾーエ
ケリー・ライリー:カレン・デイカー
ジョゼ・ガルシア:ヴィクター・ガミュー
ティエリ・ゴダール:ラフィ・ベルトラン
【スタッフ】
監督:ジェームズ・ワトキンス
製作総指揮:オリヴィエ・クールソン/ロン・ハルパーン/ダン・マクレイ/マイケル・ドライヤー/ファブリス・ジャンフェルミ/ガイ・ストーデル/スティーヴ・ゴリン
脚本:アンドリュー・ボールドウィン
音楽:ジェームズ・ワトキンス/アレックス・ヘッフェス
2015年 92分
<シネマトゥデイより>
フレンチ・ランはみんな大好きバディ物。

みんな大好きなバディ物です。
このブログでも『2ガンズ』や『ゲットスマート』などなど沢山紹介してきました。
どれも共通しているのが、安心して見られるって所ですかね。
最初は仲違いしながらも、徐々に友情を深めて事件を解決する。
分かっていても楽しめる作品が多いです。
っで、『フレンチ・ラン』
期待を裏切らない展開に、痛快なアクション。
こういうのが見たかったんだよって気持ちを裏切りません。
そして、ただ楽しいってだけでも十分なんだけど、政府とデモ隊の衝突はタイムリーだった。
フレンチ・ランのストーリー(ネタバレ)

舞台はフランス。
フランス革命記念日前夜。
テロリストは事件を起こし、国を分断しようと企んでいた。
マイケルはスリを生業として生活していた。
ある日、カバンを持って顔を伏せていた女に目を付ける。
そのカバンを盗んだマイケルだったが、金目の物は入ってな買った為、携帯を盗んでカバンを捨てる。
すると捨てたカバンが爆発して、4人が死亡するのだった。
CIAがフランスの要人を独自に撮影していたカメラの映像から、マイケルはCIAのブライアーに追われる事に。
ブライアーはCIAで浮いた存在で、過去の汚名返上をする為にマイケルの確保に動く。
マイケルの部屋を特定したブライアーはなんとか捕まえ、尋問をする。
するとそこに現れたのは、カバンの爆弾を作ったテロリストの連中だった。
テロリストはカバンを盗まれた女を口止めする為に追っており、携帯のGPSを追って現れたのだ。
なんとかテロリストを撒いた2人は、テロリストの黒幕探しで協力する事に。
2人はテロリストに狙われながらも、黒幕はフランス特捜隊のガミューだと気づく。
ガミューは政府とデモ隊をぶつけさせ、混乱させている間に仮想通貨を盗もうと計画していたのだ。
それを見破ったブライアーとマイケルに計画は阻止され、ガミューは逮捕されるのだった。
フレンチ・ランするのは最初だけ。

安心の展開です。
わざわざ書くことがないのも事実!
思ったのは、フレンチをランするのは最初だけかい!ってぐらい。
でも、この部分で存分に楽しませてくれる。
マイケルを追うブライアー。
逃げるはアパートの屋上。
これだけ見ると、よくある平坦な屋上を思い浮かべたあなた。
違います。
フランスのアパートはとんがっている!
だから、ただ逃げるんじゃなくて、落ちる危険があるんです。
そして、割と長い間この屋上で逃げるもんだから、、、最高。
この緊張感はいい!
そして、マイケルは馬鹿じゃない。
逃げながらも、使ったハシゴをどかしてブライアーに使わせなかったり、鍵をかけたりと抜かりない。
でも、追うのは190cmのブライアー。
力づくで全てを突破する。
そして、最後はバイクで逃げようとしたマイケルにラリアット。
この駆け引きで2人のタイプの違いを上手く説明してました。
技のマイケル、力のブライアー。
まるで仮面ライダーの一号と二号だ。
2人はそれぞれの見せ場がちゃんとある。
技のマイケルは酒場でのやり取り。
ここは痛快ですね。
ピタゴラスイッチです。
このシーンだけでも見て欲しい。
力のブライアーは最後の戦いですね。
手榴弾のピンを引っこ抜いて、敵の体で覆いかぶさる。
決して無敵ってタイプじゃないし、洗練はされてないけど、ゴツゴツした格闘は良かった。
あとは最後のやり取り。
バディ物は最後のイチャイチャが見ててニヤニヤしますね。
フレンチランも漏れなく良いです。
フレンチランのイドリス・エルバとリチャード・マッデンは最高なんだけど、、、

イドリス・エルバとリチャード・マッデン。
190cmの黒人と、170cm代の白人。
粗暴なCIAと、イケメンのスリ師。
ヘイムダルと、ロブ・スターク。
なんて分かりやすく両極端なキャスティングなんだ。
そして、2人は素晴らしかった。
異論は認めない。
続編があったら見たい。
ただ、気になる事が1つある。
なぜ二人共CIAでアメリカ人の設定にしたんだ。
イングランド人のイドリス・エルバとスコットランド人のリチャード・マッデン。
バリバリのイギリス人なのに。
MI6じゃ駄目なのかな。
だから駄目とかではないんだけど、ちょっと気になる。
『フレンチ・ラン』のまとめ。

良作バディムービーです。
頭を空っぽにして見てください。
あっさり人が死んでいくので、痛いシーンは少なめです。
やっぱりあんまり書く事がないな。
ただ、良い映画なのは間違いないです。
U-NEXT/PrimeVideoで配信中。
『フレンチ・ラン』のスタッフとキャストの他の映画。
監督:『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』
*本ページの情報は2019年2月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。