『ラブ・アゲイン』☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 点と点が線に。 ネタバレ映画レビューブログ

ラブ・アゲイン ☆☆☆☆☆☆☆☆☆




ラブ・アゲイン

学生か?スティーブ・ジョブズか?

【ストーリー】

仕事も家庭も順調で文句なしの生活を過ごしてきた40代のキャル(スティーヴ・カレル)は、愛妻エミリー(ジュリアン・ムーア)が浮気をし、離婚したいと打ち明けられたことで人生が一変。さえない日々を一人で過ごしていた彼はある夜、バーで遊び人のジェイコブ(ライアン・ゴズリング)と知り合う。妻を忘れられないキャルに新たな人生を歩ませようと、ジェイコブは女性を紹介したり、ファッションの磨き方などさまざま助言を与えるが……。

【キャスト】

スティーヴ・カレル:キャル・ウィーバー

ライアン・ゴズリング:ジェイコブ・パーマー

ジュリアン・ムーア:エミリー・ウィーバー

エマ・ストーン:ハンナ

ジョン・キャロル・リンチ:バーニー・ライリー

マリサ・トメイ:ケイト

ケヴィン・ベーコン:デイヴィッド・リンハーゲン

ジョナ・ボボ:ロビー・ウィーバー

アナリー・ティプトン:ジェシカ・ライリー

ジョシュ・グローバン:リチャード

ライザ・ラピラ:リズ

ジョーイ・キング:モリー・ウィーバー

ベス・リトルフォード:クレア・ライリー

【スタッフ】

監督:ジョン・レクア/グレン・フィカーラ

製作総指揮:デヴィッド・A・シーゲル/ヴァンス・デジェネレス/チャーリー・ハートソック

脚本:ダン・フォーゲルマン

音楽:クリストフ・ベック/ニック・ウラタ

2011年 117分

<シネマトゥデイより>

ラブ・アゲインが個人的ラブコメ1位!

ラブ・アゲイン

ラブ・アゲインがラブコメで一番好きです。

もちろんただのラブコメ映画ではありません。

1組の男女が付かず離れずみたいな映画ではないです。

なんせ登場人物が沢山いて、それぞれが恋をしていますから。

それでも話は複雑にならず分かりやすい。

何故ならそれぞれのキャラが立っているから!

全員が愛おしい!

さらに男女同士の話だけかと思えば、親子の絆や男同士の友情も描かれる。

こんなに素晴らしいラブコメはありません!断言します!

ラブ・アゲインの人物紹介と一人一人のストーリー(ネタバレ)

ラブ・アゲイン

ストーリーを文字で書くと複雑になるので人物を箇条書きで紹介します。


キャル・ウィーバー:スティーヴ・カレル

40代、身なりに無頓着真、面目な会社員、3人の子供がいる。

ある晩、ディナーの帰りに妻のエミリーに離婚してほしいと言われる。

エミリーは会社の同僚のリンハーゲンと不倫していたのだ。

まさかの事態に動転したキャルは自暴自棄に。

今まで行った事のないオシャレなバーに入り浸り、酒を飲んでは愚痴っていた。

そこで出会ったジェイコブに身なりや女の落とし方を伝授される。

すっかり自信に満ち溢れ女をお持ち帰りしまくるが、心にはいつもエミリーがいた。

最後は息子からの応援もあり、エミリーとよりを戻す。


ジェイコブ:ライアン・ゴズリング

イケメンでプレイボーイ。

母は綺麗で頭が良くて自惚れ屋で冷たい。

父は優しすぎるくらいに良い人。ビジネスで大成功。繊細で心があまりにも弱かった。母を手に負える人じゃなかったし、努力も足りなかった。

バーで自暴自棄になっているキャルに父を重ね改造に乗り出す。

ある日、バーで飲んでいると以前ナンパして無下にされたハンナ(エマ・ストーン)がやって来てキスされる。

そのままお持ち帰りしたけど、話してるうちに盛り上がりやらずに寝てしまう。

ジェイコブはハンナに本気で恋をしたのだ。今までの自分が信じられないぐらいに。

両親に挨拶に行く際、キャルにアドバイスを求める。

だが、挨拶に行った先にいたのがキャルだったのだ。ハンナはキャルの娘だった。

ジェイコブの過去を知っている分、大事な娘をやれないキャルは2人の付き合いに猛反対。

それでも諦められないジェイコブはキャルを説得。

無事ハンナと結ばれる事に。


エミリー・ウィーバー:ジュリアン・ムーア

職場の同僚のリンハーゲン(ケヴィン・ベーコン)と不倫をし、キャルに別れを申し出る。

だが、キャルの事を嫌いになった訳ではなかった。気づいたら冷めた関係になっていただけで。

キャルが家を出た後、寂しく思う時があり全く用がないのにキャルに電話をする。

リンハーゲンとはデートはするが、それ以上は望んでない素振り。

最後はキャルの愛を受け入れるように。


ハンナ:エマ・ストーン

友人に”純粋培養””お堅すぎて心配”と言われる弁護士見習い。キモい彼氏持ち。

ある日、彼氏に特別な夜と言われて行ったパーティーでプロポーズだと思っていたら仕事の紹介だった事に幻滅。

その足で以前ナンパされたジェイコブの元に。

ジェイコブと共に過ごすようになり、彼の誠実さを知り付き合うようになる。

ジェイコブを両親に紹介する日、まさかジェイコブと父親のキャルが知り合いだった事に驚く。

付き合う事を反対されるが無視。

最後は無事ジェイコブを認めてもらえるようになる。


ロビー・ウィーバー:ジョナ・ボボ

キャルとエミリーの息子。妹のベビーシッターのジェシカに恋した中学生。

彼女を魂の伴侶だと思い、数々の行動を起こすが相手にされない。

また、両親はまだお互いの事を想っている事を感じていて2人の背中を押す。

ジェシカはキャルの事が好きだった事がストーリーの終盤にわかり肩を落とす。

だが、最後まで諦めないロビーは卒業スピーチでも思いを告げる。

最後はジェシカのヌード写真を貰い、これで高校生活を乗り切るようにと告げられる。


ジェシカ:アナリー・ティプトン

ウィーバー家でベビーシッターをする17歳。

子供たちから愛される父親のキャルに想いを寄せる。

だが、17歳という事もあり相手にされないと考え想いを告げられずにいる。

学校のセクシーな同級生に年上を振り向かせる方法を聞いた所、”起爆剤を送れ ヌード写真よ”

という事でヌード写真を撮り封筒に入れておく。

それを見つけたのがジェシカの両親。ウィーバー夫妻とは友達だ。

父親がその封筒を見て激怒。ジェシカは止めるがキャルを殴りに行く。

キャルの家ではジェイコブとキャルが家で初遭遇。

そこに殴り込む父。ポカンとするキャル。

ジェシカはそこでキャルへの思いを初めて告げる。

その想いを聞いて凹むロビー。

警察が来て無事にその場は収まる。

最後はロビーの本気の気持ちを受け止め、キャルに渡すはずだったヌード写真を渡す。

これで高校時代を耐え抜いてと告げて。


ストーリーの終盤、全ての点と点が線になる瞬間感動を覚えます。

それまでは至って普通のラブコメです。

登場人物が多いなー。でもキャラ立ってるから分かりやすいなー。最後どうなんのかなー。

こんな感じでぼけっと見てたら畳み掛けて来ました。

それまでの登場人物のほぼ全員が一堂に会する所。

まさかそんな展開になるなんてね。ラブコメだからって油断してました。

修羅場になるはずだけど、あくまでも明るいタッチで描かれてるのもよかった。

警察に怒られてる所で思わずジェイコブが笑っちゃうんですよ。

そのシーンが一番グッと来ましたね。

その笑顔から”俺ら何やってるんだろ”って心の声が聞こえて来ます。

ラブ・アゲインのキャストは絶妙。

ラブ・アゲイン

これだけたくさんのキャストが出ていて混乱しない映画は珍しい。

しかも全員が必要だと思わせる絶妙なキャスティングなのだ。

スティーヴ・カレル/ジュリアン・ムーア/ライアン・ゴズリング/エマ・ストーン

主な4人が素晴らしいのは言うまでもない。

ただ、この映画は脇を固める俳優さんの絶妙さも見てほしい。

スティーヴ・カレルと一夜だけの関係を持つマリサ・トメイのやさぐれ教師具合。

アナリー・ティプトンの絶妙な可愛さ。微妙に垢抜けてないんです。ずっと口開いてます。でも表情が可愛い。

ジョン・キャロル・リンチのハゲ具合。これはわざとフィーチャーしてます。頭だけ写して彼と分からせるなんてずるいよ。

子役のジョナ・ボボの可愛げのなさが逆に可愛かったり。

ラブ・アゲインは名のあるキャストが沢山出ていますが、どれも無駄になっていない所が本当に素晴らしかった。

『ラブ・アゲイン』のまとめ

ラブ・アゲイン

ラブ・アゲインは文字だけだと伝わらないので是非見てください。

こんなにも気分良く終わるラブコメを僕は他に知りません。

ただのハッピーエンドで気分が良いってだけでなく、本当に良くできてるんです!

男女の恋愛だけでなく、ロビーとキャルの親子の絆もグッとくるものがあります。

これだけの登場人物が出演していて、消化不良が一切ない映画を作り上げたジョン・レクアとグレン・フィカーラは凄い!

彼が撮ってる『フィリップ、きみを愛してる!』も是非!

U-NEXT/PrimeVideo/Hulu/Netflixで配信中。

『ラブ・アゲイン』のスタッフとキャストの他の映画

監督:グレン・フィカーラ:『フィリップ、きみを愛してる!

スティーヴ・カレル:『30年後の同窓会』/『ハンズ・オブ・ラブ 手のひらの勇気』/『40歳の童貞男』/『エンド・オブ・ザ・ワールド』/『デート&ナイト』/『マネー・ショート 華麗なる大逆転』/『ゲットスマート

ライアン・ゴズリング:『ライアン・ゴズリング おすすめ映画ランキングまとめ

エマ・ストーン:『エマ・ストーン おすすめ映画ランキングまとめ

ジュリアン・ムーア:『ジュリアン・ムーア おすすめ映画ランキングまとめ

マリサ・トメイ:『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』/『その土曜日、7時58分

アナリー・ティプトン:『ウォーム・ボディーズ』/『疑わしき戦い


*本ページの情報は2018年11月時点のものです。
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