『(500日)のサマー』☆☆☆☆☆☆☆☆ 男は何でこんな女に弱いのか。ネタバレ映画レビューブログ

500日のサマー ☆☆☆☆☆☆☆☆




500日のサマー

惚れてまうやろー!

【ストーリー】

グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと……。

【キャスト】

ジョセフ・ゴードン=レヴィット:トム・ハンセン

ゾーイ・デシャネル:サマー・フィン

ジェフリー・エアンド:マッケンジー

マシュー・グレイ・ギュブラー:ポール

クロエ・グレース・モレッツ:レイチェル・ハンセン

クラーク・グレッグ:ヴァンス

レイチェル・ボストン:アリソン

ミンカ・ケリー:オータム

パトリシア・ベルチャー:ミリー

【スタッフ】

監督:マーク・ウェブ

脚本:スコット・ノイスタッター/マイケル・H・ウェバー

音楽:マイケル・ダナ/ロブ・シモンセン

2009年 96分

<シネマトゥデイより>

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500日のサマーは売れっ子マーク・ウェブのデビュー作。

500日のサマー

女性が大好きなこの映画。(多分)

監督は今や売れっ子のマーク・ウェブ。

彼のデビュー作。

『アメイジング・スパイダーマン』ではアクションを、『Gifted/ギフテッド』では感動物を撮っている多才な監督。

ちなみに元MVを作っていた人でB’zの『今夜付きの見える丘に』のPVも撮っています!

(500日)のサマーはラブストーリーだけど、ラブストーリーじゃない。

冒頭のナレーションで流れる。

「これは男女が出会う物語だが 前もって断っておくが恋物語ではない」

恋物語ではないのだ。

出会いから別れまでを描く。

でも『ブルーバレンタイン』のような重さは全くない。

軽やかに鮮やかに爽やかに描く。

途中ミュージカル調になったり、CGがふんだんに盛り込まれたりと見ていて全く飽きない。

主人公は彼女に終始振り回されっぱなしで、最後も呆気なく振られる。

それでも不思議と彼女を嫌いになれないのだ。

何で男はこういう女性に弱いんだろう。

500日のサマーのオチの素晴らしさ。

500日のサマー

トム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が働いてる会社にサマー(ゾーイ・デシャネル)が入社する。

一目惚れしたトムは会社のカラオケ大会でサマーと急接近。

いい感じになるのだが、サマーは彼氏はいらないと言う。気軽な関係の方がいいと。

2人はデートを重ね、肉体関係もあるがサマーのスタンスはあくまでも友達。

ある日、バーで飲んでいる時に男に絡まれる。

サマーはドライに対応していたが、トムはサマーを守ろうとして相手を殴る。

それを見たサマーは冷めてしまう。

部屋に戻った2人は口論をしてしまう。

トムは僕たちはカップルだと言うが、サマーはあくまでも友達というスタンスを崩さない。

その後、一旦仲直りをするが関係は元のまま。進展はなし。

その後、デートを重ねるが上手くいかない2人。

サマーが冷めきった態度をとるようになる。

そしてある日トムは「会うのはやめるわ」とサマーに言われる。

「私達親友でしょ」とも。

そこから仕事に支障をきたすほど落ち込んだトム。

サマーは会社を辞める。

ある日友人の結婚式で2人は偶然再開。

話してると盛り上がった2人。

サマーは週末にあるパーティーにトムを誘う。

復縁の期待をして行ったトムだが、そこでサマーが結婚する事を知る。

再びどん底に落とされたトムは会社を辞める。

どん底のトムだったが、元々なりたかった建築の仕事の勉強を始める。

いくつかの会社を受けては落ちを繰り返すトム。

トムとサマーは偶然2人の思い出のベンチで再会する。

そこでサマーが今の旦那とは運命の出会いだったと話す。

あなたとは運命じゃなかったとも言われる。

トムはその言葉にショックを受けるが、2人はこれで完全に別れる。

後日、ある会社の面接会場で女性と出会う。

少し話して気になったトム。

彼女に運命を感じデートに誘う。

彼女の名前を聞くと「オータム」と名乗るのだった。


サマーとの500日を行ったり来たりします。

冒頭、失恋のショックでお皿を無表情に割り続けるトム。

そこから何でこうなったのかが語られる。

(500日)のサマーを簡単に言うと、サマーに振り回されるトムの話。

トム:運命の女性を信じる男

サマー:恋を信じない女

こんな2人が上手くいくわけがない。

トムが我慢して関係が続いてたようなものだ。

サマーの考えは両親の離婚が大きく影響している。

「結婚しても別れるカップルが大半よ」

「誰かの所有物になるなんて最悪」

こんな事を遠慮なく言う。

でも、相手を誘惑するのだ。

これは小悪魔の一言じゃ済まない。悪魔だ。

「惚れてまうやろー」と何回叫ばなければいけないのか。

コピー室での唐突のキスから始まり、イケアでのデート。部屋に泊まりに来た時のベッドへの誘惑。

全てが彼女の手のひらで踊らされているのだ。

そして、それを分かっていても踊ってしまうのが男なのだ。

(500日)のサマーを一緒に見たパートナーはトムに呆れていた。

何でサマーの事をそんなに好きになるか分からないと。

ただの悪女じゃないかと。

いやいや、何にも分かってない。

男は分かっていても騙されるのだ。

これはきっと遺伝子レベルで組み込まれているに違いない。

はっきり言ってサマーの見た目は絶世の美女とは言い難い。(ファンの方すみません)

アン・ハサウェイやエマ・ワトソンなどの方が可愛いと思う。(完全に主観)

でも、(500日)のサマーのサマーは可愛いのだ。

好きになってしまうのだ。

男ならトムの気持ちが痛いほど分かるのだ。

そんなトムはサマーと出会った事により運命を信じなくなる。

かと思わせといてのラスト。

偶然出会った女性。

またも運命を感じて声をかけるトム。

彼女の名前は”オータム”

最高のオチだ。

僕はオータムとも上手くいかないと思う。

何故ならトムはサマーとの経験から何も学んでいない。

運命を信じてしまう本質は変わらないのだ。

このシーンを見たパートナーは再度呆れていた。

僕はまたもトムに共感してしまった。

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500日のサマーのキャストはこの2人以外考えられない!

500日のサマー

この2人ほど似合うキャストがいるだろうか?

イケメンなのに情けない役が似合い、優しさが溢れ、はにかむ笑顔が誰よりも可愛いジョセフ・ゴードン=レヴィット。

運命を信じ、彼女を一途に愛し、別れ、また運命を信じ新しい女性に行く。

彼が演じるトムはホント何処にでもいる男なんです。

こんな奴めっちゃいるんです。

でも、彼が演じると十把一絡げの男ですら魅力的に見える。


ゾーイ・デシャネル演じるサマーは、言葉を選ばなければクソ女だ。

そんなサマーなのにトムも見てる人も彼女を好きになってしまう。

ゾーイ・デシャネルの仕草がいちいち可愛いのだ。

こんなに押し引きが上手な子いる?

それが絶妙に似合う女優さんいる?

サマーは誇張が入ってるけど、こんな女いるわーって感じだ。

最後は運命を信じてあっさり結婚しちゃう所とかもリアルだ。

トムとの最後の会話。

運命を信じて結婚したって話をした後。

トムの手に自分の手を重ねるんです。

しかもちょっと握ろうとする。

最後まで男を翻弄してきます。

普通ならクソ女です。

でも、ゾーイ・デシャネルだと、しょうがないかってなる不思議。

この2人は最高。


後、忘れちゃいけないのがクロエ・グレース・モレッツ!

トムの妹役なんだけど、この子が要所要所でトムに助言するんですよ。

めっちゃ歳の差あるけど、そんなの関係ない。

クロエの方が大人。

こんな妹なら欲しい。

クロエも最高。

『(500日)のサマー』のまとめ

500日のサマー

こんなに爽やかにカップルの出会いから別れまでを描いた作品は珍しい。

トムかサマーどちらかに共感出来るはずです。

トム派はしょうがない。サマー可愛いからな。また次頑張ろうぜ。あいつはクソ女だよ。と声を潜めて肩を抱き合いましょう。

サマー派スッキリ。あんな情けない男は捨てて当然。こっちは友達がいいって言ってんだから踏み込んでくんな。めんどくさいなー。

こんな感じで別れると思います。

1人で見るのもいいですが、出来るなら2人で見た方が楽しめると思います。

意見の食い違いを議論し、結果絶対に分かり合えないという経験が出来ます。

 

最後に、この映画の最初の一文が最高だったので書いておきます。

“原作者のメモ:これは架空の物語で実在の人物との類似は偶然である 特にジェニー・ベックマンは クソ女め”

これは脚本のスコット・ノイスタッターの事です。

ここから読み取れるのは、

スコット・ノイスタッター:トム

ジェニー・ベックマン:サマー

この脚本家最高だ。

U-NEXT/Huluで配信中。

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『(500)日のサマー』のスタッフとキャストの他の映画

監督:マーク・ウェブ:『Gifted/ギフテッド』

ジョセフ・ゴードン=レヴィット:『LOOPER/ルーパー』/『50/50 フィフティフィフティ』/『ドン・ジョン』/『プレミアム・ラッシュ』/『陪審員

クロエ・グレース・モレッツ:『HICK ルリ13歳の旅


*本ページの情報は2018年12月時点のものです。

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