映画自体はどうって事ないです。
【ストーリー】
「あの頃ペニー・レインと」のキャメロン・クロウ監督が、ブラッドリー・クーパー&エマ・ストーン共演で描いたロマンティックコメディ。軍事コンサルタントのブライアンは大富豪カーソンによる軍事衛星打ち上げ計画を手伝うため、かつて軍人として赴任したことのあるハワイを訪れる。そこで彼は、元恋人のトレイシーと再会を果たす。一方、空軍との橋渡し役を務める女性パイロットのアリソンとは初対面から反発しあっていたが、一緒に行動するうちに次第に惹かれあうようになっていく。共演にもレイチェル・マクアダムス、ビル・マーレイら豪華キャストが集結。
【キャスト】
ブラッドリー・クーパー:ブライアン・ギルクレスト
エマ・ストーン:アリソン・イン
レイチェル・マクアダムス:トレイシー・ウッドサイド
ビル・マーレイ:カーソン・ウェルチ
ジョン・クラシンスキー:ジョン・ウッドサイド
ダニー・マクブライド:レイシー大佐
アレック・ボールドウィン:ディクソン大将
ジェイデン・リーバハー:ミッチェル
【スタッフ】
監督:キャメロン・クロウ
製作:スコット・ルーディン/キャメロン・クロウ
製作総指揮:イロナ・ハーツ/バーグイーライ/ブッシュベン・ワイスブレン
脚本:キャメロン・クロウ
撮影:エリック・ゴーティエ
美術:クレイ・グリフィス
衣装:デボラ・L・スコット
編集:ジョー・ハッシング
音楽:ヨンシー
2015年 105分
<映画.comより>
この豪華キャストで日本未公開だった”アロハ”
アロハの存在を配信されるまで知らなかった。
まさかの日本未公開である。
面白い面白くないは一旦置いといて、この豪華さで未公開というのが驚きだ。
監督はキャメロン・クロウ。
『ザ・エージェント』『あの頃ペニーレインと』は間違いなく名作だ。
キャストも豪華。
ブラッドリー・クーパー/エマ・ストーン/レイチェル・マクアダムス/ビル・マーレイ/アレック・ボールドウィン…
こんなに豪華なのに未公開、、
基準は何なんだ!
日本人はみんなハワイが好きだし、ストーリーもめっちゃ分かりやすいし、、
本当に意味わからん、、、
アロハがホワイトウォッシングで批判されたからか?
そんな時だけ差別意識を持つのか?
なんかイライラしてきた。
ただ、アロハは普通です。
普通に誰が見ても楽しめる映画。
あまりにも裏切りが少なく、こちらの予想を超える事はなかったけど酷評するほどでもない。
以前紹介した『ヴィンセントが教えてくれたこと』みたいな感じ。
キャストも被ってるし。
子役のジェイデン・リーバハーは本当に良いな〜。
アロハのストーリー(ネタバレ)
軍人を辞め、資産家のカーソン・ウェルチ(ビル・マーレイ)の下で働くブライアン(ブラッドリー・クーパー)。
アフガンの仕事でミスをし大怪我を負い、仕事からも干される。
そんなブライアンが貰った仕事がハワイで移設されるゲートの地鎮祭の手配だ。
ハワイには元嫁のトレイシー(レイチェル・マクアダムス)がいる。
ブライアンのお目付役として、空軍からパイロットのイン(エマ・ストーン)を紹介される。
インの母親はスウェーデン人で父親が中国とハワイのハーフの娘だった。
ブライアンとインは先住民自治区の代表から地鎮祭の協力を得る為面会に向かう。
ブライアンは代表と繋がりがあり協力を得る事に自信を見せていた。
だが、実際会ってみると歓迎はしてくれるが協力には後ろ向き。
彼らはアメリカに領土を奪われた過去を根に持っているのだ。
そして、打ち上げ予定の衛星にも否定的。
衛星に武器を積んでいるという噂を耳にしたからだ。
空を神聖だと考えている先住民達は協力を拒否する。
だが、交換条件の提示とインに流れる血から来る触れ合いを経て、協力をしてくれる事に。
ブライアンは神話や空などを持ち込むが、結局はすべて金でカタがつくと言う。
インはそれでも神話や空を信じていた。
あまり上手くいかない2人であったが、様々なイベントを通じて距離が縮まる。
だが、一方でブライアンはトレイシーと再会して別れた事を後悔していた。
トレイシーは今の旦那とあまり上手くいっていない状況でもあった。
ある日、ブライアンはカーソンからある資料を渡される。
そこには人工衛星に積み込むミサイルについて書かれていた。
人工衛星に武器を積んではいけない条約があるにも関わらずカーソンは空の覇権を握るために積み込もうとしていた。
その資料を眺めている時、インがブライアンの部屋に入ってくる。
そしていい感じになった2人は恋人同士になるのだった。
2人は楽しい時間を過ごしていたが、ひょんな事から衛星にミサイルを積み込む事を知るイン。
ブライアンの事を責め、関係は終わる。
人工衛星打ち上げの時、急遽トラブルが起こりインとブライアンは現場に向かう。
ブライアンの手腕で人工衛星は無事打ち上げに成功した。
悲しそうな目でそれを見つめるイン。
だが、そこでブライアンはある行動をする。
それは大量のデータを人工衛星に送り込み爆破させる事だった。
この行動により、人工衛星は爆発。
ブライアンはカーソンと空軍から責任を問われる。
インは爆発に喜んだが、自分と一緒にいるのは立場上良くないとブライアンに言われる。
空軍は爆破させた人工衛星には核ミサイルが積んであった事を知り、空軍の名誉を守ったブライアンは責任を問われなかった。
カーソンはミサイルを積んだ事がバレて逮捕される。
トレイシーは旦那と和解。
ブライアンはハワイに残り、インと付き合うのだった。
何てわかりやすい裏切りのないストーリーなんだ。
ある男が元嫁と可愛い相棒との間でちょっと揺れ、相棒の前でカッコつけただけの話。
何の裏切りも、大きな展開も、期待を超えるようなストーリーもない。
でも、アロハはそれでいいと思う。
王道中の王道。
それをイケメン俳優と可愛いキャストが演じているだけ。
だから絶賛も出来ないけど、酷評する事もない。
ただ、人工衛星を爆発させるのには驚いたけど。
あまりにもリアリティがなさすぎて唖然としてしまった。
そこからのカーソンの逮捕。
急すぎる展開。
慌てて締め括ろうとした所が観客に伝わるって凄いな。
物語の終盤、無口キャラのウッディ(トレイシーの旦那)とブライアンの抱擁は良かった。
まさかの字幕での会話。
後はブライアンと娘との無言の抱擁。
血の繋がりがあるからね。
アロハはお決まりのほっこりした展開が沢山あります。
これらを “あるあるだわ”みたいな冷めた目で観ると死ぬほど退屈でしょう。
でも、もっと純粋な目で見たら酷評するほどではない映画です。
アロハはエマ・ストーンファンなら見て損なし!
豪華キャストなのは冒頭で述べた通り。
その中に1人でも好きなキャストがいれば是非見て欲しい。
特にエマ・ストーン!
アロハではめちゃめちゃ叩かれてますが、、、
確かに、母親がスウェーデン人、父親が中国人とハワイのクオーターってめっちゃ無理ある。
だって100%白人のエマ・ストーン。
ちょっと色黒のメイクをしてるけど、、それも違和感があり、、
ただ、ホワイトウォッシングだー!
と普段は全く意見の言わない日本人が見れば目くじらを立てる程でもないです。
これは擁護している訳ではないので悪しからず。
ただ、エマ・ストーンが可愛いんですよ。
全然似合ってない軍服がね。
そして、部屋着!
相変わらずの大きな瞳と特徴のあるハスキーボイス。
これが見れるだけでも良い映画だと思いません?
ファンなら見なきゃ損ですよ?
この写真めちゃめちゃ可愛くないですか?
『アロハ』のまとめ
日本未公開ではありますが、悪い映画ではないです。
何故かコメディと紹介される事が多いですが、ドラマ/ラブストーリーでしょう。
ほぼコメディ要素ないし、ちゃんと中身見たのかな?
ストーリーはこちらの予想を超える事もなく、大きな盛り上がりもありません。
それでも、こういう定番の展開が見たい時ってありません?
キャストのファンなら見て損はないと思います!
Netflixで配信中。
『アロハ』のスタッフとキャストの他の映画
監督:キャメロン・クロウ:『幸せへのキセキ』
ブラッドリー・クーパー:『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』
エマ・ストーン:『エマ・ストーン おすすめ映画ランキングまとめ』
レイチェル・マクアダムス:『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』/『サウスポー』/『ミッドナイト・イン・パリ』
ビル・マーレイ:『ヴィンセントが教えてくれたこと』/『ゾンビランド』/『ムーンライズ・キングダム』
アレック・ボールドウィン:『ローマでアモーレ』/『陪審員』/『アリスのままで』/『HICK ルリ13歳の旅』
ジェイデン・リーバハー:『ヴィンセントが教えてくれたこと』
*本ページの情報は2018年12月時点のものです。
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