『ウォーム・ボディーズ』☆☆☆☆☆☆☆ ヒロインはすぐに適応 ネタバレ映画レビューブログ

ウォーム・ボディーズ ☆☆☆☆☆☆☆




ウォーム・ボディーズ

ゾンビに甘える女の子

【ストーリー】

ゾンビと人類が戦いを繰り広げる近未来。ゾンビのR(ニコラス・ホルト)は、仲間と一緒に食糧である生きた人間を探しに街へと繰り出す。人間の一団と激闘する中、彼は自分にショットガンを向けた美少女ジュリー(テリーサ・パーマー)に心を奪われてしまう。ほかのゾンビに襲われる彼女を救い出し、自分たちの居住区へと連れ帰るR。彼の好意をかたくなにはねつけていたジュリーだったが、徐々にその純粋さと優しさに気付き出す。ついに思いを寄せ合うようになった二人は、ゾンビと人類の壁を打ち壊そうとするが……。

【キャスト】

ニコラス・ホルト:R

テリーサ・パーマー:ジュリー

ロブ・コードリー:M

デイヴ・フランコ:ペリー

アナリー・ティプトン:ノラ

コリー・ハードリクト:ケヴィン

ジョン・マルコヴィッチ:グリジオ大佐

【スタッフ】

監督:ジョナサン・レヴィン

製作総指揮:ローリー・ウェブ

製作総指揮:コーリ・シェパード・スターン

製作総指揮:ニコラス・スターン

原作:アイザック・マリオン

脚本:ジョナサン・レヴィン

音楽:マルコ・ベルトラミ/バック・サンダース

2013年 97分

<シネマトゥデイより>

ウォーム・ボディーズはジョナサン・レヴィン得意の良い映画

ウォーム・ボディーズ

以前ブログで紹介した『50/50 フィフティ・フィフティ』のジョナサン・レヴィン監督作品。

今回は何とゾンビ映画。ゾンビが恋する話し。

ゾンビ映画もラブストーリーも得意ではないので避けて来ましたが、これは見てよかった!

面白い!めちゃめちゃラブストーリー!

テリーサ・パーマー演じるヒロインが可愛くて可愛くて、、

主演のゾンビ、ニコラス・ホルトに甘えるんです。ゾンビに。お腹減ったって。出会って2日目に。

早い段階でゾンビを受け入れたなーとは思いましたが、いつまでもビクビクしてたら話が進まないんでね。よしとします。

あとカッコイイのが親友のゾンビを演じたロブ・コードリー。

彼の事は知らなかったんですが、ハゲかたがジェイソン・ステイサムそっくり。

最初はほとんど喋れないのに、後半は普通に喋るっていうね。ニコラス・ホルトとこの人との友情は良かった!

ジャケットと設定がB級感が強すぎるので避けている人も多いと思いますが、間違いなく良作です!

ウォーム・ボディーズにおけるテリーサ・パーマーの適応能力/受け入れの良さ

ウォーム・ボディーズ

ゾンビと骸骨が蔓延る近未来が舞台。理由は分かりません。そんなのどうでもいいんです。

普段は高い壁の内側に暮らしている人間(進撃の巨人みたい)が、物資を取りに壁の外へ向かう。

そこに普段は何故か空港に暮らすゾンビ達も食料(人間)を求めて街へ出ていて、この人間達と遭遇。

そこでゾンビのR(ニコラス・ホルト)と大佐の娘ジュリー(テリーサ・パーマー)が出会う。

R、ショットガンを構えるジュリーに一目惚れ。

さらにRはジュリーの彼氏ペリー(デイブ・フランコ)を襲い食べる。脳を食べると相手の記憶が自分に入り込むのだ。

R、ジュリーにさらに惚れる。その場からジュリーを助けるべくRはジュリーを空港に連れて帰る。

そこで数日間の共同生活。数日したら人間の所に帰れるとRは説明。

ジュリーは2日目からRに甘える。「お腹減った。食べ物は」と。この子はいちいち可愛い。

Rは食料を探しに行く。その間に逃げようとするジュリー。

だがゾンビだらけの空港ですぐに囲まれる。またも助けるR。

そこからは無理に逃げようとせず、暇を持て余した2人はいちゃいつく。恋人未満て感じで。

数日たっても帰れなくて我慢できなくなったジュリーは逃げ出す。っが、またもゾンビ達に囲まれる。懲りない。

またまた助けるR。さらにRの親友Mも助けに加わりジュリーを人間の所に帰そうとする。

Rはジュリーとの共同生活で徐々に人間の心を取り戻していた。

さらにその2人を見た他のゾンビ達も変わって行く。人間の心を持ち始めるのだ。脈を打ち出します。

さらにさらにそれを見ていたのが骸骨。骸骨はゾンビの成れの果て。骸骨は脈打つ者は全て食べる。

という事で、ゾンビ達は空港から骸骨に追い出される。何で食べられなかったのかは謎。

ここから、ゾンビは変われるんだと人間を説得しに行くジュリー&M。ジュリーの親父が軍の大佐です。

大佐はなかなか認めないけど、Rを銃で撃った時に血を流した為、ゾンビが変わったと信じる。

人間&ゾンビで骸骨を一掃。無事にゾンビと共同生活を送ってめでたしめでたし。


主人公の設定がゾンビなだけで、王道のラブストーリーです。

めちゃくちゃ分かりやすい展開だらけですし。

この分かりやすさに拍車をかけるのがヒロインのジュリー。

彼女は序盤に彼氏を食べられ、さらにゾンビとの共同生活を強いられるのだが、2日目には適応しています。

一緒にレコード聴いたり(ボブ・ディラン最高)、お腹空いたーと甘えたり、空港内をドライブしたり。

適応能力半端ないな!もっと悲しんだり受け入れられないとかないんか!

さらに、ストーリーの中盤でRが「彼氏を食べたのは僕なんだ」と意を決して告白するシーンがあって、その次の日にジュリーは一緒にいた所から1人で逃げ出します。

人間の居る所に戻り友達の女の子に言った言葉が「彼の事が恋しい」この彼はゾンビのRね。

おい!食べられた元カレの事は!もおいいの?忘れたの?ジェームズ・フランコの弟だよ?グランドイリュージョンにも出てるよ?

こんな感じで何でも受け入れ適応してしまうジュリーの軽さがちょっと気になりました。

仕草はいちいち可愛いんですけどね。ブロンドの髪も似合ってるし。えっと、、好きです、、

ウォーム・ボディーズのB級に拍車をかけるキャスト達

ウォーム・ボディーズ

いい意味で言ってますよ。みんな良かったし。

ゾンビ映画(って言っていいのかな)だから豪華キャストの必要もあまりないですしね。『ゾンビランド』は別だけど。

それでも、このキャスト達を見て思ったのがB級感だ。

他の映画で見た事あるな〜3番手とかで。みたいな感じ。伝わるかな?

グランド・イリュージョン』のフォーホースメンの1人だったり、ラブ・アゲインのベビーシッターの子だったり。

そして大御所ジョン・マルコヴィッチ!絶妙な大御所!大物すぎない!(いい意味で)

彼がいるだけで、ただのB級映画じゃ無くなります!

この映画のキャスティングは100点だと思います。

『ウォーム・ボディーズ』のまとめ

ウォーム・ボディーズ

ちょっと設定は変わってるけど、王道ラブストーリーです。

話は分かりやすいし、キャストもいいし、隠れた良作です。

序盤のRのコメディタッチのノリもいいです。ちょっと笑えます。

ゾンビがipodよりレコードの方が音が良いって言いますからね。そんなゾンビ見た事ない。

ジョナサン・レヴィン得意の、名作と言うと荷が重いけど、良作なのは間違いない。そんな映画です。

U-NEXT/PrimeVideoで配信中。

『ウォーム・ボディーズ』のスタッフとキャストの他の映画

監督:ジョナサン・レヴィン:『50/50 フィフティ・フィフティ

ニコラス・ホルト:『シングルマン

テリーサ・パーマー:『トリプル9 裏切りのコード

ロブ・コードリー:『クレイジー・パーティー

デイヴ・フランコ:『グランド・イリュージョン』/『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』/『21ジャンプストリート』/『22ジャンプストリート』/『NERVE/ナーブ 世界で一番危険なゲーム

アナリー・ティプトン:『ラブ・アゲイン』/『疑わしき戦い


*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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