
最高のゾンビ映画
【ストーリー】
人類の大半が人食いゾンビと化した世界で、引きこもり青年のコロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は、ゾンビの世界で生き残るためのルールを作り、それを実践して生き延びてきた。故郷へ向かう旅の途中、屈強な男タラハシー(ウディ・ハレルソン)、したたかな姉妹ウィチタ(エマ・ストーン)とリトルロック(アビゲイル・ブレスリン)に出会い、ゾンビがいないとうわさされる遊園地を目指してサバイバルの旅を続ける。
【キャスト】
ウディ・ハレルソン:タラハシー
ジェシー・アイゼンバーグ:コロンバス
アビゲイル・ブレスリン:リトルロック
エマ・ストーン:ウィチタ
アンバー・ハード:コロンバスの隣人(406号)
ビル・マーレイ:ビル・マーレイ
【スタッフ】
監督:ルーベン・フライシャー
製作総指揮:ライアン・カヴァナー/レット・リース/エズラ・スワードロウ/ポール・ワーニック
脚本:レット・リース・ポール・ワーニック
音楽:デヴィッド・サーディ
2009年 88分
<シネマトゥデイより>
ゾンビランドは最高のゾンビ?映画

僕はゾンビ映画はあまり好きではない。ホラー映画界の巨匠ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』も見ていない。
そもそもゾンビ映画はあまり見ないジャンルだ。怖いのは苦手でして。
でも、この映画が最高なのは間違いない。
『ワールド・ウォーZ』『アイ・アム・レジェンド』『ショーン・オブ・ザ・デッド』『28日後』、、、
他にもたくさんあるけど、これらはタイプは違うが全てゾンビ映画だ。ちなみに全て見ています。
最高は一つじゃないけど、僕は『ゾンビランド』が最高のゾンビ映画の一つだと胸を張って言います。
シリアス要素ゼロ。パニック要素ゼロ。緊張感ゼロ。使命感ゼロ。なのでこれを他のゾンビ映画と同じ括りで話していいのか分からないけど。
ウディ・ハレルソンはトゥインキー(アメリカのお菓子)が待ってるという理由で、ゾンビのいるスーパーに乗り込むし。
なのでいわゆる怖いゾンビ映画が好きな人は向いてないのでお気をつけください。
でも最高に楽しい映画なのでゾンビ映画嫌いも見てください。
大事。ゾンビランドから分かる、生き残るための32のルール。

このルールが他のゾンビ映画と全く違う所の一つだ。決して他のゾンビ映画を揶揄している訳ではなく、オマージュを込めている。
主人公のジェシー・アイゼンバーグ演じるコロンバスは生き残る為に32のルールを作っている。
これらは彼の経験から作られたものだが、明らかにゾンビ映画あるあるをリスト化し、生き残るにはこれらをしないと決めているのだ。
劇中に登場するのは10個。そのうちの幾つか紹介すると
ルール1:有酸素運動:太ってるやつから食われるので、痩せる為と、逃げ回る体力を作る為です。
ルール2 二度撃ちして止めを刺せ:一回じゃ死なない可能性があるからです。車でも丁寧に2回踏み潰します。
ルール17 英雄になるな:このルールだけ破ります。カッコよかった。
ルール32 小さいことを楽しめ:ウディ・ハレルソン演じるタラハシーが言った名言です。これは本当に名言。
こんな感じで過去のゾンビ映画で死んでしまうシチュエーションをリスト化しているのと、仲間と一緒に行動していく過程でリストに入った物があります。クスッとさせるものばかりです。
ゾンビランドはB級らしからぬ豪華キャスト

ウディ・ハレルソン/ジェシー・アイゼンバーグ/エマ・ストーン/ビル・マーレイ
めちゃめちゃ豪華じゃないですか?ゾンビ映画ですよ?
こんなに豪華なゾンビ映画を他に知りません。それに無駄じゃないんです。この豪華さが。
ウディ・ハレルソン/ずっとカッコイイ。一番容赦ない。相変わらずのマッチョな役。猿の惑星では猿退治。今回はゾンビ退治。ゾンビを殺すことが取り柄だと自負している。トゥインキー(甘いお菓子)を手に入れる為にはゾンビがいようが乗り込んで行きます。
ジェシー・アイゼンバーグ/どんな役をを演じてもジェシー・アイゼンバーグはジェシー・アイゼンバーグだ。今回も童貞情けないお喋りキャラ。でも、やる時はやる。自分で決めたルールも破る。ホント特なキャラ。情けないキャラでも可愛い女優さんといつもいい感じになる。
エマ・ストーン/若い。当時20歳。『ラ・ラ・ランド』でしか彼女を知らない人はこの映画の彼女を是非見てほしい。絶妙に垢抜けてないので。もちろん役柄でもあるんだけど、この子があんな華やかな役を演じるなんて、、とファンとしては感無量でした。当時からスタイルは抜群にいいですが。
そしてこの映画のハイライトはビル・マーレイだろう。本人役。最高。
ビル・マーレイと会えて興奮するウディ・ハレルソン最高。
ジェシー・アイゼンバーグに撃たれた後のエマ・ストーンのリアクション最高。
ビル・マーレイが出ている10分間は多幸感があります。
『ゾンビランド』のまとめ

テンポよく話が進むので88分があっという間に過ぎ去ります。
頭を空っぽにしてゾンビが虐殺されていく様を見てください。痛快です。
タラハシーがゾンビ殺しに目覚めた理由がちょっとホロリときたり、
コロンバスとウィチタの絶妙な距離感が良かったり、
リトルロックとタラハシーの擬似親子の感じがラストシーンでグッときたり、
ただの痛快ゾンビコメディとは一段も二段も上の映画です。
ちなみに同じキャストで続編が作られる事が決まりました。
『ゾンビランド2(仮題)』2019年10月11日に米国公開されるみたいです。
この映画の後にウディ・ハレルソンとジェシー・アイゼンバーグはグランドイリュージョンで再共演してますね。
U-NEXTで配信中。
最後に32のルールを張っておきます。(wikiより)
- ルール1、有酸素運動
- ルール2、二度撃ちして止めを刺せ
- ルール3、トイレに用心
- ルール4、シートベルトをしろ
- ルール5、ゾンビを発見したらまず逃げろ
- ルール6、フライパンでぶっ叩け
- ルール7、旅行は身軽であれ
- ルール8、クソったれな相棒を見つけろ
- ルール9、家族・友人でも容赦しない
- ルール10、素早く振り向け
- ルール11、静かに行動すべし
- ルール12、バウンティ・ペーパータオルは必需品
- ルール13、異性の誘惑には注意
- ルール14、ショッピングモールは補給基地
- ルール15、ボウリングの球をぶん投げろ
- ルール16、人の集まる場所は避けろ
- ルール17、英雄になるな
- ルール18、準備体操を怠るな
- ルール19、葬儀・埋葬の必要はない
- ルール20、人を見たらゾンビと思え
- ルール21、ストリップクラブは避けろ
- ルール22、逃げ道を確保しろ
- ルール23、金品よりも食料確保
- ルール24、生き残るためには犯罪も
- ルール25、火の用心
- ルール26、肌の露出は最小限に
- ルール27、就寝前には安全確認
- ルール28、食事と風呂は短時間で
- ルール29、二人組で行動しろ
- ルール30、予備の武器を持て
- ルール31、後部座席を確認しろ
- ルール32、小さいことを楽しめ
『ゾンビランド』のスタッフとキャストの他の映画
監督:ルーベン・フライシャー:『L.A ギャングストーリー』/『ヴェノム』
ウディ・ハレルソン:『グランド・イリュージョン』/『ラリー・フリント』/『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』
ジェシー・アイゼンバーグ:『ジェシー・アイゼンバーグ おすすめ映画ランキングまとめ』
エマ・ストーン:『エマ・ストーン おすすめ映画ランキングまとめ』
ビル・マーレイ:『ヴィンセントが教えてくれたこと』/『ムーンライズ・キングダム』/『アロハ』
アビゲイル・ブレスリン:『リトル・ミス・サンシャイン』
*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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