これでエル・ファニングのファンになるのか。
【ストーリー】
半年前に愛する妻を失ったベンジャミン(マット・デイモン)は仕事を辞め、悲しみの渦中にいる14歳の息子と7歳の娘と共に郊外へ引っ越す。そこは閉鎖中の動物園で、敷地内には動物が暮らしていた。ベンジャミンは動物園の再建を決意するも、資金難が発生するなど悪戦苦闘の日々が続く。しかし飼育員や地域の人々に支えられ、少しずつ再建は進んでいき……。
【キャスト】
マット・デイモン:ベンジャミン・ミー
スカーレット・ヨハンソン:ケリー・フォスター
トーマス・ヘイデン・チャーチ:ダンカン・ミー
パトリック・フュジット:ロビン・ジョーンズ
エル・ファニング:リリー・ミシュカ
ジョン・マイケル・ヒギンズ:ウォルター・フェリス
コリン・フォード:ディラン・ミー
マギー・エリザベス・ジョーンズ:ロージー・ミー
アンガス・マクファーデン:ピーター・マクレディ
カーラ・ギャロ:ロンダ
J・B・スムーヴ
ステファニー・ショスタク:キャサリン・ミー
マイケル・ペインズ
キム・ホイットリー
トッド・スタントン
ピーター・リーガート
ロベルト・モンテシーノス
デシー・リディック
エリック・チャバリア
【スタッフ】
監督:キャメロン・クロウ
製作総指揮:イロナ・ハーツバーグ
原作:ベンジャミン・ミー
脚本:アライン・ブロッシュ・マッケンナ/キャメロン・クロウ
音楽:ヨンシー
2011年 124分
<シネマトゥデイより>
幸せへのキセキは実話の映画。
124分間ただただいい話だった。
幸せへのキセキは監督キャメロン・クロウ得意の誰も傷つかず、心が温かくなる映画です。
愛する妻を失った家族が田舎の動物園付きの家を買い、家族と動物園が再生する話し。
ひねくれた人が観たら何にも面白くないって言うでしょう。
マジで想定の範囲内の出来事しか起きませんからね。
キャメロン・クロウは意表を突くって事をしないんです。
驚きを与えてくれる監督じゃないんです。
でも、想定していても心はじんわり温かくなり、目に涙を溜めるんです。
ひねくれてなければ。
キャストは豪華ですが、みなさん静かな演技で逆にそれが良かった。
その中でも出番は少ないけどエル・ファニング!
幸せへのキセキを観たら好きになります。
めっちゃ健気なんです。
こんな可愛い子が決まった時間にサンドウィッチを持ってきてくれるんです。
おっさんは一目で好きになりました。
後は娘役の子!
この子は凄い!最高!大きくなる前にもっと見たいと思わせてくれる子でした。
ちなみに幸せへのキセキは実話がベースになっています。
信じられません。
モデルとなった動物園には新しくキリンが加わるそうです。
信じられません。
幸せへのキセキのストーリー(ネタバレ)
ジャーナリストのベンジャミン(マット・デイモン)は半年前に妻を失った。
12歳の息子ディランは塞ぎ込み、学校では問題行動を繰り返し退学に、7歳の娘のロージーも母親を忘れられずにいた。
ベンジャミンは仕事を辞めて妻との思い出が溢れている街を離れ再出発を図る。
不動産会社に紹介された家々の中から、最後に紹介されたのが動物園付きの家だった。
その動物園は今は閉鎖されていて、飼育員達が世話をしているだけだった。
ベンジャミンは初めてこの家を訪れた際に、ロージーが楽しそうに動物と戯れる所を見て、購入を決意。
家族の再起と共に、動物園の再建も決意する。
ベンジャミンは飼育員リーダーのケリー(スカーレット・ヨハンソン)らと共に、動物園の再建に向けて様々な工事などをしていくが、莫大なお金がかかり遂に貯金が底をついてしまう。
さらにディランは新しい家や仲間に馴染めず、ベンジャミンとも衝突を繰り返していた。
貯金の底がついた事が飼育員のメンバーに知れ渡った時、妻が着ていたパーカーのポケットから貸し金庫の紙が出てくる。
妻はベンジャミンが冒険をする事を想定し、貯金をしていてくれたのだった。
そのお金で動物園の再建は進められる。
ディランとも動物園の再建を通して和解し、飼育員のメンバーとも打ち解ける。
そしていざ開園日、オープンの時間には沢山の客が列をなしているのだった。
幸せへのキセキは多幸感溢れるシーンの連続。
ストーリーはだいぶ端折りました。
エル・ファニング出てきてないし、、、
妻を失い喪失感が拭えないベンジャミン→再出発を図る為、動物園付きの家を買う→見事再建。
ただこれだけの話なんです。
家を買った段階でこの流れは誰もが予測できるでしょう。
幸せへのキセキはただただ多幸感溢れるシーンが沢山つまっています。
ケリーがベンジャミンを連れて動物の紹介をしていくシーン→動物よりもスカーレット・ヨハンソンに目がいってしまいます。
ロージーとベンジャミンの幸せな絡み。
エル・ファニング演じるリリーとディランの距離感→リリーの初めて同年代の友達が出来た感じの嬉しさ溢れる表情にオッサンもにやけてしまいました。
ベンジャミンとディランが激しい口論をした次の日の打ち解けるシーン。
そして、最後。
ベンジャミンが亡き妻との出会いを、子どもたちの前で披露するシーン。
温かいシーンばかりです。
妻が亡くなって心にぽっかりと穴が空いたベンジャミン一家。
でも、そこに悲壮感はない。
亡くなって半年が経っているのだ。
この過ぎた時間がリアルだった。
でも、パーカーのポケットから貸し金庫の手紙がでてきたのは、、いくら何でもね、、、
幸せへのキセキは豪華キャストだけど抑えめ。
マット・デイモンとスカーレット・ヨハンソンとエル・ファニング。
これだけで観ようと思わせる豪華さ。
ただ、誰かが凄い熱演て感じの映画ではないです。
みんな大人しい。
言ってしまえば普通。
でも、それが良いんです。
田舎の動物園でキラキラした演技や、熱っぽい演技を見せられてもね。
逆に冷めちゃいます。
ただ、スカーレット・ヨハンソンの必要あったのかって所は疑問でして。
先に言っときますが、彼女は何も悪くないですからね!
動物園の飼育員で、遊びにも行けないず同級生たちは結婚して、、、
みたいな描写がありましたが、全然説得力ないっていうね。
スカーレット・ヨハンソンの色気を抑えるなんて無理なんです。
動物園の飼育員でも無理なんです。
もっと他にうってつけのキャストいたでしょと思わずにはいられなかった。
でも、キャメロン・クロウは『アロハ』でもエマ・ストーンにハワイ人の役やらせるぐらいだからな、、、
もしかして演じる役は置いといて、好きな女優をキャスティングしてるんじゃないか、、、
『幸せへのキセキ』のまとめ
分かりやすく良いお話の映画が見たい時に是非どうぞ。
エル・ファニングと、娘役の子の可愛さにおっさんは悶絶します。
“20秒の勇気を”
このキーワードがちょいちょい出てきますが、そんな特別良い言葉じゃないって所もポイントです。
これは狙いすぎだろ!
マット・デイモンのいなたい感じは抜群に似合っていますが、こんなゴリラから美少年の息子が生まれてる違和感には目を瞑ってください。
その美しさに一目惚れした今は亡き奥さんよりも、スカーレット・ヨハンソンの方がとかも、、、禁句です。
兄貴は最高です!
細かい所に違和感を感じるのはいつも通りのキャメロン・クロウ映画でした。
『幸せへの奇跡』のスタッフとキャストの他の映画
監督:キャメロン・クロウ:『アロハ』
スカーレット・ヨハンソン:『ドン・ジョン』/『タロットカード殺人事件』/『マッチポイント』
エル・ファニング:『20センチュリー・ウーマン』/『ネオン・デーモン』/『LOW DOWN ロウダウン』
*本ページの情報は2019年2月時点のものです。
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