色気を抑えたスカーレット・ヨハンソンといつものウディ・アレン
【ストーリー】
ロンドン市街のマジックショー劇場で、ジャーナリスト志望の女子大生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)が舞台に上げられ、中に入った人間の身体が消えては現れるボックスに入れられる。その中で、彼女は著名なジャーナリストの亡霊ジョー(イアン・マクシェーン)と遭遇。急死したばかりの彼から、とっておきのスクープを耳打ちされる。
【キャスト】
スカーレット・ヨハンソン:サンドラ・プランスキー
ヒュー・ジャックマン:ピーター・ライモン
ウディ・アレン:シド・ウォーターマン
イアン・マクシェーン:ジョー・ストロンベル
チャールズ・ダンス:マルコム氏
ロモーラ・ガライ:ヴィヴィアン
フェネラ・ウールガー:ジェーン・クック
ジュリアン・グローヴァー:ライモン卿
ヴィクトリア・ハミルトン:ヤン
【スタッフ】
監督:ウディ・アレン
製作総指揮:スティーヴン・テネンバウム
脚本:ウディ・アレン
2006年 96分
<シネマトゥデイより>
タロットカード殺人事件はウディ・アレンらしい映画。でもちょっと物足りない。
ウディ・アレンらしい映画です。
無駄に言葉が多い会話。ユダヤいじり。ストーリーと関係ない小ボケ。
肩の力を抜いて、だらっと見るにはちょうど良い映画です。
タイトルが『タロットカード殺人事件』と金田一少年の事件簿みたいなタイトルなので、ミステリーかと思いきや、コメディ。
人は死にますが、鎌を持ったわかりやすい死神が出てきますし、その死神の目を盗んで亡霊として会いにくるし。
一応ミステリー要素もあるんですが、その辺は杜撰です。まあ情報提供者が亡霊ですからね。この亡霊は何でも知っている。
なので、ミステリーだと思って見ないように!めちゃめちゃつまらないってなるんで。
ウディ・アレンが好きなら楽しめる映画だと思います。
タロットカード殺人事件の謎は全て亡霊が教えてくれる。
舞台はロンドン。
ジャーナリスト志望のサンドラ(スカーレット・ヨハンソン)が、老マジシャン(ウディ・アレン)の舞台で偶然亡霊と出会う。
その亡霊に街を騒がせているタロットカード殺人事件の犯人はピーター(ヒュー・ジャックマン)だと告げられる。
この亡霊、元有名ジャーナリストでタロットカード殺人事件の記事を過去に書いていた。
三途の川を渡っている途中にピーターの秘書をやっていた人物からピーターが怪しいと聞いていたのだ。
ちなみにこの秘書は怪しんだせいで毒殺された。らしい。
ピーターとは特権階級に産まれた富豪でイケメン。
そこからサンドラは老マジシャンと一緒にピーターを捜査するのだが、あまりのイケメンぶりと優しさに恋に落ちる。
そして2人の時間を楽しんでる間にも殺人事件は起きる。
だが、犯人が捕まったのだ。タロットカード殺人事件の犯人はピーターではなかった。
安堵するサンドラ。2人で週末を過ごしていた別荘でピーターに疑っていた事を正直に告白する。
その後、ピーターと一緒にボートで湖にでてる時にピーターも告白する。
実はピーターはタロットカード殺人事件を模倣して、娼婦の1人を脅された為に殺していたのだ。
そしてサンドラを湖に突き落とし、溺死させようとした。
2人は会員制プールでサンドラが溺れていた(フリ)所をピーターに助けてもらったが出会いだった。
それを覚えていたので溺死させようとしたのだが、実はサンドラ水泳部の主将。
警察に事情を話しているピーターの前にずぶ濡れのサンドラ登場。これで事件は無事に解決。
一緒に捜査を手伝ってくれた老マジシャンは、亡霊から助言をもらいピーターが1人殺していた事を知る。
別荘で過ごしているサンドラを車で助けに行こうとする途中、左側通行に慣れていない為に交通事故で死亡する。
三途の川でもマジックを披露する老マジシャンが描かれ映画は終了。
何ともウディアレンらしい結末。
だから、ミステリーだと思って見ちゃ駄目なんですって。亡霊が全てを教えてくれるんですから。
ウディ・アレン独特の長ゼリフと無駄な会話を楽しんで下さい。
秘書が死んだ理由は?とか、
何で亡霊が秘密の部屋の暗証番号を知っているの?とか、
タロットカード殺人とは何だったのか?とか、多分切り裂きジャックのオマージュですが。舞台もロンドンですし。
鍵はどうしてトランペットの下に?とか、
亡霊は何であの舞台装置の所にしかでてこないの?とか、、、
めちゃめちゃ色々ありますよ!でも、コメディだから!
そんなん目当てにウディ・アレン映画を見ないほうがいいです。
タロットカード殺人事件でウディ・アレンの趣味爆発。スカーレット・ヨハンソンの水着!
スカーレット・ヨハンソンは、前作の『マッチ・ポイント』そしてこの映画の2年後の『それでも恋するバルセロナ』にも出演しています。
当時のウディ・アレンにはまっていたのでしょう。今その座にいるのはエマ・ストーンですね。
この映画でウディ・アレンが趣味を爆発させたのがプールのシーン。
スカーレット・ヨハンソンの水着です。女性は興味ないですね。すみません。
ただ、これを見た男性は思ったであろう。
ウディ・アレンは完全に変態だ。変態の極みだ。
当時21歳。身長160cm。グラマラスな彼女。現ブラック・ウィドウ。
着せたのが、エンジ色のスクール水着。
逆にのパターン!これは逆にの!興奮してすみません。
この映画一番の見どころです。
ウディ・アレン映画にウディ・アレンが出演していないと嫌なタイプでして、、
彼のユダヤ系自虐ネタ。意味のない会話。無駄な絡み。パートナーに愛想つかされてる顔。
これらが全てが愛おしい。見ていて幸せになります。
ヒュー・ジャックマンはオーストラリア人がイギリス特権階級役かー無理あるなーと思っていましたが、両親がイギリス人何ですね。知らなくてすみませんでした。
この映画を見て思うのは、デカイ!ぐらい!
『タロットカード殺人事件』のまとめ
ウディ・アレンらしい映画です。ということは好き嫌い分かれます。
この映画が好きなら他のウディ・アレン映画も是非。もっと楽しい作品があるので。
ウディ・アレンとスカーレット・ヨハンソンのコンビなら『マッチポイント』の方が個人的に好きです。こちらはコメディではないですが。
U-NEXT/PrimeVideo/Netflixで配信中。
『タロットカード殺人事件』のスタッフとキャストの他の映画
監督:ウディ・アレン:『教授のおかしな妄想殺人』/『ローマでアモーレ』/『マッチポイント』/『マジック・イン・ムーンライト』/『ミッドナイト・イン・パリ』
スカーレット・ヨハンソン:『ドン・ジョン』/『マッチポイント』/『幸せへのキセキ』
ヒュー・ジャックマン:『プリズナーズ』
*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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