バスケのシーンは1分ぐらい。
【ストーリー】
バスケ選手の代理人が、NBAのロックアウトにより窮地に陥った担当新人選手と自身のキャリアを救うため、権力構造を揺るがす大胆なアイディアを思いつく。
【キャスト】
アンドレ・ホランド:レイ
ザジー・ビーツ:サム
メルビン・グレッグ:エリック・スコット
ソーニャ・ソーン:マイラ
ザッカリー・クイント:デヴィッド
【スタッフ】
製作:ジョセフ・マロック
製作総指揮:ケン・マイヤー/アンドレ・ホランド
脚本:タレル・アルビン・マクレイニー
2019年 90分
<Netflixより>
ハイ・フライング・バードの”目指せバスケの頂点”はふざけた邦題。
全くはまらないネットフリックスオリジナル作品。
『ポーラー 狙われた暗殺者』エロとグロだけ。
『ベルベットバズソー 血塗られたギャラリー』ただのホラー。
そして、3週目。
『ハイ・フライング・バード 目指せバスケの頂点』
監督はスティーヴン・ソダーバーグ。
昨日紹介した『マジック・マイク』、やたら世間の評価は低いけど嫌いじゃない『エージェント・マロリー』
他にも誰もが知っている『オーシャンズシリーズ』など好きな作品が多数あります。
でも、ハイ・フライング・バード。
はっきり言って全然面白くない!
何だよこれ!
NBAを知ってる前提だったとは、、ロックアウトって言葉に馴染みがないぞ!
ただ、知ってたとしても楽しめなかったな。
盛り上がらない展開。
感情移入出来ない人物達。
目指せバスケの頂点という邦題の意味不明さ。
前作同様iPhone7のみで撮影した意欲作なんだけど、それって観てる側はどうでもよくて。
だからどうしたっていう、、、
これから監督を目指す人には夢を与えてるかもしんないけどさ。
映像は綺麗でしたよ。
内容は置いといてね。
脚本は『ムーンライト』の人なんだけどな、、
ハイ・フライング・バード 目指せバスケの頂点のストーリー(ネタバレ)
NBAのロックアウトにより、ルーキーのスコットと代理人のレイは困っていた。
スコットは高利貸しに金を借りるほどお金がなく、レイはロックアウトのせいで稼ぐ事が出来ず、会社からはクビを匂わされるのだった。
レイはどうにかロックアウトを解除させようと、選手側代表の代理人のマイラと話すが、出口は見えなかった。
バックコート・デイのイベントの日。
スコットとTwitter上で揉めてたチームメイトのジャメロが、成り行きで1on1を行う。
この動画がインターネットに流れ話題を呼ぶのだった。
NBA選手の動画は、全てNBAが管理していた為、こんな動画が流れる事はありえなかったのだ。
レイはこの動画の反響から、前例を打ち破るチャンスだと捉える。
NBAに所属をしなくても、これらの放映権をテレビ局に買って貰えばいいと考えたのだ。
実際にNetflixやHuluから声がかかっていた。
この動きにオーナー側は慌て、マイラと協議をした結果、ロックアウトは解除される事になるのだった。
ハイ・フライング・バードはちょっと分かりづらい。
だいぶ適当にストーリーを書いてしまった。
何だろう。
観た直後なのにすでに忘れかけている。
流れはこうです。
ロックアウト→ルーキーと代理人収入なくなる→NBA通さない方が稼げるんじゃね?→ロックアウト解除。
簡単に書くとこんな感じ。
ちょっとNBAに関する予備知識がないと、話に入り込めない。
・ロックアウト?
選手をアリーナや練習場への立ち入りを禁じることで、それだけではなく選手とチームの交渉ごとや接触すら禁止されます。
ルーキーは稼ぐ事が出来なくなるんです。
・何でロックアウトするの?
選手とオーナーの収益分配金の割合でもめた為。
他にも理由はあるけど、簡単に言うと金です。
ちょっとこの辺がNBAに興味がない人にはしんどいかも。
ロックアウトの理由がよく分かんないからね。
誰も得してなくない?
何でやんの?
って感じで。
ただ、レイによるロックアウトの解決の仕方は今っぽかった。
NBAに所属する必要なくね?
お前らのプレー見たい人いっぱいいるじゃん?
自分たちでイベント企画して、それの放送権売ればいいんじゃね?
それを俺らで配分すればいいんじゃね?
ってな感じで、このムーブメントが広がる。
っで、オーナーは焦る。
ロックアウト解除。
でも、レイはNBAを潰す気はなかったのだ。
このムーブメントが長続きするとも思っていない。
彼はバスケットボールを愛していた。
選手によってはNBAがあった方がいい人もいると分かっている。
ただ、ロックアウトを解除する為だけの行動だったのだ。
恩師に言われる。
「なぜ長く続かないものを作ろうとする?」
「なぜ死ぬのに人間を作る?」
この返しは秀逸だった。
『ハイ・フライング・バード 目指せバスケの頂点』のまとめ
目指せバスケの頂点の話ではありません。
変な邦題つけんな!
ロックアウトを解除する為に知恵を絞った代理人の話です。
だいぶ盛り上がりに欠けます。
バスケのシーンもほぼありません。
NBAを知っている人がどう見るかが気になりました。
ソダーバーグで期待してたのに。
やはりネットフリックスオリジナルは相性が悪い。
ただ、1つだけハッとしたセリフがありました。
レイの恩師が言うセリフです。
ちなみに黒人です。
「白人は支配したかったんだ 俺たちの方が上手いスポーツをな 連中が考えたのはゲームを支配するゲームだ」
『ハイ・フライング・バード 目指せバスケの頂点』のスタッフの他の映画。
監督:スティーヴン・ソダーバーグ:『マジック・マイク』/『エージェント・マロリー』/『サイド・エフェクト』