
映画には好みがあるからね。
【ストーリー】
南極で研究を続ける古代気象学者ジャック・ホール教授(デニス・クエイド)は調査データから地球規模の自然危機を予感する。そして、その4か月後、東京などで異常気象が発生し彼の嫌な予感は現実味を帯びてくる。
【キャスト】
デニス・クエイド:ジャック・ホール
ジェイク・ギレンホール:サム・ホール
イアン・ホルム:ラプソン教授
エミー・ロッサム:ローラ
ジェイ・O・サンダース:フランク
セーラ・ウォード:ルーシー
アージェイ・スミス:ブライアン
タムリン・トミタ:ジャネット
オースティン・ニコルズ:J・D
ダッシュ・ミホク:ジェイソン
カール・アラッキ
ケネス・ウェルシュ:副大統領
ペリー・キング
【スタッフ】
監督:ローランド・エメリッヒ
製作総指揮:ウテ・エメリッヒ/ステファニー・ジャーメイン
原作:ローランド・エメリッヒ
脚本:ローランド・エメリッヒ/ジェフリー・ナックマノフ
音楽 :ハラルド・クローサー
2004年 124分
<シネマトゥデイより>
デイ・アフター・トゥモローは入り込めない。

あんまり得意じゃないパニック映画。
このブログでもあまり紹介してなくて『ブラインドネス』ぐらい。
っで、デイ・アフター・トゥモロー。
やっぱりあんまり得意じゃなかった。
これは僕のせいです。
この映画が悪いわけではありません。
アメリカが急に氷河期になるって話しなんだけど、、
どれだけVFXが凄かろうが、街中の人々がパニックに陥ろうが、、入り込めん!
何だろう、決してつまらない訳ではない。
ただ、冷めた目で見てしまう。
だって気候変動とか解決しようないじゃん!
天気には勝てないじゃん!
隕石を爆発させて解決とかも出来ないし、、、
この勝ち目のない展開と、無理やりオチをつけなきゃいけないストーリーは苦手でした。
デイ・アフター・トゥモローのストーリー(ネタバレ)

地球温暖化により南極の棚氷が氷解する。
この影響により真水が海に供給され塩分濃度が下がり、海水の温度が低下する現象が起きる。
これらのデータから氷河期時代に突入する恐れがあると副大統領に学者は進言するが相手にされない。
その後世界各地で雹が降ってきたり、気温の急激な低下、ハリケーンの発生などが起きる。
これらにより遂に危機を感じた政府高官達はメキシコに逃げるように指示。
NYの街が凍り出し氷河期時代に突入する。
アメリカを含めた先進国は軒並み途上国に受け入れてもらい何とか生き延びる。
そしてアメリカ大統領はこれまでの環境をないがしろにした経済活動などを反省するのだった。
デイ・アフター・トゥモローは特に書く事ない!

ストーリーを楽しむ映画ではないと思う。
一応、気象学のエキスパートのジャック(デニス・クエイド)がNYで足止めを喰らう息子のサム(ジェイク・ギレンホール)を助けに行くという分かりやすいストーリーはある。
ただ、これが非常に冷めてしまった。
僕の心も凍結させた訳です。
NYの図書館に逃げ込んだサムに「絶対外でるなよ!凍るからな!」
と忠告した親父が歩いて助けに行く。
いやいや、歩き?
歩きなのは途中で車が故障したからなんだけど、、、猛吹雪で人が凍るかもしんない中、、歩き?
ジャックが心配で一緒に付いてきた男は途中命を落とすし。
この分かりやすすぎる感動ストーリーは非常に残念だ。
後はオオカミが脱走して襲ってくるとか、ヤバイ状況の中サムは好きな女の子と燃え上がったりと、、
色々と盛り込みすぎ!しかも全部浅い!
バリバリ緊張感あるはずの映画なんですよ。本来は。
だって、自由の女神は沈み、町中にタンカー船が流れてくるような映画ですよ?
スコットランドではヘリコプターが走行中に凍結して墜落。
外に出ようとした乗組員はドアを開けた瞬間に凍死。
大統領も何故か逃げ遅れてて、災害に巻き込まれて命を落とす。
そんなハードな展開なのに、めっちゃ気の抜けた描写が多いのと、登場人物の無駄な行動にイライラしてしまう。
オオカミに噛まれた子なんてマジでどうでもよかっただろ!
その後のストーリーもなかったし。
我々は間違えてた、地球のことをこれからは考えていきます。
発展途上国の人達仲良くやりましょうってオチ。
めっちゃ自分勝手。さすがアメリカ。
なんだろう、純粋に気分が悪い。
『デイ・アフター・トゥモロー』のまとめ

この設定はリアルで、いつか起こりうる問題かもしれないって話は分かる。
でも、だからといって映画が面白くなる訳ではない。
緊張感をもたせるならもっと方法があったはずだし、感動物にするにも中途半端。
これならミストみたいに徹底的にバッドエンドにしてくれた方が楽しめたはず。
せっかく良い設定なのにな。
後は、東京の描写はマジでひどいです。
これは日本人には耐えられない。めっちゃ冷める。
『ローグアサシン』ぐらいひどいです。
ジェイク・ギレンホール目当てで見ましたが、若い時と今では全然違う役者さんです。
今みたいな怪演役者さんになってくれて本当に良かった。
この時の彼は正直特徴がない!
目がめちゃめちゃ綺麗でビックリするけど。
U-NEXTで配信中。
『デイ・アフター・トゥモロー』のスタッフとキャストの他の映画。
ローランド・エメリッヒ:『インディペンデンス・デイ』
ジェイク・ギレンホール:『エンド・オブ・ウォッチ』/『ゾディアック』/『ラブ&ドラッグ』/『サウスポー』/『ナイトクローラー』/『ベルベット・バズソー 血塗られたギャラリー』/『遠い空の向こうに』
*本ページの情報は2019年3月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。