『ドローン・オブ・ウォー』☆☆☆☆☆ 楽しい映画ではない ネタバレ映画レビューブログ

ドローン・オブ・ウォー ☆☆☆☆☆




ドローン・オブ・ウォー

これはゲームじゃない。

【ストーリー】

アメリカ空軍に所属するトミー・イーガン少佐(イーサン・ホーク)は、ラスベガスの基地にあるコンテナにいながら、コンピューターで無人機ドローンを遠隔操作し、遠く離れた異国の地の爆撃を行っている。任務が終われば郊外の自宅に戻り、妻のモリー(ジャニュアリー・ジョーンズ)と子供たちと一緒に過ごすのがトミーの日常だった。

【キャスト】

イーサン・ホーク:トーマス・イーガン少佐

ブルース・グリーンウッド:ジャック・ジョンズ中佐

ゾーイ・クラヴィッツ:ヴェラ・スアレス

ジェイク・アベル:ジョセフ・ジマー

ジャニュアリー・ジョーンズ:モリー・イーガン

ディラン・ケニン:エド・クリスティ大尉

ピーター・コヨーテ:ラングレー(声)

【スタッフ】

監督:アンドリュー・ニコル

製作総指揮:テッド・ギドロウ/パトリック・ニュウォール/カミ・ウィニコフ

脚本:アンドリュー・ニコル

音楽:クリストフ・ベック

2015年 102分

<シネマトゥデイより>

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ドローン・オブ・ウォーは退屈だけど、、、

ドローン・オブ・ウォー

この映画は102分間同じ事の繰り返しだ。

コンテナに入り、リモコンでドローンを操作、爆撃、報告。

たまに嫁さんとの会話が入るけど、まあ何のアクセントにもなっていない。

ただ、この淡々とした描写が彼らのリアルなんだろう。退屈だったけど。

ラスベガスの基地からアフガニスタンにドローンを飛ばし爆撃。

上空3000メートル。敵からは見えない。

序盤に新人を集めて演説をするシーンがある。

「これはゲームじゃない」

「我々は人を殺している」

これらを軍人にわざわざ言わないといけない状態なのだ。

それぐらいドローンの攻撃はリアルを感じさせない。

まさにゲームと一緒なのだ。

ドローン・オブ・ウォーの苦しみは想像するしかない。でも足りない。

ドローン・オブ・ウォー

主人公トミー(イーサン・ホーク)は空軍のパイロットで、過去に戦場を実際飛んでいた。

だが、今はドローンを操作しての爆撃を行っている。

爆撃だけでなく監視も行なっており、現地ではレイプも行われていた。

ある日、標的を攻撃した際に子供達を巻き込んでしまい肩を落とす。

実機に乗りたいと上官に言うが却下される。

実機に乗りたい理由を建前では民間人を巻き込んでしまうからだという気持ちを出すが、本音はスリルに依存していたのだ。

トミーのチームはCIAからの指令により攻撃は激化する。

重要人物の殺害の為なら、周りの民間人の巻き添えもやむを得ないというスタンスだ。

だんだん見境なく殺す自分に無力感を覚えるトミー。

家族にも仕事の話は出来ずにすれ違いが続く。

上官からはこの作戦は色々と思う事があるだろうが、これは正義だと言われる。

でも、やはり納得できないトミーは作戦を無視して攻撃を行わなかった。

それによる罰則でトミーはチームから外され監視業務に着く。

ある日、監視していた映像にレイプ犯が映し出される。

チームのメンバーを全員休憩に出し1人になるトミー。

トミーはそのレイプ犯に向けて引き金を引くのだった。


ストーリーは簡単です。

同じことの繰り返しなんで。

どれだけ葛藤していても上官の命令は絶対。

チームのメンバーにも温度差がある。

この爆撃が正義だと信じて疑わない者。

爆撃がゲーム感覚の者。

上官の命令は戦争犯罪だという者。

でも、どんな心持ちだろうと司令に従うのだ。

これらの気持ちは想像するしかない。

開き直る気持ちはわかる!

でも民間人はダメだろ!

ってこの映画を見た人は色々と思うことがあるはず。

これらは想像するしかないんだけど、絶対に一生分からない感覚ですよね。当事者じゃないと。

ドローンを操作するのは基本的に4人です。

1人1人役割があるんだけど、言ってしまえば1人でも出来る。

最後の攻撃はトミー1人でやってたし。

でもわざわざ4人で行う事に意味がある。

それは責任の分散だ。

「みんなが引き金を引いた コンテナにいた全員が」

この上官の言葉が物語っている。1人ではやらせられない理由が。

鍛えられた軍人で愛国心があり目的もある。

そんな彼らですら4人で分散しないと精神がもたないのだ。

それでも心が壊れる人がいるぐらいなのだ。

この映画を見て気軽に分かった気持ちになる方が難しい。

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ドローン・オブ・ウォーのイーサン・ホークは無感情。

ドローン・オブ・ウォー

この映画のイーサン・ホークは基本的に感情を失っている。

爆撃をする時は若干の戸惑いを見せたりするが基本的に無感情だ。

家族でバーベキューの時、嫁さんとSEXしている時、同僚と話している時など。

その無感情が、ドローンでの攻撃の虚しさを表している。

戦地での経験でスリル中毒になっている部分や、民間人を巻き添えにした事、レイプ犯を見る事しかできない事。嫁さんと上手くいかない事。

全てが虚しさを助長させている。

それを静かに表すイーサン・ホークは良かった。

ちょっと『コップ・カー』にでてるケヴィン・ベーコンにそっくりすぎて笑えたけど。

ドローン・オブ・ウォーのまとめ。

ドローン・オブ・ウォー

映画としては楽しくない。

ストーリーは単調だし、見ていてしんどいシーンも多い。

ただ、色々と考えさせられる映画ではある。

9.11からアメリカは大きく変わったんだなと改めて思わされる。

事あるごとの同時多発テロの事を口にするのだ。

本気で祖国を守ろうとする人がいる。

本気で家族を守ろうとする人がいる。

だから敵を殺してもしょうがないんだと考える。

脅威を先に潰すんだと。

「我々が殺しをやめれば、奴らはやめるか? どちらが先だろうと悪循環だ 奴らはやめない 我々もやめられない」

こんな事を上官が言う。

父や母を殺されたアフガニスタンの人はアメリカを憎み、ミサイルを手に取るだろう。

この悪循環は一生終わらないんだと思ってしまった。

また、この映画に入り込めなかったのは当事者意識が圧倒的にないからだ。

想像だけでは彼らの行動を理解するのは難しい。

あと、CIAがめっちゃ嫌いになる映画でもあります。血も涙も思いやりもない。

最後のトミーがレイプ犯に撃ったミサイルはちょっとどうかなと思いました、、、

U-NEXT/Netflixで配信中。 

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*本ページの情報は2018年11月時点のものです。
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