『ローマでアモーレ』☆☆☆☆☆☆ 見終わって何も残らない ネタバレ映画レビューブログ

ローマでアモーレ ☆☆☆☆☆☆




ローマでアモーレ

これぞウディ・アレン!何も残らない!

【ストーリー】

娘がイタリア人と婚約した音楽プロデューサーのジェリー(ウディ・アレン)は、ローマを訪れる。婚約者の家に招待されたジェリーは、浴室で歌う婚約者の父がオペラ歌手のような美声であることに驚く。一方、恋人と同居中の建築学生ジャック(ジェシー・アイゼンバーグ)の家に、恋人の親友モニカ(エレン・ペイジ)が身を寄せてくる。かわいらしい外見とは裏腹に恋愛に対しては積極的な彼女を、ジャックは少しずつ気になり始めていて……。

【キャスト】

ウディ・アレン:ジェリー

アレック・ボールドウィン:ジョン

ロベルト・ベニーニ:レオポルド

ペネロペ・クルス:アンナ

ジュディ・デイヴィス:フィリス

ジェシー・アイゼンバーグ:ジャック

グレタ・ガーウィグ:サリー

エレン・ペイジ:モニカ

【スタッフ】

監督/脚本:ウディ・アレン

2012年 112分

<シネマトゥデイより>

これぞウディ・アレンなローマでアモーレ!何も残らない!

ローマでアモーレ

この映画で何かを書くのは難しい。

じゃあ何も書くなとは言わないでほしい。

何が難しいのかというと、何も残らないからだ。

見た人に深い感動や心に残るセリフ、グッとくるシーン、思わず爆笑してしまうような場面。

そんな事は何一つとして無い。(もしあったらすみません)

でも、これがウディ・アレンの映画なのである。

見ていて心が軽くなるのが彼の映画だ。

何も考えなくていいからって訳ではなくて、セリフが心地よいのだ。

感銘を与えようとしない。

これがウディ・アレンの特徴だと思っている。

他にもユダヤいじりや、無駄に言葉数が多いツッコミとかもあるけど、、、

なので、誰しもにオススメ出来る映画は少ない。

何を見せられたんだ?ってなるからだ。何をこの映画から学べたんだ?みたいなね。

そんな奴には、、、うるせー!!!!

映画が何でも教訓とかを含蓄とか含んでると思うなよ!

心が軽くなる映画って貴重なんだぞ!って言ってやりたい。

まあ合う合わないがあるからしょうがないけど。

以前このブログで紹介した『タロットカード殺人事件』や『教授のおかしな妄想殺人』よりも見やすいし、より彼らしい作品だ。

なので、この映画を見て合わないと思ったら彼のコメディは避けたほうがいいかもしれない。

ローマでアモーレのストーリーはあってないようなもの

ローマでアモーレ

4組の男女が出てきます。カップルか結婚しています。

それぞれ色々な事があり、他の男女と一度だけの関係を持ったりします。

でも最後は元のパートナーの所に戻り平和に暮らしましたとさ。終わり。


雑にまとめるのが得意になってきた。

それぞれ色々な事があるんですけど、文字だと全く良さが伝わりません。

・シャワーを浴びながらじゃないと上手く歌えないオペラ歌手と、演出が前衛的すぎる引退した元音楽プロデューサー(ウディ・アレン)

・仲良しカップル(ジェシー・アイゼンバーグとグレタ・ガーヴィグ)の元に遊びにきた小悪魔女子(エレン・ペイジ)

・理由なく有名になってしまった旦那とその家族。

・結婚ほやほやの夫婦がある行き違いで色々な事があり、娼婦(ペネロペ・クルス)と寝たり強盗と寝てしまったり。

こんな話を言葉で書くのは無理だし絶対に伝わらない。意味わからないもん。

引用したシネマトゥデイのストーリーなんて登場人物大幅カットだし。

この映画はストーリーを楽しみに見る映画ではないんです。

ウディ・アレン映画の中でも特に中身がない映画です。

それでも楽しい。見てくださいとしか言いようがありません。

ローマでアモーレは相変わらずの豪華キャスト。

ローマでアモーレ

ウディ・アレン映画はキャストが豪華だ。興行収入はあまり見込めないのにだ。

キャストはギャラが安くても彼の映画に出たいらしい。それぐらい魅力ある人物なのだ。

ウディ・アレン自身もアカデミー賞にノミネートされた経験のある名優で、この映画でもいつも通りのウディ・アレンだ。

役名が違うだけで、ウディ・アレンはどの映画に出てもウディ・アレンです。

よく喋り、余計な事を言い、女性に甘える。

この映画は他にも、アレック・ボールドウィンやペネロペ・クルス、グレタ・ガーウィグにロベルト・ベニーニと豪華なのだが、一番のはまっていたのはジェシー・アイゼンバーグだろう。

彼の特徴も早口で言葉数が多く女性に弱い。

見た目は全然違うけど、ウディ・アレンに似ているのだ。所謂イケメンではないって所も似ているか。

彼はこの映画の後に主演としてウディ・アレン映画に出演している。

おそらくウディ・アレン自身も思ったのだろう。こいつ合うなと。

気に入ったキャストを継続して使ってくれるので、今後も共演が楽しみなコンビです。

『ローマでアモーレ』のまとめ

ローマでアモーレ

ウディ・アレン映画が好きな人は漏れなく好きでしょう。

豪華キャストでおくる無駄話。

ペネロペ・クルスの色気は相変わらずです。全日本人男性が好きでしょう。

この映画が苦手だ、何が楽しいか分からない人はウディ・アレンのコメディは向いていません。

でも、彼はコメディだけでなく『ミッドナイト・イン・パリ』や『マッチ・ポイント』などコメディ以外の名作も撮ってるので、是非そちらを。

何も考えたくないな、でもアクションは疲れるし、、という人にはピッタリの映画です。

U-NEXTで配信中。

『ローマでアモーレ』のスタッフとキャストの他の映画

監督:ウディアレン:『タロットカード殺人事件』/『教授のおかしな妄想殺人』/『マジック・イン・ムーンライト』/『マッチポイント』/『ミッドナイト・イン・パリ

ジェシー・アイゼンバーグ:『ジェシー・アイゼンバーグ おすすめ映画ランキングまとめ

アレック・ボールドウィン:『陪審員』/『アリスのままで』/『アロハ

グレタ・ガーウィグ:『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ

エレン・ペイジ:『ハンズ・オブ・ラブ 手のひらの勇気


*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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