イーサン・ホーク出演作品の紹介が10本を超えたので、ここいらでランキング形式でまとめてみます。
彼の作品が見たいけど、何からみれば分からないという人の参考になれば幸いです。
大作だけでなく、インディーズ映画にも沢山出演するのが嬉しい限りです。
*新しいイーサン・ホーク出演作品を見たら随時更新していきます。
*あくまでも独断と偏見なので悪しからず。
1位.『ガタカ』遺伝子を乗り越える。
イーサン・ホーク:劣性遺伝子を持つ努力家。
11/26のニュースでこんなのが流れてきた。
“遺伝子を自在に改変できるゲノム編集技術を人の受精卵に適用し、今月に双子の女児が誕生した”
まさにガタカの世界です。
遺伝子によって管理された時代。
就ける職業や付き合う相手まで遺伝子で差別される。
そんな時代に努力によって幼い頃の夢を叶える男の話。
舞台や設定はSFですが、実はスポ根映画です。
「俺に何が出来るか決めつけるな」
これは劣性遺伝子を持つ主人公が言うからこその名言です。
U-NEXTで配信中。
2位.『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』名作ラブストーリー。
イーサン・ホーク:彼女に大人に見られたい青年。
ウィーンの街を男女が喋りながら歩くだけの映画。
それなのに名作。
ずっといい感じで、オシャレな会話をし、価値観を言い合うけど喧嘩はせず、付き合うか付き合わないか微妙な距離感で、、
『恋人までの距離』まさにこれ。
恋人までの距離が丁寧に描かれてる映画です。。
この映画は文章だと何も伝わらないので是非見てほしい。
続編も、その続編も名作です。
気恥ずかしくはなりますが、、、
U-NEXT/Hulu/PrimeVideoで配信中。
3位.『ビフォア・サンセット』恋人までの距離から、、、
イーサン・ホーク:売れっ子作家。
『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』の続編。
今作では77分間パリの街を歩きながら喋るだけ。
時にはカフェに入ったりフェリーに乗ったりします。
街が変わっただけで、やっている事は全く変わりません。
今作では距離が縮まった状態から始まるので、よりパーソナルな会話が多い。
際どいジョークや皮肉。
思わせぶりな言葉。
全てが心地よいです。
見ててニヤニヤします。
何よりも最後の終わり方。
こんなに続きが気になる終わり方をするラブストーリーある?
しかも続編作られたのは9年後っていうね、、、
U-NEXT/Hulu/PrimeVideoで配信中。
4位.『トレーニング デイ』こんな訓練日は嫌だ。
イーサン・ホーク:正義感の強い新人警察官。
とんでもない訓練日 (トレーニングデイ)の映画です。
新人警察官がL.A市警麻薬捜査課に配属された1日を描きます。
アントワーン・フークアの出世作。
デヴィッド・エアーの初単独脚本の作品。
この2人が組んで生温い映画になるはずがない。
リアルな街並みの空気感。
キャストの説得力。
これらが合わさったこの映画は間違いなく名作です。
イーサン・ホークは最初はヤラレっぱなし。
激怖のデンゼル・ワシントンに手も足も出ません。
そんな彼が最後に見せる勇姿。
僕はこれを見てイーサン・ホークのファンになりました。
U-NEXT/Hulu/PrimeVideoで配信中。
5位.『ビフォア・ミッドナイト』すっかりアダルトに。
イーサン・ホーク:色々な事に悩む中年男性。
1995年『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』で出会い。
2004年『ビフォア・サンセット』で恋人になる一歩手前。
2013年『ビフォア・ミッドナイト』で倦怠期の夫婦。
今作ではギリシャをブラブラしながら喋ります。
こんな映画は今後作られる事はないでしょう。
出会ってから18年が経ち、様々な悩みや不満が出てきます。
前妻との親権。
相手の仕事。
41歳になり容姿も衰え魅力を失っている。
今までより苦味成分が多く、アダルトな会話も多い。
また続編を作ってほしい映画です。
U-NEXT/PrimeVideoで配信中。
6位.『ブルーに生まれついて』ジャズを知らない人も。
イーサン・ホーク:チェット・ベイカー
実在した伝説的トランペッター”チェット・ベイカー”の伝記映画。
チェット・ベイカーの名前は聞いた事あるけど、曲の事は知らないしジャズの教養もない。
言ってしまえばよくある再生物語。
人気絶頂だった時にドラッグに溺れ、何もかもを失い、そこから再生するという。
本当に映画のような人生を歩んできた人だ。
ドラッグに溺れる人物の映画は腐る程ある。
そういう人間は映画でも嫌いだ。
ただの甘えた人物にしか見えない。
でも、この映画はただの”甘え”と一蹴出来ないほどの説得力がある。
ジャズは知らないから、、、って感じで敬遠している人はもったいない!
U-NEXT/Hulu/PrimeVideo/Netflixで配信中。
7位.『デイブレイカー』ハリウッドの彼岸島。
イーサン・ホーク:ヴァンパイアの研究員。
ヴァンパイアが支配している近未来。
起きたのが人間の血液不足。
それを解消する為に頑張る研究員。
とてもただのヴァンパイア映画とは思えない真面目さで作られた映画です。
B級ホラー独特のグロさと、近未来を舞台にした映像の綺麗さ、そして重みのあるキャスト。
軽い気持ちで見たら、気づいたらのめり込んでました。
人間を飼育する映像があるんですが、それが彼岸島にそっくりです。
この映画を見て、ハリウッドで彼岸島をリメイクしてくれと思ったのは僕だけじゃないはず。
PrimeVideoで配信中。
8位.『その土曜日、7時58分』不幸の連鎖。
イーサン・ホーク:離婚してお金のない弟。
冒頭のシーンにガツンとやられる映画がある。
フィリップ・シーモア・ホフマンとマリサ・トメイのセックスシーン。
中年メタボのオジさんが激しく腰を振っているシーンから始まるこの映画は普通ではない。
良い事が1度も起こらない映画だ。
見た後は間違いなく暗い気持ちになる。
不幸な兄弟が転落していく映画です。
イーサン・ホーク演じるキャラにイライラさせられるでしょう。
9位.『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』男だとわかりづらい。
イーサン・ホーク:全力疾走のダメ男。
軽いタッチのラブコメです。
この映画の良い所はキャストと雰囲気。
終始おしゃれ。
この映画は女性の方が楽しめるかな。
男だと正直気持ちが分からない所が多い。
結婚はしたくないけど、子供は欲しい。
これってわがままかもしれないけど、リアルな気がします。
子供の事を考えると父親がいないのがどう影響するか分かりませんが、映画の中だとすくすく幸せそうに成長しています。
この映画のラストシーンはちょっとゾッとします。
全然笑えない。
U-NEXT/Hulu/PrimeVideo/Netflixで配信中。
10位.『ロード・オブ・ウォー』悲しい才能。
イーサン・ホーク:インターポールの警察官。
この映画は武器商人の話しです。
主人公が妻に武器売買をしている事がばれ、止めてほしいと言われた時に言うセリフがこれ。
「金じゃない、才能だ」
こんなに悲しい才能はないと思った。
この才能のせいで全てを失う主人公。
でも、決して止める事はない。
なぜなら才能がある事を知っているから。
イーサン・ホークはニコラス・ケイジ演じる主人公を追うインターポールの警察官。
めちゃめちゃカッコいい。
でも、結構悲しい。
人生の悲劇は2種類 夢破れることと 叶うこと
このセリフが響きます。
U-NEXT/PrimeVideo/Netflixで配信中。
11位.『フッテージ』ブグールは顔だけの方が怖い!
イーサン・ホーク:一発屋の小説家。
途中まではめちゃめちゃ怖かったし楽しめた。
度々出てくる悪魔のブグールのビジュアルがね、、怖すぎる。
そして、映写機に映し出される過去の殺人映像がね、、残酷すぎる。
ザ・ホラー映画です。
ただ、途中からダレる。
展開がワンパターンすぎて、、早く終われよと。
イーサン・ホークの情けない顔が沢山見れたのは良かった。
めっちゃ似合うんです。怯えた顔。
監督はスコット・デリクソン。
よくこの監督に『ドクター・ストレンジ』を任せたなって感じです。
U-NEXT/PrimeVideo/Netflixで配信中。
12位.『ドローン・オブ・ウォー』これはゲームじゃない。
イーサン・ホーク:空軍パイロット。
この映画は102分間同じ事の繰り返しだ。
コンテナに入り、リモコンでドローンを操作、爆撃、報告。
ただ、この淡々とした描写が彼らのリアルなんだろう。
退屈だったけど。
「これはゲームじゃない」
「我々は人を殺している」
これらを軍人にわざわざ言わないといけない状態なのだ。
それぐらいドローンの攻撃はリアルを感じさせない。
まさにゲームと一緒なのだ。
ラストのイーサン・ホークの行動は賛否分かれるでしょう。
色々と考えさせられる映画です。
U-NEXT/Netflixで配信中。
13位.『テイキング・ライブス』不快で無能な映画。
イーサン・ホーク:相手を惑わす連続殺人犯。
猟奇殺人犯を追うアンジェリーナ・ジョリーと猟奇殺人犯のイーサン・ホークの映画。
ストーリーやキャラクターは浅く、音楽が悪目立ちしている。
ここはシリアスですよ!
この後驚かせますよ!
みたいな露骨な音楽だ。
こんなに音楽が邪魔だと思った映画は少ない。
最初の5分がピークです。
期待値を上げた後の失速が凄い。エグい。
無能警察の映画が見たい人は是非。
イーサン・ホークがアンジェリーナ・ジョリーを脱がす所はエロかった。
U-NEXTで配信中。
14位.『ゲッタウェイ スーパースネーク』30分なら楽しい映画。
イーサン・ホーク:元レーサー。
90分中、87分ぐらいは車の中です。
70台のカメラと22人のスタントマンを使ったカーアクションの連続はめちゃめちゃ派手で見応えがあります。
でもだ。それでも眠くなる。
派手なカーアクションを喜べたのは最初だけ。
そこからはずっと同じ展開の繰り返しで90分しかない映画なのに飽きる。
ピンチになりそうになると他の車が追突して助けてくれるラッキーが多発。
オチも何だこれ!
イーサン・ホークがマスタングのファンだから出演してるけど、もしそうでもなかったら断ってたはずの映画です。
U-NEXTで配信中。
*本ページの情報は2019年1月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。