『デイブレイカー』☆☆☆☆☆☆☆ ハリウッドの彼岸島。ネタバレ映画レビューブログ

デイブレイカー ☆☆☆☆☆☆☆




デイブレイカー

人間飼育のシーンは彼岸島そっくり。

【ストーリー】

人類のほとんどがバンパイアと化した近未来、食糧源である人間の数は減少する一方だった。バンパイアは不老不死である代わりに、人間の血液を取り込まないと理性を失い凶暴化してしまう。そんな中、自らもバンパイアである血液研究者のエドワード(イーサン・ホーク)は、絶滅寸前の人間に危害を与えずに済む代用血液の開発に奮闘するが……。

【キャスト】

イーサン・ホーク:エドワード・ダルトン

ウィレム・デフォー:ライオネル・コーマック

クローディア・カーヴァン:オードリー・ベネット

マイケル・ドーマン:フランキー・ダルトン

サム・ニール:チャールズ・ブロムリー

イザベル・ルーカス:アリソン・ブロムリー

ヴィンス・コロシモ:クリストファー・カルーソ

【スタッフ】

監督:マイケル・スピエリッグ/ピーター・スピエリッグ

製作総指揮:ジェイソン・コンスタンティン/ピーター・ブロック

脚本:マイケル・スピエリッグ/ピーター・スピエリッグ

音楽:クリストファー・ゴードン

2010年 98分

<シネマトゥデイより>

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デイブレイカーは彼岸島をハリウッドで作った感じ。

デイブレイカー

“彼岸島”というマンガをご存知でしょうか?

ヤングマガジンで連載されていて、カルト的人気を誇るマンガでして、映像作品にもなっています。

吸血鬼に人間がやられまくる話しで、ジャンルは一応ホラーです。

ですが、作者がどこまで意図してるか分りませんが、もはや読者はコメディ扱いしています。

彼岸島の説明に時間を割くわけにはいかにので、気になった人はこちらを→彼岸島

 

なんで彼岸島の話をしたかというと、この映画を見て彼岸島を思い出したからでして。

人類が絶滅しかけた近未来。

世の中はヴァンパイアが支配しています。

そこで起こったのが血液不足。

それを解消する為に、人間を飼育している場面があるんですが、これが彼岸島そっくり。

この映画ではかなり未来感ある施設で飼育されていますが、ほぼ一緒。

これには驚いた。

マンガは2002年に連載開始されてるから、、まあ憶測だからこの辺にしときます。

 

この映画はヴァンパイア映画ってだけでB級と思う人もいるかもしれませんが、ちょっと違う。

何故ならイーサン・ホークが主演だから。

さらにウィレム・デフォーも出てるし。

B級ホラー独特のグロさと、近未来を舞台にした映像の綺麗さ、そして重みのあるキャスト。

軽い気持ちで見たら、気づいたらのめり込んでたって映画です。

なんだこれ。普通に楽しいぞ!

ただ、あくまでもB級映画だぞって気持ちは忘れずに。

ストーリー展開などはお決まりな感じなのでね、、

 

ちなみに監督はスピエリッグ兄弟 (双子)

『プリデスティネーション』でもイーサン・ホークとタッグを組んでます。

この映画は難解ですが、楽しい映画です。

デイブレイカーのストーリー(ネタバレ)

デイブレイカー

あるコウモリからの感染で、人口の9割がヴァンパイア化した近未来。

人類の生息率は5%を切っていた。

ヴァンパイアは太陽光を浴びると燃えてしまう為、夜に活動していた。

エドワードは(イーサン・ホーク)は血液製造会社の主席研究員として代替血液の研究に励んでいた。

施設で人間を飼育し、様々な実験を行うが研究は上手くいかない。

ヴァンパイアは血を飲まなくなると凶暴化し、醜くなり、理性を失って死んでいくのだった。

ある日、エドワードは運転中に対向車と事故を起こす。

対向車に乗っていたのは人間だった。

エドワードは人間の血を飲む事を拒否するような人物で、人間に同情していた。

そんな彼は事故現場に駆けつけたヴァンパイアの警察官から人間を匿うのだった。

後日、その時の事故で匿ったオードリーから手を貸して欲しいと頼まれる。

オードリーの仲間のライオネル(ウィレム・デフォー)はヴァンパイアから人間に戻っていたのだ。

ライオネルはヴァンパイアになった後、交通事故を起こし太陽光を浴びた後、海に落ちた過去があった。

エドワードはライオネルの血液を調べ、人間に戻るには死ぬギリギリまで太陽光を浴びる事を思い付く。

エドワード達が隠れていた場所に、ヴァンパイアの軍隊が近づく中、エドワードは自身でこの実験をする。

実験は成功。

エドワードは人間に戻るのだった。

エドワード達は研究施設で共に働いた友人に協力してもらう為に、彼の家に行く。

だが、その友人に裏切られオードリーは捕まってしまう。

エドワードとライオネルは何とか逃げたが、そこにエドワードの弟のフランキーが現れる。

フランキーは軍に所属し、エドワードをヴァンパイア化させた人物だった。

フランキーはライオネルに襲いかかり、噛み付く。

すると、フランキーは人間に戻るのだった。

一度、ヴァンパイアから人間に戻った人の血を飲むと、ヴァンパイアから人間に戻る事を偶然にも発見する。

エドワードはオードリーを助けに行く為、以前勤めていた会社に丸腰で行く。

当然のように捕まり、社長の前に突き出されるエドワード。

エドワードはそこで、「人間は嫌だ。ヴァンパイアにしてくれ」と社長に懇願。

社長はエドワードに噛み付く。

すると人間に戻るのだった。

その後、社長や弟がヴァンパイアに生贄となり、数々のヴァンパイアが人間に戻る。

最後は裏切られた一緒に研究していた人物も殺す。

エドワード、オードリー、ライオネルは研究施設から逃げ出すのだった。

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デイブレイカーの背景の作り込み。

デイブレイカー

この映画がただのB級映画ではない所に、細かい背景の作り込みがある。

ただの、ヴァンパイアが支配した後の荒廃した世界ではないのだ。

それは冒頭から描かれる。

ニュース映像に映るスーツを着たヴァンパイア議員同士の討論。

サブサイダー(血を飲まないとなってしまう化け物)を取り締まるヴァンパイア警官。

コーヒーに注がれる血液の割合は20%と記され、さらに血液型毎にパックされている。

エドワードの勤めている会社は高層ビルで、セキュリティも厳しい。

車には日中運転出来るように紫外線を塞ぐような装置がある。

野生動物の血液は飲んでは駄目という法律があり、それを破り森に入って太陽光を浴びて燃えた為、山火事が発生しているというニュースも流れる。

これらの細かい設定が良かった。

ただのヴァンパイア映画じゃないなと冒頭から引き締めてくれる。

 

そして、ヴァンパイア同士の考えの違いも描かれる。

 

エドワードは人間に同情している。

だから血を飲まないし、血を飲むぐらいなら死ぬとも言っている。

だから代替血液が完成したら、人の飼育を止めるように社長に直訴していた。

 

社長は人間の時に癌を患っていた。

だが、ヴァンパイア化した事により不死になる。

社長はヴァンパイア化を祝福されたと言い歓迎していた。

そして、代替血液ビジネスで大儲けしようとしていたのだ。

 

この構図は良かった。

フランキーもサブサイダーを処刑する時に後悔の顔をしてたし。

人の心を失わないキャラクターは良かった。

だからこそ社長のクズさが際立つ。

ヴァンパイアになっても金儲けしようとするのね、、、

さすがアメリカが舞台だ。

 

そして、この社長の最後は良かった。

エドワードを噛んでヴァンパイア化が解除→椅子に縛られエレヴェーターに→ヴァンパイアが屯する所に到着→八つ裂きにされる。

痛快です。

そこからの連鎖はなかなか笑える。

ヴァンパイア化が解除→ヴァンパイアに襲われる→ヴァンパイア化が解除→ヴァンパイアに襲われる…

 

これを最後の1人になるまで見せて欲しかったな〜。

その時の表情が見たかった。

それがあればもっと評価高かったです。

イーサン・ホークとウィレム・デフォーが抜群にカッコイイ。

デイブレイカー

この映画の見所の1つです。

こんなヴァンパイア映画にこの2人が出演している事に驚きですが、2人ともめっちゃカッコイイんです!

 

イーサン・ホークのヴァンパイアってだけで腐女子の心を鷲掴みにするでしょう。

尖った八重歯なんかドキッとするんじゃないでしょうか。

研究員の白衣姿に萌える人も多そう。

さらに交通事故を起こした原因も、血を飲まないせいで伸びてきた耳を気にしてたからっていう、、可愛い。

サブサイダーに襲われてる時のビビリ具合も、、可愛い。

この映画のイーサン・ホークはかなり良し!

 

ウィレム・デフォーは1人だけノリが軽くて最高ですね。

最後に主人公を助けるお約束の役割が、古風な顔立ちに抜群に似合ってました。

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『デイブレイカー』のまとめ

デイブレイカー

ただのB級ヴァンパイア映画じゃありません。

アクションだけじゃなく、グロいだけじゃない。

正直、テンポ良く進みすぎるストーリーと、最後の安易な締め方はちょっと軽すぎるなとは思います。

でも、この手の映画なら間違いなく最高峰でしょう。

彼岸島をハリウッドに持っていって、めちゃめちゃスタイリッシュに仕上げた感じです。

98分と短いので、サクッと騙されたと思って見てください。

あくまでもB級映画なんだぞって気持ちは忘れずに。

PrimeVideoで配信中。 

『デイブレイカー』のスタッフとキャストの他の映画。

監督:スピリエッグ兄弟:『プリデスティネーション』

イーサン・ホーク:『イーサン・ホーク おすすめ映画ランキングまとめ

ウィレム・デフォー:『インサイドマン


*本ページの情報は2019年2月時点のものです。
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