歴史としては知っておくべき。映画としては普通。
【ストーリー】
第二次世界大戦下のドイツ。戦地で左目を負傷した将校・シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は、祖国の平和のためにヒトラー暗殺計画を思いつく。過去に40回以上の暗殺計画をくぐり抜けてきたヒトラー(デヴィッド・バンバー)とその護衛たちを前に、大佐たちの計画は成功できるのか……。
【キャスト】
トム・クルーズ:シュタウフェンベルク大佐
ケネス・ブラナー:ヘニング・フォン・トレスコウ少将
ビル・ナイ:オルブリヒト将軍
トム・ウィルキンソン:フロム将軍
カリス・ファン・ハウテン:ニーナ・フォン・シュタウフェンベルク
トーマス・クレッチマン:オットー・エルンスト・レーマー少佐
テレンス・スタンプ:ルートヴィヒ・ベック
エディ・イザード:エーリッヒ・フェルギーベル将軍
ジェイミー・パーカー:ヴェルナー・フォン・ヘフテン中尉
クリスチャン・ベルケル:メルツ・フォン・クヴィルンハイム大佐
トム・ホランダー:ハインツ・ブラント
【スタッフ】
監督:ブライアン・シンガー
製作総指揮:クリス・リー/ケン・カミンズ/ダニエル・M・スナイダー/ドワイト・C・シャール/マーク・シャピロ
脚本:クリストファー・マッカリー/ネイサン・アレクサンダー
音楽:ジョン・オットマン
2008年 120分
<シネマトゥデイより>
ワルキューレ作戦は知っておくべき事実。
『7月20日』事件知ってる人〜?
ワルキューレ作戦知ってる人〜?
・・・・・・・。。。。。
ヒトラーの暗殺計画はたくさんあって、このワルキューレ作戦が最後の暗殺計画だ。
まさかこんな計画があったなんて知らなかった。知れてよかった。
第二次世界大戦時のドイツ=ヒトラー率いるナチス。
ドイツ人は皆ヒトラーに陶酔していると思っていた。特に軍人は。
違う。前線にいる彼らはドイツ軍の敗戦が見えていたのだ。
そこでヒトラー暗殺計画を思いつく。
祖国を守る為に、世界にドイツはヒトラー以外もいるんだと知らせる為に。
映画としてはつまらなくはないけど、、。。。って感じです。
ワルキューレ作戦は大掛かりな作戦で、言ってしまえばクーデターを起こそうとするんだけど、、ちょっと軽くない?
味方を集める所とか、ヒトラーの所に乗り込む所とか、最後の作戦失敗した後とか、、
序盤がちょっとだらけた分、後半からテンポよく進んでいったのは良かったんだけど、肝心のクーデター部分があっさりしてました。
これなら長くなってもじっくり見たかった。
政治家はダメだなーとワルキューレのトムは思ったはず!
詳しいストーリーはwikiを見て。長くなるから。
簡単に書くと、ドイツの敗戦がほとんど決まっている第二次世界大戦末期。
それでも戦争を続けようとするヒトラーを暗殺するべくシュタウフェンベルク大佐を中心に計画を立てる。
政治家や軍の中から協力者を選び、時には強引に計画遂行の為に準備を進める。
だが、シュタウフェンベルクはワルキューレ作戦の根本にあるヒトラー暗殺を失敗。
本人は暗殺に成功していると思い作戦を進める。
作戦遂行の途中、ヒトラーが生きている事実が発覚し作戦は失敗。
シュタウフェンベルクを含む計画者達は処刑される。
簡単にまとめるとこんな感じ。
実際にあった『7月20日』事件が題材になっています。
この映画を見た誰もが思った事は一つ。
オブリヒト将軍(ビル・ナイ)そりゃねーよ!!
シュタウフェンベルクもめちゃめちゃ静かに切れてましたからね。相手は上官なのに。
このシーンは実際にあったかどうか分からないですけど、めっちゃリアルでした。
ヒトラーの暗殺が作戦を決行するかしないかを決める大事な所。
爆破があった事までは分かったけど、ヒトラーが死んだかどうかを確認出来ない。
悩むオブリヒト将軍。もし先走って作戦決行したら責任取らされて処刑だよな。でも早くしないとシュタウフェンベルクに怒られる。どうしよう、、、そうだ昼飯食べよう!←なんでやねん!!!
ここにきての裏切りには誰もが失望を覚えたはず。それまではいい上官だったのに、、彼も普通の保身に走る軍人だった。
あとは軍人の怖さ。これはショックを受けた。
ワルキューレ作戦は最初は上手くいく。ヒトラーの死を信じたのだ。
だが、ある電話でひっくり返る。ヒトラーとの電話だ。
我らが総統が生きていたと知った軍人達はワルキューレ作戦を中止しする。
これでワルキューレ作戦は失敗。
ここで怖いと思ったのが前線で動いている軍人は誰も考えてない所だ。
上官は偽の情報かどうか、この情報を流すべきかどうか考える脳がある。
だが、指示を受けた末端の軍人達は思考停止しているのだ。
さっきまで捕まえていた相手を指令が変わったら即座に解放する。疑問すら抱かない。
これは軍の人からしたら当たり前なのかもしれないが、あまりにも違和感があった。
思考停止しているからこそあそこまで非道な事が出来るんだなとも思った。
この映画で戦争映画らしい映像は最初だけだ。そこからは地味なシーンが続く。
それでもやっぱり戦争が怖いと思ったのはこれらの描写があったからだ。
ワルキューレのトム・クルーズがなー。なんかなー。
この映画のキャストはトム・クルーズを除いてほぼイギリス人で固められている。
イギリス英語がドイツ人を演じるのに合うのだろう。
そもそもドイツ人使えば、、とかは言わないでおこう。
ただ、トム・クルーズがね。
まず、かっこいい!これは女性は堪らんでしょ。
眼帯に制服に緩めのパーマ。上司にも物怖じしない発言。家族を思う父親としての顔。
全てがカッコイイです。男でも惚れるわ。
ただ、、カッコ良すぎるんだよな〜トム・クルーズが演じるとヒーロー物に見えちゃうんだよな〜。
トム・クルーズが演じたシュタウフェンベルク大佐は反ナチス運動の英雄として讃えられている人物だ。
そんな人をザ・ハリウッドスターの彼が演じるのがな〜重みがな〜、、、
めちゃめちゃいい演技でしたけどね!トム・クルーズ好きだし!
でも、わざわざ彼じゃなくても良かったんじゃないのって思いました!華がありすぎる!
『ワルキューレ』のまとめ
こんな事が起きてた事を知れて良かったと素直に思う。
第二次世界大戦時のドイツのイメージが大きく変わった。
なんであんな事が起きてしまったんだと今なら教科書で学べるが、当時の現場にいた人たちも違和感に気づいていたんだ。
祖国を守る為に、世界にドイツはヒトラー以外もいるんだと知らせる為に。
U-NEXT/Netflixで配信中。
『ワルキューレ』のスタッフとキャストの他の映画
監督:ブライアンシンガー:『ユージュアルサスペクツ』
トム・クルーズ:『アウトロー』/『オブリビオン』/『コラテラル』
ビル・ナイ:『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』
トム・ウィルキンソン:『ロックンローラ』/『エターナル・サンシャイン』
トム・ホランダー:『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』
*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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