
アバウト・タイムは女性の大好物。
【ストーリー】
自分に自信がなく恋人のいないティム(ドーナル・グリーソン)は21歳の誕生日に、父親(ビル・ナイ)から一家の男たちにはタイムトラベル能力があることを告げられる。恋人を得るため張り切ってタイムトラベルを繰り返すティムは、やがて魅力的な女性メアリー(レイチェル・マクアダムス)と恋をする。しかしタイムトラベルによって生じたアクシデントにより、そもそもメアリーと出会っていなかったということになってしまい……。
【キャスト】
ドーナル・グリーソン:ティム
レイチェル・マクアダムス:メアリー
ビル・ナイ:ティムの父親
トム・ホランダー:ハリー
マーゴット・ロビー:シャーロット
リンゼイ・ダンカン:ティムの母親
リディア・ウィルソン
リチャード・コーデリー
ジョシュア・マクガイア
ウィル・メリック
ヴァネッサ・カービー
トム・ヒューズ
ハリー・ハデン=ペイトン
【スタッフ】
監督:リチャード・カーティス
製作総指揮:リチャード・カーティス/ライザ・チェイシン/アメリア・グレインジャー
脚本:リチャード・カーティス
音楽:ニック・レアード=クロウズ
2013年 124分
<シネマトゥデイより>
アバウト・タイムは男女で評価が分かれるはず。

あくまでも主観だけど、男女で評価に差が出る映画は割とある。
僕の大好きなジェイソン・ステイサムが主演の映画は女性からの評価が低めだ。
『メカニック』を一緒に見終わった時のテンションの差はえげつなかった。
多分ゴリゴリのアクションや王子様キャラじゃないのが原因だと思う。あとは頭皮か、、
逆に、女性は好きだけど僕はそこまではまらなかった映画もある。
『ラブ・アクチュアリー』がそうだった。
この映画女性みんな好きでしょ?色々な人に聞いたけど漏れなく好きな映画ランキングに入っている。
あともう1つ入りがちな映画がこれ。『アバウト・タイム 〜愛おしい時間〜』
この映画も全女性が好きなの?ってぐらいよく聞く。
調べて見たら監督・脚本が一緒。リチャード・カーティス。
この人は女性のツボが本当によくわかっている。男なのに。
この映画を見終わった時のテンションの差はえげつなかった。
女性は目がキラキラしてます。男性はそのキラキラした目に恐怖を感じるでしょう。
この映画は見るタイミングを間違えると人生が大きく変わります。まるでこの映画のように。
男性は気をつけてください。
結婚を考えているカップルには背中を押してくれる最高の映画です。
だが、遊びで付き合ってる奴(男)!気をつけろ!変なスイッチ入るから!気軽に見るな!
アバウト・タイムはレイチェル・マクアダムスのずっと甘いお話。

この映画はドーナル・グリーソン演じる主人公ティムがタイムトラベルを駆使して幸せを掴むお話。
何でタイム・トラベル出来るのか?21歳にならないと出来ないのか?副作用は?父親が過去を変えた場合どうなるの?、、、
色々と疑問に思うけど、その辺の細かい所は無視しましょう。そういう映画ではないので。
この過去へのタイムトラベルを駆使して、レイチェル・マクアダムス演じるメアリーと出会い、恋をし、結婚するんだけど、、
批判覚悟で書きますが、これって良いお話かな?
ティムは優しくて良い奴なんだけど、奥手で情けないタイプ。
そんな彼がタイムトラベルが出来るようになって好きな子を落とすんだけど、上手くいったらやり直しってのが気軽すぎるなーって思っちゃいました。
初めてのセックスでも3回やり直します。この辺でちょっと冷めた。
プロポーズでもやり直し。
なので、この恋は全てが上手く行きます。失敗したらやり直せるから。
1回目は相手の望みを聞いて、2回目で成功させる。
相手はタイムトラベルの事なんて知らないから万事上手く行き幸せ。
だからこの映画は甘いシーンの連続だ。2人の恋に上手くいかない所なんてないから。
女性は常に幸せになるメアリーに羨ましいなって思うかもしれない。
僕はそれがちょっと胃もたれしてしまった。
ティムに何かしらの罰を与えてくださいと思った男は多いはずです。
タイムトラベルには何かしらの制限や副作用がないと緊張感でないなー。
『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』は親子の話だ!

こんな僕でもこの映画を嫌いになれないのは父親の存在があったからだ。
ビル・ナイ演じる父親がいいんです。包容力ってこの人の為の言葉なのかな。
ティムへの愛を隠そうとしない。結婚式のスピーチでは1回めは納得いかず2回やりましたからね。
この家系の男はみんな過去へタイムトラベル出来ます。
ストーリーの終盤、末期癌を患ってからの関係がぐっときます。
親子は過去へのタイムトラベルが出来るので会おうと思えばいくらでも元気な姿で会える。
でも、戻れなくなる理由が出来る。説明すると長くなるので気になる人はこちらへ→wiki
父親は親父には愛されなかったと言ってはいたけど、過去に同じ経験があるからか受け入れます。今日が最後かと。
その時の2人の時間が愛おしくて、、この映画の主題はラブストーリーじゃなかった。親子の話しだった。
アバウト・タイムの絶妙なキャスト。ドーナル・グリーソンとレイチェル・マクアダムス

この2人のキャストは絶妙でした。
2人ともいい意味であんまりイケてない。近所にいそうな雰囲気。
ドーナル・グリーソンは父親(ブレンダン・グリーソン)はあんなに恰幅がいいのに、息子は痩せぎすで赤毛で親子なの?って感じですね。
メアリーの幸せしか考えない優しさが滲み出ちゃうタイプのいい人キャラがよく似合ってた。
マーゴット・ロビーに誘われても浮気しないのは偉い!あんな人に誘惑されたら普通勝てない!
レイチェル・マクアダムスは終始可愛いですね。同性受け必至です。
切り過ぎた前髪とか、何回もドレスを着替える所とかね。いちいち可愛いです。
キラキラし過ぎてない所が同性の共感を得た所だと思います。
この映画の成功は同性から好かれるキャラをレイチェル・マクアダムスが演じれた所にあると思う。
『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』のまとめ

嫌いな人はいない映画だと思います。
イギリスの街並みは綺麗だし、話も複雑ではなく理解しやすいです。
最後の終わり方も綺麗に終わらせました。
過去に行きまくった人物が言う、日々を大切に生きよう。
ただ、見終わった後のテンションに差は出ます。
くれぐれも男性は気をつけてください。
相手から一緒にこの映画を観ようと言われたら覚悟をしましょう。
受け入れるか、笑って流されるかで相手は見極めているかもしれません。
この映画はある意味でジャンルはホラーです。
PrimeVideoで配信中。
『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』のスタッフとキャストの他の映画
監督:リチャード・カーティス:『ラブ・アクチュアリー』
ドーナル・グリーソン:『バリー・シール/アメリカをはめた男』
レイチェル・マクアダムス:『アロハ』/『サウスポー』/『ミッドナイト・イン・パリ』
ビル・ナイ:『ワルキューレ』
トム・ホランダー:『ワルキューレ』
*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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