美人姉妹以外は特に、、、
【ストーリー】
シングルマザーのローズ(エイミー・アダムス)は、ハウスキーパーの仕事をしながらオスカー(ジェイソン・スペヴァック)を育てている。彼女の妹(エミリー・ブラント)はいまだにアルバイト生活をしながらの実家暮らし。ある日、息子が小学校を退学になったのをきっかけに、姉妹は事件現場のクリーニングというヤバそうな仕事を始める。
【キャスト】
エイミー・アダムス:ローズ・ローコウスキ
エミリー・ブラント:ノラ・ローコウスキ
ジェイソン・スペヴァック:オスカー・ローコウスキ
メアリー・リン・ライスカブ:リン
クリフトン・コリンズ・Jr:ウィンストン
エリック・クリスチャン・オルセン:ランディ
ケヴィン・チャップマン:カール
スティーヴ・ザーン:マック
アラン・アーキン:ジョー・ローコウスキ
ジュディス・ジョーンズ
エイミー・レッドフォード
【スタッフ】
監督:クリスティン・ジェフズ
脚本 :ミーガン・ホリー
2009年 91分
<シネマトゥデイより>
サンシャイン・クリーニングはさらっと見れる美人姉妹のドラマ。
サンシャイン・クリーニングの紹介で『リトル・ミス・サンシャイン』の制作チームが、、、
みたいな文言がほぼ間違いなく入っている。
これは『ルビー・スパークス』の時も言ったけど、、余計だから。
監督や脚本家が一緒ならいいんだけど、監督も脚本家も違う映画なのにこんな紹介すんな!
無駄に比べちゃうし類似点とかも探しちゃうからさ、、勘弁してください。
っで、サンシャイン・クリーニング。
キャストは豪華です!
そして絶妙!
エイミー・アダムスとエミリー・ブラントを姉妹にしようと考えた人に拍手を贈りたい。
彼女らのイメージとして強くて綺麗!
そんな2人がサンシャイン・クリーニングにはよく似合っていた。
そしてお父さん役にアラン・アーキン。
この人が家族にいるだけで普通じゃない感じがするのは何故だろう。
抜群に似合ってました!
これだけ豪華なキャストですが、91分という非常に短い時間から分かるようにサクッと見れます。
サクッと見れるわりにはちょっと内容を詰め込みすぎて一つ一つのエピソードが薄くてモヤモヤと、、、
サンシャイン・クリーニングは美人姉妹を眺める映画でした。
サンシャイン・クリーニングのストーリー(ネタバレ)
シングルマザーのローズ(エイミー・アダムス)はハウスキーパーの仕事をしつつ、息子のオスカーを学校に通わせていた。
ローズの妹ノラ(エミリー・ブラント)は学歴もなく仕事も長続きしない。
母親は幼い頃に自殺して、その事が2人の心の重しとなっていた。
そんな2人がオスカーの問題行為により学校を辞めさせられ、市立の学校に通わせる為に事件現場のクリーニング事業を立ち上げる。
名前はサンシャイン・クリーニング。
ローズは不倫相手の警察官マックからクリーニング事業が良い金になる事を聞いていたのだ。
事件現場クリーニングの素人の2人だったが、掃除道具専門店のウィンストンの助けを借りて徐々に事業は軌道に乗る。
ある日、ローズは高校時代の同級生が主催する結婚前祝いのパーティーに行こうとする。
だが、直前に大きな契約に結びつきそうな業者からクリーニングの依頼をされる。
ローズは現場をノラに任せ、後で合流すると言いパーティーに出かける。
だが、お金持ちで幸せそうな同級生達と一緒にいるのは居心地が悪く途中で帰る。
現場を任されたノラは不注意により事故現場を全焼させてしまうのだった。
この事故により姉妹は不仲に、そして事故による借金からサンシャイン・クリーニングを廃業する事に。
オスカーの誕生日、久しぶりに姉妹は顔を合わせる。
ローズは高校時代の同級生に”事業を成功させた幸せな自分”を見せたくて仕事を疎かにした事を謝る。
ノラは事故の事を謝り、そして母親代わりをしなくていいとローズを解放する。
ローズはその後ハウスキーパーの仕事に戻る。
ノラは車で長期放浪の度に出た。
姉妹の父親のジョーは家を売り払い、バンを購入する。
そこには”ローコウスキ・クリーニング”と書かれていた。
父と娘で事件現場清掃を始めるのだった。
サンシャイン・クリーニングは細かいエピソードが薄い気が、、、
姉妹が事件現場清掃→事故を起こし廃業、喧嘩→仲直りして再出発。
こんな話です。
サクッと見れて、ちょっと感動し、なんかちょっと良かったなって映画でした。
ただ、サンシャイン・クリーニングは何で91分と短くまとめてしまったんだろう。
サクッと見れて良いんだけど、物足りなさを感じてしまった。
特に姉妹の心の重しとなっている母親の存在。
母親は自殺をした。
その現場をローズは発見し、ノラには見せなかった。
母親は過去にテレビ映画に端役として出演した過去がある。
でも姉妹はその映像を見たことがなかった。
サンシャイン・クリーニングの終盤、姉妹は遂にテレビで母親の映像を見る。
涙を流す姉妹。
バンの中で母にメッセージを送るローズ。
それを見る僕は少しポカンとしてしまった。
本来なら感動するはずの場面に違いない。
でも、姉妹と母のエピソードが無さすぎるのだ。
確かに母親が自殺するのはショッキングな出来事だけど、その事実だけでここまでエピソードに盛り込まなくてもと思ってしまった。
父親のジョーは自殺した妻についての言及はないし。
家族にとって母親がどんな存在で、どんな役割だったのかを知りたかったな。
そして、ノラの遺品を娘に渡しに行くエピソード。
非常に中途半端。
自殺した現場のクリーニングに行った姉妹は鞄を見つける。
その鞄には自殺した人の娘の写真が入っていて、ノラはおせっかいにもその娘に母親が自殺した事実を伝えに行く。
変な関係になってしまい、最後まで自殺の事を言い出せなかったノラは意を決して自殺の事を伝える。
だが、伝えられた側は母とは絶縁していて、そんな遺品もいらなかったのだ。
そして遺品を突き返され、もう連絡しないでと言われる始末。
このエピソード必要だったかな?
もし、この後にノラがその娘を説得して、母親の大事さとかを語るならまだ分かる。
ノラは知らないうちに母親を亡くし、母との思い出がないから。
だから遺品だとしても母親との繋がりは持っておいた方がいい。
って感じで話すんなら必要だったかもしれない。
でも、娘はそのままフェードアウト。
なんなんだよこのモヤッとしたエピソード!
片腕がないウィンストンのエピソードもないんかい!
めっちゃ面倒見良いし、プラモデルめっちゃ作ってるし、ちょっとローズに気がある感じだったんですけど。
『サンシャイン・クリーニング』のまとめ
人生負け組一家の成長ストーリーです。
ローコウスキ家ははっきり言って負け組です。
ローズは高校の時はチアリーディングのスターだったけど、今や見る影なし。
ノラは定職に就かず学歴もない。
ジョーはポップコーンや冷凍エビを販売する謎のビジネスをするが失敗。
オスカーは退学。
外から見ると結構不幸な家族かもしれない。
でも、彼女らは常に前を向いている。
それが軽さを出してくれて良かった。
何か目標があれば人は頑張れるんだと思わせてくれる映画でした。
ただ、事件現場クリーニングっていう面白そうな仕事だったのに、それがあまり生かされなかったのは残念だった。
U-NEXTで配信中。
『サンシャイン・クリーニング』のキャストの他の映画
エイミー・アダムス:『オン・ザ・ロード』/『ノクターナル・アニマルズ』/『ザ・ファイター』
エミリー・ブラント:『LOOPER/ルーパー』
*本ページの情報は2019年3月時点のものです。
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