2018年8月にブログを始めてあっという間に年末です。
5ヶ月間毎日更新できました。
それはこんなしょうもないブログでも見に来てくれる人がいるからです。
本当にありがとうございます。
この時期になると新作映画ベストテン!
みたいな映画ブロガーさんの記事が楽しみですが、僕は映画館には仕事上ほとんど行けないので、、、
ブログで紹介した中から2018年映画のベストテンを紹介しようと思います。
なので紹介している映画は全て配信されています。
気になったらすぐに見れる作品だけです。
ちなみに今年の総鑑賞数は280本!
ブログ記事が151本!
もっと早くブログ始めとけばよかった、、、
10位.『ラースと、その彼女』リアルドールとの恋愛映画。
好きな人と嫌いな人がはっきりと分かれる映画です。
ただ、リアルドールとの恋愛映画を作ろうとした事が凄くないですか?
リアルドールってだけで嫌悪感を示す人もいるでしょ?
この映画では描いてないけど、まあそういう目的のお人形ですからね、、、
まあそれはいいや。
この映画の好きな所は安易な笑いに逃げてない所。
エミリー・モーティマーの激怒です。
真剣にリアルドールと主人公の繋がりを描きます。
ちなみに繋がりに変な意味はないです。
心に傷を負っている主人公を声を枯らしながら叱ります。
これって意外とないでしょ?
感情爆発で叱りますからね。
見た後は心が温まるという陳腐な言い方しか出来ないですが、心が温まります。
舞台は真冬。
この時期にピッタリなので寒いうちに見てください。
U-NEXTで配信中。
9位.『真実の行方』最後のオチだけで名作入り。
主演はリチャード・ギア。
でも印象に残るのはエドワード・ノートン。
彼のデビュー作であるこの映画はラストのオチだけで名作入りしています。
はっきり言って途中までは面白くない。
だるいなー緊張感ないなーリチャード・ギアのジゴロキャラうざいなーと。
でも、最後。
それまで油断させといてのエンディング。
これはゾクッとしました。
そして気分が悪くなる。
何も予備知識を入れずに見てほしい映画です。
この記事を見ている時点でそれは叶わないのですが、、、
U-NEXT/Netflixで配信中。
8位.『おとなのけんか』コメディ嫌いな人も是非。
豪華キャストによる80分の密室コント。
子供の喧嘩がきっかけで集まった2組の夫婦。
最高です。
最初は夫婦対夫婦なのだが、状況によって変わっていく。
時には3対1だったり、夫婦同士だったり、夫同士で意気投合したり、嫁同士で意気投合したりと、、
見終わった後に何も残りません。
日本ではコメディ映画はほとんどヒットせず、ビデオスルーが多い現状。
でも、この映画だけは見てほしい。
ただ、下品で派手なだけのコメディとは全く違います。
ただ、少し汚い描写もあるので注意が必要ではありますが、、、
U-NEXTで配信中。
7位.『はじまりへの旅』破天荒だけど普通のお父さん。
まともでクレイジーなお父さんが妻の葬儀の為に街へ繰り出す映画。
子供達を学校に行かせてない。
幼い子にセックスについて詳細な説明をする。
覚せい剤の説明も細かくする。
子供が崖登りでピンチに陥っても助けに行かない。
ふりちんで老夫婦に挨拶。
家族全員で万引き。
普通じゃないでしょ?
こんなクレイジー父ちゃんも悩むんです。
子供達について。
これでいいのだろうか?
俺は間違っているのだろうかと。
この映画を消費社会のアンチテーゼなどと小難しい考えで見るのはやめよう。
そう見ると陳腐に見えてしまう。
親父が子育てに悩む普通に良い映画です。
U-NEXT//Hulu/PrimeVideoで配信中。
6位.『マンチェスター・バイ・ザ・シー』命の重さを丁寧に。
137分あるこの映画。
明るい描写は多分全部で10分ぐらい。
ずっしりと重い映画だ。
「乗り越えられない。つらすぎる。ごめんよ。」
主人公が兄の死を乗り越えるのではなく、乗り越えられない。
死を乗り越えて強く生きる映画はよく見るが、
乗り越えられないと伝える映画は少ない。
しかし、どちらがリアルかといえば僕は後者だと思う。
人の死は簡単に乗り越えられないものだ。
そして乗り越える必要もない。
主人公のケイシー・アフレックがアカデミー賞主演男優賞を受賞したのも納得です。
PrimeVideoで配信中。
5位.『マネーボール』鳥肌の連続。
ブラッド・ピット演じるメジャーリーグGMの話。
「もはや野球はスポーツではなく、金銭ゲームになってしまった」
こう嘆かれていたメジャーリーグに一石を投じたある男の信念の物語です。
ブラッド・ピットの抑えた演技と、下ネタを一切言わないジョナ・ヒルの演技に鳥肌が立ちます。
ありえない試合展開に鳥肌。
野球に興味がなくても見ましょう。
ちょっとしんどいかも知れないけど、、、
Netflixで配信中。
4位.『ファイト・クラブ』かっこいいの基準。
かっこいいを突き詰めた映画です。
男でこの映画が嫌いな人はいないでしょう。
どんなに普段は真面目な人でも、この手の破滅的な願望はあるはず。
物質主義や拝金主義への批判もある。
北欧の家具や、アップルのパソコン、クレジットカード会社のビル、大手コーヒーチェーン店は破壊される。
でも、最初はこの映画を見てそんなメッセージを受け取らなくていいです。
単純に かっこいい男達が殴り合い、かっこいいセリフを吐き、かっこいい振る舞いをする。
ただそれだけの映画として受け取っていいです。
それが浅いとか言う人もいるけどね。
無視です。
PrimeVideoで配信中。
3位.『ラブ・アゲイン』ラブコメで1番。
この映画がラブコメで一番好きです。
もちろんただのラブコメ映画ではありません。
1組の男女が付かず離れずみたいな映画ではないです。
なんせ登場人物が沢山いて、それぞれが恋をしていますから。
それでも話は複雑にならず分かりやすい。
何故ならそれぞれのキャラが立っているから!
全員が愛おしい!
さらに男女同士の話だけかと思えば、親子の絆や男同士の友情も描かれる。
こんなに素晴らしいラブコメはありません!断言します!
U-NEXT//Hulu//PrimeVideo/Netflixで配信中。
2位.『ソーシャル・ネットワーク』天才と秀才と友情。
デヴィッド・フィンチャーで一番好きな映画です。
フェイスブックの成功物語ではあるけど、印象に残るのは親友との友情だ。
天才のマーク・ザッカーバーグ。
秀才のエドゥアルド・サベリン。
彼らの繋がりが丁寧に描かれる。
互いに不幸な結末を迎えるが、どちらかが悪い訳ではない。
この映画は絶対に若いうちに見とくべき映画である。
これを見て少しでも熱くなった人はどんな事でもいいからスグに動くべき。
時間のある若いうちに。
U-NEXTで配信中。
1位.『アメリカンヒストリーX』名作は色褪せない。
マイベスト映画です。
この映画は作られてから20年経っている。
でも、今だから見るべき。
白人至上主義の主人公の変化を中心に描いている差別がテーマの映画。
この差別には白人や黒人だけでなくメキシコ人やユダヤ人なども含まれる。
これらの差別は日本で生まれ日本で育った人には完全には理解出来ないだろう。
本やニュースで見聞きしていても、そこに温度は伴わないからだ。
そんな人でもこの映画を見たら考えさせられるはず。
見た後は何か重い物を心に落とされる。
はっきり言うと疲れる。
それでも今見なければいけない。
世界に難民が溢れ、トランプ大統領がメキシコに壁を作ろうとし、EUが移民で頭を抱えている今だからこそ。
U-NEXTで配信中。
2018年 Cinemovie.総括
好きなキャスト、好きな監督の作品がトップ10を占めました。
そして、どれもが名作と呼ばれてもおかしくない作品だと思います。
言ってしまえば非常に面白みのない選択。
わざわざお前が選ばなくてもいいだろって作品ばかり。
でも、名作はやはり名作だ。
これらを敢えて評価しない映画好きにはなりたくない。
ではでは、来年もよろしくお願いいたします。
*本ページの情報は2018年12月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。