『ジェーン・ドゥの解剖』 ☆☆☆☆☆ 鈴がチリーンて、、、 ネタバレ映画レビューブログ

ジェーンドゥの解剖 ☆☆☆☆☆




ジェーンドゥの解剖

鈴がチリーンて、、そりゃそうだろ!

【ストーリー】

とある一家が無残にも殺害された家の地下で身元不明の女性の変死体が見つかり、検死することになったトミー(ブライアン・コックス)と息子オースティン(エミール・ハーシュ)。死因を調べるため解剖を進めるにつれ、驚くべき事実が次々と明らかになる。やがて、親子に不可解な現象が襲い掛かり……。

【キャスト】

エミール・ハーシュ:オースティン・ティルデン

ブライアン・コックス:トミー・ティルデン

オフィリア・ラヴィボンド:エマ

マイケル・マケルハットン:バーク保安官

オルウェン・ケリー:ジェーン・ドウ

【スタッフ】

監督:アンドレ・ウーヴレダル

製作総指揮:スチュアート・フォード/マット・ジャクソン/スティーヴン・スクイランテ

脚本:イアン・ゴールドバーグ/リチャード・ナイン

音楽:ダニー・ベンジー/ソーンダー・ジュリアーンズ

2016年 86分

<シネマトゥデイより>

ジェーン・ドゥの解剖は裏切りが少なすぎる。

ジェーンドゥの解剖

ホラー映画は苦手です。

ジェーン・ドゥの解剖を見て改めて思いました。

あまり楽しめなかった。

ジェーン・ドゥの解剖、公開当初ちょっと話題になりましたね。

ポスターが怖かった記憶があります。

イケてるミニシアターで上映してました。

そしてタイトル『ジェーン・ドゥの解剖』絶対に良くない事が起こりますよね。

解剖やめとけって。

ほっとこうよ。

ホラー映画なので当然色々な事が起こるのですが、そりゃそうなるよなの連続。

伏線がわざとらしいんです。

ジェーン・ドゥの正体も。

まあそこが主題じゃないからいいのか。

そして超常現象ね。

死体が歩いたり、急に襲われたり、家から出れなくなったり、、、

これらはそういうもの!と割り切らなきゃいけないんだけど、無理!

こんなん無敵じゃん。絶対勝てないじゃん!逃げようないじゃん!

って思ってたら、本当に全員殺されるしね。

これは僕のせいだ。

ホラー見ちゃダメ。

理屈を考えるなって。

ホラー好きの方なら楽しめるはず。

グロいのが苦手じゃなければ。

解剖されてく話なので、普通にお腹を裂きますし、頭も開けますし、内臓も取り出しますし、肋骨も切ります。

でも痛々しくはないので、単純に気持ち悪いって感じです。

それが大丈夫なら楽しいはず!

ジェーン・ドゥをどんどん解明していく検視親子。続編への含み。

ジェーンドゥの解剖

タイトルの”ジェーン・ドゥ”は解剖される女性の事で、身元不特定の場合つけられる名前。

日本だと”名無しの権兵衛”みたいなものです。

このジェーン・ドゥが一家惨殺事件の起きた家の地下で見つかる所から物語は始まる。

司法解剖を生業としている一家の元に運び込まれるんだけど、この死体は不審な所だらけ。

・外傷なし。めちゃめちゃ綺麗。

・死後硬直なし。

・お腹を裂いたら血が吹き出る。普通はでません。

・舌が切り取られている

・異様にくびれたウエスト

・内臓が傷だらけ

・膣も傷だらけ

・手首、足首の関節が粉砕されている。

・肺が黒く焼けた跡がある

・胃に謎の模様の布が入っている。儀式的な模様や文や数字が書いてある。

・皮膚を剥ぐと同じ模様が描かれている。

他にもあるのですが、ざっとこんな感じ。

全部魔女への伏線です。

はは〜ん。こいつ生きてるわ。絶対生きてる。←その時の僕の感想。

胃の中から出てきた布の模様や、体の異変を見つける度にこの親子も色々と気づき出す。

これは普通の死体じゃない。

なんだこの布は?みたいな感じで。

さらに解剖を続けていくと、不審な事が起こり出す。

飼っていた猫が死んだり、照明が割れたり、家から出れなくなったり、まあよくある展開ですわ。

そこからこの死体が原因だ。

こいつを解剖し始めてからおかしい。

脳を切り取って調べてみたら生きてると発覚!←やっぱり!

心臓を取っているのに。

火もつけたのに死なない。

そこで胃から出てきた布を詳しく調べると数字や模様が書いてあった。

そこには”レビ記 20章 27節”と書いてある。しかもその本は部屋にある!←何でやねん!

そこにはこう書いてある。

“霊媒や口寄せをする男や女がいたら”

“必ず殺さねばならない”

“その者たちは魔女だ 自身の血の責任を負わせよ。”

“17世紀のアメリカ北東部 ニューイングランドだ。”

急に謎解いたー!ジェーン・ドゥは魔女だー!やべー!

しかも彼女は過去に拷問されてるー俺も解剖したー。

彼女は拷問や解剖の痛みを感じてるー(生きてるからね)

彼女の目的は、我々に同じ痛みを与えること。やべー

たまたま関わっただけで復讐されるー。理不尽ー

親父が犠牲になります。

息子には手を出すなと伝えて。

そこから親父の手首足首が粉々になり、体もバキバキに折れる。目もグレーに。

ジェーン・ドゥちょっとづつ生気を取り戻す。

体は綺麗に目は黒に。

ジェーン・ドゥが再生していく途中に息子が父親をハサミで刺して殺す。

これでジェーンドゥも死ぬはずだと思い。

ちょっとよく分からない。

でも最後は息子も無残に殺され終了。

ジェーン・ドゥは次の司法解剖場所に運ばれる。不幸は続く、、、


なんだこのストーリーは、、まあそんなのを楽しむ映画ではないのか。

決して破綻はしてないけど、なかなかご都合主義のオンパレード。

急な謎解きに突っ込んだりしてはいけないし、レビ記が置いてある部屋に突っ込み入れちゃいけない。

足首に着けた鈴がチリーンて、、これは分かりやすすぎだろ!暗闇でチリーンチリーンて。

だって前半で死体に鈴を括り付けるのを丁寧に説明するんだもん。

あとは親父ばっかり痛めつけられてたのがね。

不謹慎にも笑ってしまった。

いっつも親父なんです。

やられるの。

親父が主に解剖してたからだと思うけど、、流石にかわいそうだった。

最後の遺言も無視されるしね。魔女容赦ねー。

ストーリーはまあホラーの定番です。

そこを楽しむ映画じゃないです。

バッドエンドも良かった!

続編をちょっと匂わせる感じ。

でも次はもっとB級テイストで魔女と対決!みたいな方が見たい!エクソシスト的な!

ジェーン・ドゥの解剖は地味にちょっとだけ豪華。

ジェーンドゥの解剖

エミール・ハーシュとブライアン・コックス。

地味に豪華でしょ?たった86分のホラー映画にこの2人が出てるなんて。

エミール・ハーシュなんて『イントゥ・ザ・ワイルド』の主演ですよ。

こんなB級ホラーに出るなんて。

好きになりました。

華がないって言ったら語弊があるけどこの2人は適任でした。

検死する親子に華がある方が違和感あるし。

『ジェーン・ドゥの解剖』まとめ

ジェーンドゥの解剖

ホラー好きなら楽しめると思う。

変に突っ込みや粗探しをしないで楽しみましょう!

お腹は開かれ、臓器は取られるけど、綺麗な死体ってのは新しい。

U-NEXT/PrimeVideo/Netflixで配信中

『ジェーンドゥの解剖』のスタッフとキャストの他の映画

監督:アンドレ・ウーヴレダル:『トロールハンター

エミール・ハーシュ:『イントゥ・ザ・ワイルド

ブライアン・コックス:『25時』/『マッチポイント


*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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