一人で見よう。怖い変態おじいちゃん。
【ストーリー】
街を出るための資金が必要なロッキーは、恋人マニー、友人アレックスと共に、大金を持っているといううわさの目の見えない老人の家に忍び込む。だが、老人(スティーヴン・ラング)は、驚異的な聴覚を武器に彼らを追い詰める。明かりを消され屋敷に閉じ込められた若者たちは、息を殺して脱出を図るが……。
【キャスト】
ジェーン・レヴィ:ロッキー
ディラン・ミネット:アレックス
ダニエル・ゾヴァット:マニー
スティーヴン・ラング:盲目の老人
【スタッフ】
監督:フェデ・アルバレス(死霊のはらわた)
製作総指揮:ネイサン・カヘイン/ジョー・ドレイク/エリン・ウェスターマン/J・R・ヤング/マシュー・ハート
脚本:フェデ・アルバレス/ロド・サヤゲス
音楽:ロケ・バニョス
2016年 88分
<シネマトゥデイより>
ドント・ブリーズの被害者は同情の余地がない3人組。
ドント・ブリーズは面白い。
88分と短い映画だがもっと短く感じた。
タイトルの『ドント・ブリーズ』は見てる側の気持ちをタイトルにつけたのかな、と思うぐらい息を飲むシーンばかりです。
逃げる先々で盲目でマッチョな拳銃片手のおじいちゃんにでくわしますからね。
おじいちゃんの先読み力の凄さ。
さすが元軍人。
登場人物達は割とドントブリーズなシーン少な目です。
普通に話すし物音立てるし。
もう少し注意しなさい。
おじいちゃんも説明では驚異的な聴覚を持っているとなっていますが、そんな事はなく、ちょっといいぐらいです。
ただドント・ブリーズは見ていてあまり気分は良くなかった。
まあホラー映画で気分爽快になるのもおかしな話ですが。
まず強盗する3人組。
こいつらに同情の余地なし。
おじいちゃんに襲われてかわいそうなんて全く思わない。
主人公のジェーン・レヴィ演じるロッキー。
家庭が悲惨で、母親とクズな同居人から妹と一緒に逃げるためにお金が必要。
だから強盗を繰り返している設定ですが、家庭が悲惨だから強盗してもしょうがないなとは全くならない。
強盗を楽しんでる部分もあるし。
ロッキーの彼氏マニー。
よくいる悪党。
この3人組のリーダー的な立ち位置。
こいつすぐに殺されるなと思ったらすぐに殺されました。
定番の展開です。
ディラン・ミネット演じるアレックス。
この子が唯一かわいそうではあった。
気弱な男の子で、親がセキュリティー会社勤務。
そのお陰でセキュリティーに関してちょっと詳しい。
ロッキーの事が好きで彼女の為に強盗を手伝うけど、終盤に殺されます。
油断しすぎだろとは思わずにはいられない展開です。
もっとちゃんと縛っとけよ。
ヤバイおじいちゃんなんだから。
こんな3人が襲われた所で自業自得以外の言葉が見つからず、殺されるシーンでもかわいそうとは思わなかった。
ドント・ブリーズの主役。盲目のおじいちゃんは変態。
ドント・ブリーズの盲目のおじいちゃん。
本来は被害者のはず。
強盗に入られたのだから。
それでも全くかわいそうとは思わない。
なぜなら超がつくほどの変態だった。
途中まではこれはおじいちゃんが被害者だ!若者達を殺しても何も悪くない!やってやれと思っていた。が、
終盤にとんでもない変態だったと明かされる。
このおじいちゃんはかつて交通事故で娘を亡くしている。
交通事故を起こした女性は裁判で無実になり釈放されていた。
多額のお金を払ったらしい。
その女性をおじいちゃんは誘拐して、家の地下室で縛り上げて飼っていたのだ。
何で飼っていたのか。
子供を産ませる為。
娘を奪ったんだから新しい娘を産んでもらおうという。
ね、気持ち悪いでしょ。
この飼っていた女性は、強盗達とのトラブルに巻き込まれておじいちゃんに撃ち殺されてしまう。
そして、その女性は妊娠していたのだ。
でも、おじいちゃんはレイプはしない。
そこは胸を張って言ってました。
じゃあどうやって妊娠させるか。
注射器で精子を注入します。
冷蔵庫にめちゃめちゃ精子を保存しています。
女性なら気が狂う展開だったと思います。
ロッキーも危うく注入されそうだったけど何とか逃れました。
でも、めちゃめちゃ切れてた。
ホントこの映画一人で見ていてよかった。
ドント・ブリーズのエマ・ストーン。ジェーン・レヴィ。
主演のジェーン・レヴィはドント・ブリーズで初めて知った。
エマ・ストーンをもっと身近にした感じというか、華を抑えた感じというか、この映画にピッタリのB級感でした。良い意味で。
この子が可愛すぎたりしたら駄目だったと思う。
可愛い子に暴力を振るうおじいちゃんなんて10:0でおじいちゃんが悪になってしまう。
この映画はこの女の子も悪なのだ。
この女の子のせいで唯一の良いやつアレックスも巻き込まれたわけだし。
その辺にいそうだな感。
でも可愛いというジェーン・レヴィは素晴らしい。
『ドント・ブリーズ』のまとめ。続編の含み。
ドント・ブリーズはいい人がいない。
こいつ頑張れ!とはならない。
不快な気分になる映画です。
それでも88分間目を離さずに見てしまう面白い映画。
ドント・ブリーズは最後、おじいちゃんは生きてましたってニュースで終わっている。
続編を期待させる終わり方だ。
でも、この映画の続編は絶対に作らないでほしい。
確実に期待を下回る映画になるし、こんなサイコパスなおじいちゃんはもう見たくない。
もし次回作におじいちゃんの娘が出てきたらと想像するとゾっとする。
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*本ページの情報は2018年10月時点のものです。
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